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イタリア人は食べ過ぎている

先日イタリア雑誌のダイエット方法の特集で、「日本は朝食を抜く」という一文がありました。

 
イタリアではお昼にたくさん食べても、夕飯時間になったら必ず何かを食べます(半径5m調査)。彼らは "食事を抜く" ことを知りません。
 
「今夜は、お腹が減っていないから紅茶やクッキーだけにするヮ。」という会話を聴きました。

私はそれを聴いて、まだ食べる気なの⁈とツッコミを入れたのを覚えています。あんなにたらふく食べて、夕飯までに消化しきれていないのに、定刻になったので…ということなんでしょう。

これまでに食べないという選択をしてきた時に、夫から「少しでも良いから食べなよ」と言われることは何度もありました。それでも私は食べません。

彼らの胃袋は私のものとは違うんだと実感します。
 


イタリアンの食事ルール

本格イタリアンレストランで経験ある人も多いと思いますが、料理には出てくる順番があります。

前菜: ハムやチーズの盛り合わせ、スープなど

第一の皿: パスタやリゾット
 
第二の皿: 肉または魚料理

付け合わせ: サラダ、野菜のグリル、ポテトフライなど
 
ドルチェ: ティラミス、パンナコッタ、ジェラートなど

コーヒーや食後酒:グラッパやアマーロというお酒で締める
前菜
パスタ
ドルチェ


このような流れになります。全て食べないこともあります。前菜とパスタだけとか、前菜とお肉だけのように選べます。 
 
これはレストランに限らず家庭でも同じです。

ご覧になって分かるように、日本人には量が多いんです。
 
お茶碗一杯のご飯とお味噌汁に、おかずと副菜をつついていく文化とは全然違います。


白米とパスタの重さ 

我が家では一合を二人でわけます。炊き上がった白米はお茶碗一杯約150gです。

パスタはというと、一人前80gを量ります。茹でると約200gになるんです。
 
白米はこのまま食べられますが、パスタやリゾットはソースなどで味付けをします。 野菜や肉や魚が入るのでさらに量とカロリーと糖質は増えます。 

またこの料理の前後に、前菜やメインディッシュが来るんですから、 やっぱりお腹ははち切れるほどになります。

イタリアに来た多くの日本人は胃袋が大きくなっているでしょう。でも、極端に太った人は周りにはいません(半径5m調査)。
 
日本で育った人たちなら食べすぎないようにセーブしているのか、健康のために運動をしているのか。日頃から発酵食品や食物繊維を摂る習慣がある人も少なくないです。


イタリア人は好きなものを好きなだけ食べる。食事には重きを置いているので、優雅に食べる時間を大切にしています。


日本食は物足りない

夫が日本へ初めて来た時に定食屋さんへ入りましたが、お腹はいっぱいにならなかった様子。

焼き魚定食を食べても、夫からすると前菜だけのように感じたのかもしれません。私のものを少しあげました。
 
我が街自慢の讃岐うどんはおやつのような感覚だったのかも。おにぎりや天ぷらを足して、食後に何か食べたそうにしていました。

夫は太っているタイプではないですが、運動をずっとしていたので、新陳代謝が私の何倍も良く、朝と夕方に必ず間食を摂ります。

 
こんなこともあり、結婚当初はどれだけの量を作っていいのか掴めずにいました。
 
食後に足らないと冷蔵庫を開けることも珍しくなかったです。
 
また、作り置きしたくても残らないので、自分が思うよりたくさん作る必要がありました。
 

 

イタリアの日本食レストランでは多め

私が勤めているらレストランも友だちのラーメン屋も日本人経営の和食レストランでも、一人前の量を日本の一般的なものより量を多くしています。
 
お寿司のシャリの量、麺のグラム数、副菜の量など、私たちからすると二つ皿ですぐにお腹いっぱいになりそうなくらいです。
 
 
また、日本の料理を出す時でもイタリアンレストランのように、一皿ずつ運ぶことが喜ばれます。
 
一度に全部持っていくと、見た目でお腹いっぱいになり残すことに繋がるんです。

時間をかけて、ゆっくりじわじわ会話を楽しみながらお腹を満たしていく…

多くのsushi店は、食べ放題を行なっています。お腹がはち切れるほど食べるために行く人がいるくらい、それを楽しみにしているようです。

腹八分を知ってほしい反面、イタリアのように心ゆくまで食べる幸せもいいなとも思います。

 

私はこのような食べすぎる文化に持ったをかけました。明日は、16時間ダイエットの結果をお伝えします。

ではciao

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