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【イタリア】友人の誕プレに喜ばれた料理

イタリアで唯一の友人が先日誕生日を迎えました。

8月6日生まれ。
その日が原爆投下された日だとも知っています。

会社員である傍、画家でもあり、
先生として子どもたちにアートを教えています。

油絵を主にしていて、日本人女性や着物、
舞妓、日本画のようなデザインに傾倒し、
和を取り入れた絵を描いています。

そんな彼女は、日本文化にももちろん興味を持っており、
和食への関心も高く、好奇心旺盛です。
これまで、Sushi はもちもん、ラーメン、
餅、餡子、MUJI のスナックなど、
日本の味を紹介してきました。


毎年、誕生日にプレゼントを贈り合いするのですが、
今年も MUJI の商品を買おうと思っていましたが、
欲しい色が売り切れていたために却下。

日本の製品で気に入りそうなものを考えていましたが、
ピンと来るものがなかったために、
日本で人気の AESOP にしようと買いに行くと、
イタリアの田舎町では簡単に手に入らない。
ネットで買うには遅すぎると諦め、
美容店員さんおすすめのフェイスミストをしぶしぶ購入。

これだけでは、日本らしさがない…


そこで思いついたのが、
あるものを一緒に作ることでした。


それを作って持っていくのも良いのですが、
せっかくならば、一緒に作るのが思い出にもなる。

材料を持って、いざ突入!

ただ、会いに来ただけと思っている友人。
プレゼントを渡したあと、材料をテーブルの上に置きました。

リモートワーク中の友人は、「何⁉︎」と驚いています。

一緒に餃子をつくろう!


本当に⁉︎ ヤッター‼︎ 初めての餃子だー‼︎

まるで子どものように喜んでいます。
今から作るの⁈ そそくさとパソコンを片付け、
テーブルクロスを広げて料理できる準備をします。

夏休みでのびのびしている娘ちゃんと、
旦那さんの継子くんと4人で作ることに。


鶏肉餃子と、野菜だけのものと
2種類作ることにしました。

みんな意気揚々と手伝う気が満ちています。
では、野菜を切っていきましょう。
キャベツ、にんじん、ズッキーニ、混ぜる係。

それぞれのみじん切りに対する集中力が高すぎて静か…


娘ちゃん11歳も、危なっかしい手つきですが、
包丁の持ち方や手の置き方を教えると、
最後まで真剣に切っていきました。

具材を混ぜてできたところで、今度は包む工程。

皮を左手に取り、スプーン一杯の具を中心に乗せ、
周りに水をつけたら、すぐに包む。
この時、カーテンのようなひだをこうやって…

一度説明すると、みんな器用に作業しています。
飲み込みが早い!

単調な作業に今度はペチャクチャ会話しながら包んでいきます。

娘ちゃんに、夏休み何しているの〜?
友人に、ベルリンの旅はどうだった?
私、風邪引いたの〜
継子くんに、今何の勉強しているの〜?と、
他愛もない会話をしながら和気藹々と作りました。


およそ1時間で完了することができました。

初めてとは思えないほど上出来!
具材の量も大きさも完璧!
6つもひだを入れて作業が細かい!


実食は夕飯に。焼き方とタレの配合を説明して、
私は仕事へ向かうことに。

念願の餃子を一緒に作ることができ、友人は大喜び。

「こんなに素晴らしいプレゼントをしてくれる友だちなんていないヮー」と
強いハグとともに感謝を伝えてきます。

素直に言葉にできる人たちは愛嬌があっていいですね。

みんな一緒に作れると思っていなかったので、
さらに打ち解けられ、私も満たされました。



夜になり、餃子の写真が届きました。

フライパンの隣にパンの袋が。
一緒に食べたんだろうか…


「ありがとう!美味しく焼けた!でも、野菜が硬かったから
事前に火を通したほうがいいかもね!」と。


実は、イタリアのキャベツは日本のものに比べて硬いんです。
これまで白菜で作っていたのですが、夏なので手に入らず。

また、イタリアは、日本ほどシャキシャキ食感の野菜を食べません。
私の感覚だと、煮過ぎでくたくた。
だから、違和感があったかもしれません。

今度は、炒めてから包もうということになりました。
また白菜でも挑戦したいと思います。

次回は水餃子も食べて欲しいなぁ。
中華料理にも挑戦したいです。


また、友人と記憶に残る思い出ができました。

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