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【帰国日記】讃岐人的うどんの選び方

うどん県民は、うどんに特別な感情を抱いていない。

ずっと食べ続けられているから自分も食べているというもの。

地域の家族の風習として存在している。

だから、わざわざうどんツアーをすることはないし、

誰かと分けるだなんで言語道断。



アレ?イタリアのピザと似ているかもしれない。

行きつけのピザ屋があり、お気に入りの具材がある。

それを一人で独占し、切って食べ合うことはない。

ほら…


そんなことはさておき、

喉から手が出るほど恋しかったうどん。

帰国してどんなものを選んで食べたのか紹介します。

お腹が空いているあなた、どうぞお気をつけて。

さぁ、参りましょう〜


さぬきうどん 上原屋本店

高松の観光名所「栗林公園」の目の前にあり、

行列ができるお店として知られています。

15時過ぎに最後のお客さんとして滑り込みで入れました。

帰国して最初の一杯目は、絶対的に

かけうどん」(300円) です。

出汁に飢えていた身体をしっかり潤わせます。

ここは、テボといううどん用のざるに入れて

お湯で再度温め、蛇口をひねって出汁を出すタイプ。

久しぶりに帰ってきて、これができたから、

食べる前から満たされています。

蓮根の天ぷらとおでんの焼き豆腐に辛子味噌をかけて。

いざ、実食!

この澄んだ出汁。

溺れたいほど美しい。

麺はさすがに遅いと柔らかくなっていますが、

舌触りはトゥルトゥルでもちもち。

蓮根も豆腐も脇役なんかじゃなく、しっかりと主役級。

まさか食べられると思っていなかったうどん屋で

満足の一杯を味わうことができました。

手打ちうどん風月 

何この写真?美味しそうにも程がある!!

ここは、オフィスビルの裏にひっそりと佇んでいます。

出張や観光で来られた人から「おすすめのうどん屋」

を聴かれたら、一番に紹介するお店です。

「かしわ天ざる」(900円)

うどんがゴムのように弾力があり、

甘めのつけ出汁との相性抜群。

溢れんばかりに乗っているのが、

ブラックペッパーの効いた鶏肉の天ぷら。

何枚も同じような写真を撮っていますw

どうやったら美味しそうか…

うどんが最高品質だから、どの角度もいい!


うどん 明水亭

丸亀市にあるうどん屋。入り口の風格から伝わるように

セルフではなく、席に着くと注文しに来てくれるタイプ。

季節の食材やこだわりの調味料、器や設えなど、

細部に上品さを感じるお店です。

注文したのは、

「秋茄子と海老の味噌ぶっかけ」(1280円)

丸々揚げた茄子と、田楽のような味噌が

どこか懐かしい。海老がアクセントになり、

勢いよく食べてしまいました。

黄色い花が乗っていたことに今 気付きました。



手打ちうどん 北古馬場 ごえもん

以前も紹介した、飲み会の〆に食べるのが

「カレーうどん」(700円)

カレーの破壊力は凄まじいですね。

写真を見るだけで胃が動き出します。


こだわり麺や 高松店

丸亀市で24年前に始まった「こだわり麺や」。

今や県内に14店舗、なんとマレーシアでも2店舗を構えています。

うどん屋ビジネスとして成功している企業です。

高松店は、県庁前という立地が良く、

お昼時になれば行列必至。早めに行かなければなりません。

この日はお昼前に行ったけど、すでに10人は並んでいました。

約90席を有するので回転は速い。

たくさんあるメニューから選んだのは、

暑かったのもあり、ぶっかけ (340円) と 

いいだこの天ぷらと刺さるようにカリカリのかき揚げ。

さすが店名の通り、弾力ある麺は噛みごたえあります。

次々に流し込みたくなりますが、良く噛んで食べました。


松下製麺所

うどん屋巡りをする上で欠かせないお店。

うどんと中華麺を同じ丼で味わう「チャンポン」が

店内には書かれていないですが、存在します。
 
この日は「朝うどん」しました。

ずっとこの行列が続きます。県外の方がたくさん。

席がないので、表で立ち食いの人も。

製麺所なので、細かいサービスには目を向けてはいけません。

注文は、何玉食べるのか、冷やかあったかいか、

天ぷらやおにぎりの数を伝えて会計です。

この流れは、知っておかないともたもたします。

久しぶりに訪れて、「あっ、こんなんだった」

と思い出しながら行列に並んでいました。

今回は、1玉/あったかい/天ぷら1つ (350円)。

テボで温めて出汁をかけて、薬味を少々。

松下の天かすが好きなんです。

細かくて花のようにヒラヒラ。最後の一粒一滴まで

飲み干します。

今回は卵の天ぷらを乗せました。

入った瞬間に松下の香りがすると思いましたが、

食べても松下の「味やー!」と静かに高揚しました。

さか枝うどん 南新町店

さか枝も高松の名店。その支店が商店街の中にあります。

うどん屋は、お昼過ぎには終わってしまうところ、

ここは、朝から夕方まで営業しているので、

昼食を摂り損ねたり、簡単に小腹を満たすにはありがたい存在。

15時過ぎに入っても、たくさんの会社員の方々がいました。

かけうどんとちくわの磯辺揚げ (350円)

いまだ昼食がこの値段って、さすがうどん県。

栄養は偏るけれど、サッと満たされるから効率は良い。

サッと消化されてしまうけれど…


本店の近所に祖父母の家があり、

よくみんなで食べに行っていたので出汁を飲んで

懐かしくなりました。


手打ちうどん 桃太郎館

高松で最後のうどんはここでした。

セルフではなく、注文を取りに来てくれるタイプ。

しばらく食べられないので、冬のメニューである

「鍋焼きうどん」を注文。

熱々の鍋に入ったままきます。

湯気でカメラが曇りました。

嗚呼、何という幸せ

お肉が入っているので、甘辛くて美味。

自分でも作ってみたいと思っても、なかなか近づかない味。

そう言いながらも、またこの冬も試すだろうなぁ〜

煮込まれて出汁を吸った麺がまた悶絶もの。

インスタ用に遊びでこんなものをつくりました。


ということで、今回の帰国で食べたうどんを紹介しました。

行きたくて行ったお店と、たまたま近くにあったお店と

様々ですが、どれも話題のお店に行けました。

これからしばらく我慢。

もしくは、自分で打つしかないです。

いりこも買ってきたのでできなくもない。

友だちに披露しようかな。またその時は報告します!

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