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イタリアで買える日本食材2022 BIOショップ篇


イタリア中部にある人口16万人の小さな街でも、日本食材の扱いは年々増えてきている。もちろん、ローマやミラノへ行けば自由に手に入れられ、ネットを利用すれば文句はない暮らしになる。しかし、日本のような値段にはならないので、通販のカゴに入れ、会計額を見ては驚いて閉じるという、夢のひと時を何度となく味わってきた。

これまで、街にある実店舗での調査を行ってきた。今回は、新たなお店の新商品を紹介しよう。

ちなみに過去の内容はこちら。


BIOショップ篇

「BIO: ビオ」は、日本で言うオーガニックを表す言葉。BIOのお店には、無農薬や有機栽培、アレルギー対策をされた商品、健康に気をつけた食品などの他に、環境に配慮した洗剤や化粧品などを扱っている。
この街には、5店舗はある。大きいものでは、日本のコンビニの二つ分、小さいお店だと、コンビニの半分というところだろうか。

日本食材の棚へ

まず入り口には、新鮮な野菜やお肉も乳製品の冷蔵庫の棚があり、次にパンやクッキー、パスタなどの乾物コーナー、コーヒーや紅茶、調味料の列、レジの近くには、化粧品や洗剤、サプリメントなどが並んでいる。

乾物コーナーの一番奥に、私の目的地がある。
棚3段にひっそりと陳列しているのが日本食材だ。  

イタリアは諸外国同様、「日本食」というだけで、健康的な食事だと思われている。パスタではなくご飯が主食であること、油を使わずに料理すること、豆や発酵食品をよく食べることなど。長寿国としても認知されていて、その要素が食事にあると思われている。


さて、何が並んでいるかと言うと、乾麺、味噌、梅干し、昆布やわかめなどの乾物が多い。抹茶セットはあっても、甘いものは意外にもない。

今回は、最近見た新入りを紹介。


SHIITAKE

和食において、素晴らしい活躍をする椎茸は、この街で手にすることは難しかった。アジアンスーパーで中国のものは売っていても、大量にあるため、家庭では消費しきれないサイズだった。だが、これは量も値段もいい。
小さな袋で€1.99

HIJIKI

ひじきもやっと入ってきてくれた。わかめや昆布は随分前から並んでいたが、ひじきはやっと存在に気づかれたのだろう。イタリア人がどのように料理しているかは分からない。サラダだろうか。
しかしながら、値段が…これだけで、€10.55

もう一種類あった。
袋は大きいのに、小さいサイズで、€8.40。うーん。隣にあるわかめが安く感じる。


そして、待ちに待ったのが、こちら

OLIO DI SESAMO TOSTATO


炒ったごま油だ。これまで、中国メーカーのものを使っていた。少し味が違うような、瓶が使いにくいような、と何か分からないけど、またこの商品を買おう!と惹きつけられるものはなかった。
だから、次はこれを必ず買う。イタリア人にも、もっとごま油の良さを知ってほしい。


他にも珍しい商品があるので、BIOショップについては後日紹介しよう。

補足。サッカーの長友選手がミラノのチームに所属していた時に、BIO商品を購入していると言っていた。それなりに値段のするものばかりなので、一般人には手を出しにくいが、一スポーツ選手としてどのようなものを食べていたのか気になるので、それもあわせて調べてみよう。

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