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【イタリタ】惣菜コーナーで目立つ中華料理

今日、スーパーで買い物をしていると、新しい発見がありました。それは、かつて紹介したお惣菜コーナーでのこと。過去の記事はコチラ

イタリアで食される、日本とは全く違うお惣菜の数々を紹介しました。

この時、イタリア料理ばかりかと思いきや、中華のおかずがあることを知りました。売れているのか、人気なのかは謎ですが、
なんと、美味しそうに生まれ変わり陳列しているのです!


重要なパッケージデザイン

以前は、他のお惣菜と変わらず、シレーっとイタリアンの隣にいましたが、今は誇らしい気だかさえあります。

「木蘭: Muran」という名で展開しています。メニューも華やかに一新されています。詳しく冷蔵庫を見てみましょう!


・餃子(Ravioli di carne al vapore)  4,89
    お肉の餃子 150gで6個入っているようです。

・えび蒸し餃子 ( Ravioli Har Gao)  4,89
    つるんとした生地に包まれた舌触りのいい餃子。こちらも150g。

・チキンカレー ( Pollo al curry)  5,90
   バスマティーという細長いインディカ米に、ズッキーニや人参と
   カレー風味に味付けされたチキンが分けて入っている。

・豆腐ポケ丼 (Pokè di tofu in salsa di soia)
   木綿豆腐に枝豆やわかめらしきものが廃いている。

・照り焼きチキン (Pollo teriyaki)  5,90
   黒米の上に、焼いたチキンと照り焼きソースとごま、たっぷりの枝豆。
・焼きビーフン (Spaghetti di riso con verdure e carne)
  お肉と野菜のビーフン。

・蒸し焼売 (Ravioli Shao Mai al vapore) €4,99
 花形で手作りされたような焼売。見た目にも可愛い

・照り焼きサーモン (Salmone teriyaki)
   キヌアの上に、照り焼きソースのサーモン、
 スイートポテト、ブロッコリという組み合わせ
・ヌードル (Noodles con pollo e verdure)  €3,99
   チキンと野菜の焼きそばのような一品

・焼きサーモンポケ丼 (Pokè di salmone cotto)  €6,90
 焼いたサーモンに紫キャベツ、マンゴー、枝豆が乗っています


中華レストランが惣菜工場へ転身

この、 Mulanムーランというメーカーを調べてみると、とても興味深い歴史を知ることができました。

1990年、中国からイタリア北部へ移住した人が、中華レストランを立ち上げました。このお店は、瞬く間に人気店へとなっていったようです。
そのままお店を続けるのではなく売却。翌年には、中華を筆頭にエスニック料理をイタリアのスーパーなどで広めるために工場を立ち上げます。単なる料理ではなく、職人による生産にこだわりました。

約20年、現在に至るまで、商品開発を繰り返し、パッケージデザインも一新してさらなる顧客を獲得していきます。


料理は

中華はもちろん、日本、タイ、インドの料理を提供しています。
冷蔵だけでなく、冷凍調理されたものも充実しているようです。

容器を新たにすることで、デザイン性が上がったこと、食欲が増したこと、また、料理に合わせた容器を使う配慮なども見受けられますます。これで目に留まる確率も上がったことでしょう。私が気づいたように。

何よりの利点は、そのままレンジで約3分加熱できる素材。欲しいと思ってすぐに食べられる手早さは、働く人も子育てに忙しい人も、子どもの食事などで喜ばれること間違いない。


Sushiは魚コーナーに

こちらは別のメーカーですが、Sushiがあります。魚介の中に混じっていました。隣にはエビやサーモンが並んでいます。

Sushiセット
    サーモンやエビの握りはすぐ分かる。細巻きもサーモンやきゅうり、カニカマだろうか。裏巻きは、きゅうりとサーモン、カニカマらしきものも味は理解できる。さて、黄色いものは何でしょう。。。わかりません。
黄色い寿司を作るとしたら、卵でしょうねぇ〜何と混ぜているのでしょうか。謎です。
・サーモンポケ丼
    サーモンや海藻サラダ、枝豆、きゅうり、パプリカなどが入っている。

ロックダウン以降、宅配や持ち帰り文化は一般的になりました。また、手料理にもこだわる人も増え、自炊に目覚める人もいたでしょう。
ラーメンが注目されたように、中華料理もアジアン料理も気軽に作れ、食べられる時代になったと言えます。

これから、お惣菜文化がさらなる発展をする中で、一強となっているMulan。勇敢な人がいらしたら、「和食のお惣菜」で、競争してほしいです。
和食は料金が少し上がる分、違いが分かる日本好きや日本食を恋しい人に食べてもらえるかも機会が多いと言えそうなので、まだ穴場と言えるでしょう。

作るならば、カツ丼、親子丼、おにぎり、唐揚げ、厚揚げ、揚げ出し豆腐、オムライス、エビフライなど、イタリアでも間違いなく人気が出る料理ばかり。


いかがですか、イタリアからヨーロッパ、そして世界へ、日本食のお惣菜をスーパーで提供するのは。新たなビジネスを誰かにやってほしいと願っています。


ではまた明日、ciao!

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