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【イタリア】虫歯治療③医院は家?料金は高めでした

先日からシリーズで紹介している「虫歯治療」の続きです。

近所にある歯科医院は、駅からの大通りに面した建物の中にあります。
我が家も同じ並びで、一階に商業施設があり、その上は住宅になっています。

この歯医者の入り口は、このような大きな木の扉。

真ん中にいる奴が気になりますよね。

日本語でなんというのかと調べてみると「ドアノッカー」
普通でしたね。

現在は、扉横にインターホンがあるので、
この鉄の輪を鳴らすことはありません。
閉める時に引っ張るくらいでしょう。

それにしても凛々しいですよね。
真っ直ぐ鋭い眼差しで見てくるから、
用がないなら入るなと言われている感じ。

トラですが、人の顔っぽく感じませんか。
鼻をじっくり眺めてみてください。
ほら、見たことあるような…

あまりに友だちの旦那さんにそっくりだったので、
一度似ていると写真を送ったことがあります。
友だちや旦那さんの反応は否定的でしたが、
共通の仲間たちには賛成意見をたくさんもらえました。
人の印象ってこんなもんですよね。

さて、この扉を開けると、
エントランスはこのようになっています。

ガラーン

なんだかエキゾチック〜
(イタリアに住む私から見てエキゾチックという意味は、
トルコ辺りの中東の乾燥した地域を連想します。)

左側の壁に郵便用のポストが並んでいるだけ。
足を拭くマットも観葉植物もありません。
大理石の床模様があってよかったと感じるくらい質素です。

壁が斜めになっていますが、強度の面からでしょうね。

歯科医院は、急な階段を登った1階部分にあります。

玄関ドアは、他の家と変わらない外観。
ここは、住宅だったような建物を改造しています。
ここは応接間だったのでしょう。

アジアンな雰囲気も

隣の治療室はキッチンだったのかも。
反対側は寝室かな?というように
家を想像できる内装でした。

すぐに呼ばれ、さっそく治療室へ。
先生と少し談話、前回の歯石取りから
歯茎が腫れて少し違和感を感じたこと、
10年以上も前に治療した歯なのに痛みがあること、
親知らずを抜くべきかどうかなどを話をしました。
結果、原因は親知らずにあるのかもしれないと。

その親知らずは真っ直ぐに生えているので、
ほんの10分ほどで抜き終わると言われました。
今は抜く方向で考えています。


それよりも今は虫歯の治療です。


前回が10年以上前のことで、どんな流れだったのか覚えていません。
あと、技術の進歩や日本国外であることから
手順や素材などは違いがあることでしょう。

前歯から右に2、3本目の噛み合わせ部分の治療です。
先生が患部を押すと少し痛みがあります。
ですが麻酔もせずにドリルを取り出して削り始めました。
両方とも一挙に作業していくんですが、
一つ気づいたことがあります。

削る歯によって「音が違う!」
2本目と3本目では音程が異なるんです。

しょーもない発見!

歯の大きさも長さも違うから当然でしょうが、
両方削ったことで気づいたことです。

だからなんだということですが、そんなことで気を逸らし、
緊張で固まる肩周りの筋肉を和らげるよう意識しました。


治療はわずか20分で終了。
少しの痛みがありましたが許容範囲。
早期に対処できて安心できました。

いよいよ支払いの時。
いくらかかるのか・・・


受付で、すぐに料金のことは言ってくれません。
なんだか焦らされているような。

親知らずを抜く日をいつにするかや
抗生物質を事前に飲むように言われました。
諸々の話をした後にやっと、今回の料金の発表です!

本当ならばもっとかかるところを、

お友だち割引で、

2本分の治療を1本なんと、


€120です!

17300円相当。


前回、紹介したようにここは非保険の歯科医院。
対象にならないため全額負担です。

あなたの歯医者と比べていかがですか。

なぜ、前回の帰国で治療しなかったか…

イタリアで生活しているので、
日本の保険に入っていないのです。
日本でも全額負担になるというのと。
どうにかして父親の扶養に…と
あれこれ考えたのですが、
住民票がないことでできないようなんです。

ということで、イタリアで初めて歯の治療を行いました。
母親曰く、日本の技術はもしかすると
遅れているのかもしれないと独自の見解を教えてくれました。
母は歯茎が脆く、何十年も歯について問題を抱えています。
頻繁に歯医者に通い、時代の流れも見てきたプロの域。

歯医者が多いこと、運営の仕方、使う素材や機械など、
私の会話から違いから感じたようです。

母から、非保険なら日本も同じくらいだろうねと、
言ってくれたので、今回治療はムダではなかったと
内心ホッとしています。

その後、歯は問題なく、直後から食事できています。

今一番気になるのは、噛み合わせのこと。
親知らずより、こっちを見直すべきではないか…と
また、揺らぎ始めました。
専門家じゃないと分からないし、
みんな状況が違うので比較するのも難しい。

親知らずを抜く日、延期しようかな…

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