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あの歌この歌 みんなイギリス人だった!


昨日は、エイミー・ワインハウスのことを書きました。

彼女がどこの国の人か知っていますか?

答えは、タイトルの通りイギリス人です。

ロンドンの街の中に、彼女の像が街にあるんですが、

訪れてみたい場所の一つです。


イタリアに来て、彼らが好きな音楽を聴いていると、

初めて気づいたことがありました。それは、

みんなイギリス人だった!


ゾッとしました。

今まで想像していた風景や情景は

どれもアメリカだったんです。



もちろん、擦り切れるほど聴いた

ビートルズやオアシスなどは知っています。

それ以外に、有名曲を聴くくらいの人たちは、

出身国なんて考えずに、雰囲気だけ味わっていたので、

深く考えることもありませんでした。


そもそも、日本にいたことは、

「みんなアメリカ人」

だと思っていたと思います。


そのくらい、日本はいつもアメリカ側を見ています。

情報も文化も流行もみんなアメリカから入ってくるから、

生まれたてのひよこのように、

発信がアメリカだから、疑わずそうだと記憶してしまったんです。

子どもの頃は、アメリがに憧れていました。

同級生で英語を話す子が側にいたことや、

字幕映画を見て育ったこと、音楽もテレビも

本場の英語のものを見聞きしてきました。

だから、全てアメリカから来ていると思っていたんです。

特に音楽は、同級生で話し合える仲間がいなかったので、

黙々と一人洋楽を聴き浸る日々。

誰にも教わることがなかったので、

それがアメリカ人以外の音楽だとは考えもせず

聴いていました。


イタリアに来て再生

イタリアで歌うことが好きな夫と出会い、

コンサートや仲間のバンド、カラオケなど

あらゆる種類の音楽に触れて来ました。

中でもこの街は、ロックとブルースの人気が高く、

友だちはこぞって同じ曲を毎週懲りもせずに奏でてきました。

かつて聴いていた音楽に再び触れるようになりました。


そして、ある時気づいたのです。

彼らが親しんで聴いているのは、

UKロックだったんだと。

イギリスのミュージシャンだった!

ここから並べる人たちは、イギリス人やここから広まった人です。

私も、またそうだったんだ!と確認しながら書いています。


アデル、
エド・シーラン
エリック・クラプトン
オリビア・ニュートン・ジョン
カルチャー・クラブ
ケミカル・ブラザーズ
サラ・ブライトマン
スパイス・ガールズ
ジェームス・ブラント
シーナ・イーストン
ジャミロクワイ
チャンバワンバ
ディープ・パープル
デュラン・デュラン
ビージーズ
ピンク・フロイド
ベイシティー・ローラーズ
ペット・ショップ・ボーイズ
ミーカ
レッド・ツェッペリン
ロッド・スチュワート
ザ・ローリング・ストーンズ

イタリアに来て、人気の楽曲や歌われ親しまれている曲が、

ほとんどイギリスのものだったんだと気付きました。

ビージーズは、ジョン・トラボルタ主演の

『サタデー・ナイト・フィーバー』の影響から

アメリカのバンドだと思い込んでいました。

同じく『グリース』で共演した、

オリビア・ニュートン・ジョンもアメリカ人だと…。


ディープ・パープルやピンク・フロイド、

レッド・ツェッペリン、ストーンズは、

イタリアでは年齢を問わず親しまれています。

このような曲を「エバーグリーン」と呼ばれ、

不朽の名作としてカテゴライズされています。


かつて、イタリアの田舎町で

ラジオのインターンシップを行った時に、

選曲の仕方の一つで、「エバーグリーン」と

英語で書いていた中から選んだ時は、

取り入れたい手法だと膝を打ちました。


また、クリームの時代まで遡って聴いていた

クラプトンが、イギリスだとは思いもよりませんでした。

あんなに聴いていたのに、

アメリカの景色を想像していました。

何だったんだろう…


私より上の世代の音楽を並べましたが、

自分の青春だった90年代のミュージシャンは、

スパイスガールズやジャミロクワイ、

チャンバワンバ、ペット・ショップ・ボーイズなど、

をMDに入れて聴いていました。

(今、隣にいる夫にMDの話をしたら、「知らない」と。

調べてみたら、日本のみで大流行したようです。)


と言うように、あの曲もこの曲もイギリスから

世界へ広まったんだと知りました。

今まで、どれだけボケーっと聴いていたのか。

音楽性や弾き方の特徴、ましてや英語の発音で

疑問に思わなかったのかと自分を疑いました。

無知って恐ろしいですね。

今再び、ビージーズの「若葉のころ」を聴いて、

想像する映像を塗り替えるのは難しいですね。

なんとか、イギリスにこじつけないと、

また忘れた頃に、イギリス人だったの⁉︎と驚きそうです。

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