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【帰国日記】レトロに魅了される年頃 ① 〜萬翠荘〜

松山旅行へ行った時のこと。

ホテルに着いてすぐさま近所の散策をしました。

裏側には、坂の上の曇りましたミュージアムがありました。

建築好きとしては興味深い建物でしたが、

戦争の内容だったのでまたの機会にすることに。


少し進むと何やら重要建築物が見えています。

洋館がぽつり 何かありそうな予感

萬翠荘 ばんすいそう

斜面を登っていく
紅葉しようとしています
向こうに日本家屋があります

夏目漱石が先生として松山へ赴任してきた当初、

宿として泊まっていた場所だとか。

ここからの眺めが美しいと、同級生である

松山出身の正岡子規に手紙を書いたという逸話も。


先へ進むと、現れました。

大正浪漫を今に伝える、日本が誇るフランス風洋館

萬翠荘は、大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる久松 定謨(ひさまつ さだこと)伯爵が、別邸として建設したものです。
陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった定謨伯爵好みの、純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が集まり、皇族方がご来県の際は、必ず立ち寄られたところであります。また、裕仁親王(後の昭和天皇)の松山訪問に合わせ、完成を急がせたとも伝えられております。
萬翠荘は戦禍を免れ、建築当時の様子をそのまま残す貴重な建築物として、昭和60年(1985年)に愛媛県指定有形文化財となりました。
その後、平成23年(2011年11月29日)に萬翠荘本館と管理人舎の2棟が国重要文化財に指定されています。
萬翠荘HPより

趣ある玄関口
一歩踏み入れると見事な階段
右側には広い客室

レストランとして使われていた時期もあったようです。

当時の豪華さを語るレトロな照明
こちらの部屋は白で統一
隣はシックに黒で落ち着いた雰囲気
こちら側にも暖炉。絨毯も見応えあり
来賓になったつもりで二階へ
手すりの滑らかなこと
ステンドグラスの大海原は
大志を抱かずにはいられない
模型
かつて句会が行われていた愚陀佛庵
現存せず
昭和天皇がここからステンドグラスを眺めたと
絵画と共に紹介されていました。
壁紙も美しい
概観右側
当時を意識してモノクロに
室内の温かなライトがまた映える


たまたま立ち寄った場所でしたが、

当時の豪華絢爛さを味わうことが出来ました。

松山はとても文学に根付いている場所。

至る所にその雰囲気を感じられ、

統一されている心地よさがありました。

何か作品を生み出せるような気分にもかられます。

何度も訪れたいと思わせる魅力的な街です。

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