Macbook Pro 13' 到着！

私の初めてのアップルのコンピュータである、

Macbook Airが起動しなくなったのが、

2020年春のロックダウン最中だった。

あれから、買おう買おうと思いつつも、

大きなお金を使うことに躊躇していた。

というのも、ロックダウン中に夫婦して

収入が急に減ったこと、夫婦の貯金を崩しながら

節約モードで暮らしていたこともあり、

今、買う気になれなかった。

私のパソコン作業は、

2ヶ月に一度のラジオ出演の下準備や編集、

毎月大阪のある会社のFb投稿の手伝い、

気が向いた時に書くキュレーションサイトでのライター業、

写真の編集や整理、

そして、このnotoへの投稿くらいで、

パソコンがなくても生活は回る、

いわば私の趣味の一つでしかなかった。

買う動機は日本円

ロックダウン中に日本に暮らす親と話をしていた際、

「必要ならお金を工面します」というメッセージを受け取った。

36歳にして、親に仕送りどころか気を使わせるだなんて。。。

情けなさと親の愛情に心が深海へ沈むように静かに落ちていった。

もちろん、この話は明るく受け流した。

さらに両親は、私の電子機器への執着を如何なるものかを知っているため、

イタリアにおいて日本円で購入する際に出る為替の損失を、

「くれてやれ〜」と一蹴したのは笑いと同時に心強さをくれた。

そこで、手を伸ばしたのが隔月で出演しているラジオのフィー。

かつて働いていた時の口座に、日本円で支払われる。

地銀のオンライン申請していない私にとってガラパゴス化した口座。

2020年も日本だけでスクスクと育っている。

つまり、手をつけられないので増えていく一方だった。

これまでは、日本へ帰国した際に使うくらいオマケのようなもの。

それを親にお願いして、イタリアで管理している口座に移してもらった。

私のiPhoneは化石？

実はこのお金でiPhoneを買おうと考えていた。

コロナ前の予定では、2020年秋に免許証の更新のため

帰国し、そこで購入するつもりだったが延期。

パソコンが壊れたことや、帰国が延長したことで、

またしても携帯を買い換えるチャンスを失った。

そんな私の長く愛用する機種は、

2013年にイタリアで購入した

iPhone5

長持ちにも程が有る？それでも壊れることなく

（4年前に窓から落として交換した）が、

今日まで現役で働き続けている。

周りは最新機種にどんどん変更しつつも、奴は与えられた機能を

発揮し続けるので、手放す機会を失っている。

何度となく馬鹿にされてきた私の5だが、

負け犬の遠吠えのごとく、言い返す台詞がある。それは、

「スティーヴ・ジョブズが最後に携わった至極の機種」

どうだ！

蟻の声ほど小さく、聞き耳を持ってもらえなさそうだけど、

使い続ける価値を自分に持たせている。これでいいんだ。

こうやって、今回も他の最新機種の到着を待つ身になった5。

Pro 13インチを選んだ理由

私がAppleに拘る理由は、機能性の高さと他のアイテムとの連携。

そしてもう一つは、仲のいい友だちの夫が、

ミュンヘンのApple社でエンジニアとして働いていること。

そう、今回は彼の友だち割引で17％オフにしてもらえた。

これは、為替で出た差額をトントンにしてくれる。

私の作業から言うと、Macbook Airで充分そうな要領だが、

今回は、さらにハードルを課してProにした。

パソコンを趣味の道具ではなく、

仕事として活躍させる！

というのが、第一の目的。

かつてラジオで働いていた際に培った音声編集や、

夫のYoutube投稿で行った動画編集を本格的に始動したい。

イタリアに来てよく思うのが、

私は、本当に波形を編集するのが好きなんだなと。

一種の職業病かもしれない。

耳と感覚で滑らかに切って貼り付ける作業がたまらない。

ラジオ人である音へのこだわりは、

素人Youtuberの投稿に苛立ちを覚えることは少なくない。

ということで、Proで仕事をしたい！

どんな作業ができるかまだ把握できていないけれど、

ロックダウンで全世界が知った、リモートワークの可能性に

イタリアからも便乗して、今持っている技術を、

日本の必要としている方たちに向けて費やしていきたいと、

エンジンを吹かしている。

さっそく、仕事を探しにネットの世界へ出かけよう。