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【イタリア】ワクチンパス終了! でもマスクは継続 5月以降の変更点

現在 (2022/04/29)の、新型コロナウイルスの状況生活においての規制変更についてお伝えします。

【イタリアの感染状況】

現在の感染者       1.247.117人
新規感染者        58.861人 (前日 69.204人)
現在の回復者    14.998.689人 
新規回復者       60.951人
死亡者数         163.377人
一日の死亡者          133人 (前日 131人)
総合の感染者数    16.409.183人
重傷者          371人
一日の検査数は、381.239 (前日 441.526
)  陽性15.4%

日本の新規感染者は、36.672人
一日の死亡者数は、45人
重傷者は、173人

イタリアも日本も、この1ヶ月の状況は横ばいです。
今後、増えるのか減るのかも予想しにくいほどです。


2022年4月 現在までの規制

イタリアで現在行われている「マスク着用、ワクチンパスポート」などの規制についてです。

マスク

  • 公共交通機関 Ffp2マスク

  • 回復者や接触者 Ffp2マスク

  • 映画やホールなど娯楽施設 Ffp2

  • 病院や学校、商業施設・飲食店などマスクの指定なし


ワクチンパスポート 「グリーンパス」提示

  • 病院や医療施設

  • 飲食店の屋内利用

  • 職場

  • スポーツジム

  • 娯楽施設 (映画館・劇場)

  • 海外旅行


ワクチン接種

  • 全ての就労者

  • 50歳以上の市民


2022年5月以降の変化


  • 病院や医療施設でのマスク着用(6月15日まで延長)とワクチンパス提示

  • 医療従事者のワクチン接種は年末まで義務

  • 公共交通機関、屋内娯楽施設はFfp2マスク継続(6月15日まで)

  • 公共交通機関、商業施設、飲食店などグリーンパス不要

  • 職場でのマスク着用は5月4日に再検討

  • 教育施設のマスク着用 学年末 (6月頃)まで

  • 50歳以上の人は、ワクチン接種義務(6月15日まで)

  • リモートワークは6月30日まで延長


マスク着用なし:商店、スーパー、飲食店
マスク着用継続:医療施設、学校、官公庁、銀行、郵便局、美術館、図書館、スポーツ施設、美容関係施設、映画館、ホールなど

ワクチンパスポート提示なし:飲食店、屋内ジム、プール、パーティ、イベント、会議、ディスコ、ゲームルーム、映画館、ホール、職場、飲食店、飛行機、電車、フェリー、競技の参加など和
ワクチンパスポート提示継続:医療施設、海外旅行

ワクチン接種義務:医療関係者、教育関係者、公務員。50歳以上の市民


5月に入り、再び議論されていく予定です。バカンスシーズンに向け、どこまで緩和されるのか、昨年とは違うスタイルになりそうです。



ワクチンパス 飲食店の様子

ワクチンパスポートは、1回・2回とも、有効期限は半年。ブースター接種者は無期限です。また回復者は、完治から半年間は有効期間となります。

2021年の8月から開始した、ワクチンパスポートの提示義務は、2022年4月に入り、屋外のワクチンパス提示の必要がなくなりました。そして、5月からは飲食店では必要なくなります。

現在、提示義務が終わったと勘違いした人たちもちらほら。また、期限切れのパスを、レストランの入り口でやっと気づく人も少なくありません。
もし、期限切れのもので、飲食店で食事をすると、本人とお店側は罰金の対象となります。ですので、一人一人必ず確認しています。

提示したくないと抗う人。


これまでに、提示したくないという人は何人か現れました。一人の中年女性は、「私のを見るなら、あなたのも見せて」と主張。理解不能な言動に唖然。ワクチンパスに反発しているようです。お店で喧嘩を売ったて何も変わらないのに、常に怒っているのか、ただ爆発させたかったのかは分かりません。

若い男性グループも、所持していないのにレストランで食事をしたいとのこと。当然、断り帰ってもらいました。他に受け入れてくれるブラックなお店があるのかもしれません。

明らかに他人のもの

ワクチン接種していない人を見抜けるようになりました。外国人は所有していない人が多いように感じます。自由業かブラックだから職場でのチェックもないのかもしれません。

ワクチンパスは、専用サイトやアプリでダウンロードして取得します。提示するときは、アプリやスクショを見せてもらうのですが、所有していない人は、スマホであちこち探して時間がかかります。
そして、期限切れのもだと分かると、また山ほどある写真やメッセージの中から、使えそうな一枚を探すという具合です。

個人情報に触れる出来事

ワクチンパスポートのチェックでは、画面に名前と生年月日が表示されます。ですので、私たち店員は、この人が何歳かを知ることができます。
本来、ワクチンパスポートの提示の際には、IDチェックをする必要がありますが、一レストランの店員はそこまでできないし、意義を感じていません。

ですが、いつも呼んでいる名前と違う人、明らかに年齢が若すぎる人など、他人のものを提示してくる人もいます。

先日それは起こりました。
たまに現れる、外国人の女性。いつもアルコールの臭いを漂わせてやってきます。ワクチンパスはあるけど、スマホが壊れたから主張。すると、一緒にいる友だちが私にいくつか見せてきました。「これかな?いやこっちだわ、あっ、彼女のはこれこれ!」と。最終的に出されたのは、20代の女性のもの。「えぇ、あなたのじゃないでしょ」と尋ねる。「スマホが壊れてないの」と主張。彼女たちはムッとして帰りました。

すると、同僚からはそこまでする必要はないと注意を受けました。チェックをしたのは、私で、明らかに年齢が下なのに受け入れるということは、罰金の対象になった場合、私は責任を取りたくないと主張。たた任務を完了したと伝えました。
同僚は、例え見た目が女性で、名前が男性だった場合は、個人情報の観点から触れてはいけないとも。論点をずらされました。それ以降、見せてくれたらなんでもいいとう具合で、誰でも受け入れています。

実際に、警察が確認に来たのは一回だけで、大晦日のバタバタしていた夜。しかも、お客さんのチェックはなくスタッフのみ。みんな接種していたので、問題はありませんでした。



8ヶ月に及ぶワクチンパスポート提示の義務は、意味があったのかどうかは謎。PCR検査結果ではないので、だれが感染しているかどうかは把握できない中、お客さん同士は、同じお皿を突いたり、食事の時に大声で話したり笑ったりしています。ここに高齢者も混じるから、危機感のなさは恐ろしいです。感染する怖さより、いっときの楽しい時間を重視しているように見えます。

ついに、これも明日で終わり。最終のチェックが来ないことを祈るばかり。5月以降、遠のいていたお客さんが戻ってくるのかどうか、注目するところです。


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