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【イタリア】Kakiの渋みを侮るなかれ
イタリアにも柿があります。
イタリアでも「Kaki」と呼ばれています。
しかし、単語が i で終わると複数形扱いなので、
一つの柿を指すときに「Kako」と言う人も。
不思議な名前で呼ばれていて戸惑うこともあります。
イタリア語で"カコ"という単語は、
排泄を催す言葉なので、あまりいい響きではありません。
汚い言葉を離さない義母は絶対に使いません。
さて、私は柔らかい柿が嫌いです。
子どもの頃、家の裏の通りに大きな柿の木があり、
秋になったら実が地面に落ち、そこを人や自転車が通るので、
熟しが増して腐り、すごい匂いになるんです。
それが嫌なんです。
だから、柔らかい柿を食べなくなりました。
柿に興味なかったのですが、
近年初めて、「柿リンゴ」という存在を知りました。
リンゴのように歯応えのある柿。
以降、これを食べるのが秋の楽しみになりました。
そして、今回は違うものを選びました。
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イタリアのローマーニャ地方の柿。
申し訳ないですが、外から少し押して柔らかさを確認します。
硬そうと思い買ったのですが、
今開けてみると柔らかい…
まぁ、ぃぃゃ。
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甘くて美味しい柿の味がすればいいのょ。
ナイフを入れ、二つに割り、皮を剥く。
琥珀色に輝いていて、瑞々しく美味しそう‼︎
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ガブッ‼︎
⁉︎
シブーシブシブシブシブ渋いー‼︎
目が覚めるほどの渋さでした!
こんなに渋いものを食べたことがない‼︎
これは渋柿ですか?
もう、口の中が渋みでいっぱい‼︎
ザラザラして、ギシギシして、
何かがポロポロと塊になっている。
消しゴムで消した後のようなカスが出ます。
ナニコレ〜‼︎ えぇ〜トラウマになるー
急いで検索。
もう少し熟さないといけないみたい。
そんなこと書いてないし知らないー‼︎
それより、口の渋みどうすればいいのー‼︎と検索。
リンゴが救世主というのでこれまた日本の
ふじりんごの登場です。
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これは、イタリアでも裏切らない味。
シャキッとした食感と甘さがちょうどいい。
渋みをかき消す癒しがありました。
ふぅ〜
で、この柿どうしましょ。
いくら柿が好きな人がいても、
この渋みを好きな人はいないでしょう。
食べた瞬間、「一刻も口から吐き出したい‼︎」と
思う食べ物です。欲しい人がどこにいるでしょう。
今ここに、さっきの半分が残っています。
夫に内緒で切って盛り付けて置きましょうか。
ビックリするだろうなぁ。でもかわいそうか。
せめて、覚悟して食べてもらいましょうかね。
あぁ〜ビックリした。
改めて調べてみました。
ロマーニャ地方の柿
非常に薄くて壊れやすい皮と非常に甘い果肉を持っています。丸みを帯びた形で、強い黄橙色の果実。
10 月、11 月、12 月に成熟し、果肉の色が緑から黄橙赤に変わる。タンニンの含有量が高いため、木から摘みたての柿は口当たりが悪く、収穫後は木箱で一定期間熟成させるか、リンゴと並べて置く必要があります。
ロマーニャの柿は、ビタミン A、ビタミン C、糖分、タンニン、ミネラル塩が豊富です。そのゼリー状の果肉には単糖、カリウム、リンが含まれており、神経系と肝臓の強壮剤と考えられています。食物繊維が多いので消化にもいいし、抗菌作用もあります。
ヘタを取り除いた後、スプーンで果肉を食べるか、ホイップクリームを添えるか、苦いココアをまぶして、そのまま食べることができます。
完全に熟した柿は、皮をむいた後、暗くて涼しく風通しの良い場所に吊るして乾燥させることもできます。ドーナツ、スフレ、ケーキ、タルトなどのムース、ジャム、デザートに最適です。
やっぱり、しばらく待つ必要がありそうです。
ふじりんごの隣に置いて様子を見てみます。
熟れすぎると嫌なんだけど…
熟れた柿は、ウイスキーなどのお酒をかけるんだ!
という人がいました。
ちょっとそそられますね。
子どもには分からない大人の柿。
アイスクリームも添えたら美味しそう。
熟れた頃にやってみようかなぁ。
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