【イタリア】「つばき」と書かれた食器洗剤発見!
イタリア人は、日本に対して、清潔で神秘的であり、テクノロジーが進んでいるイメージを持っています。
日本人に対しては、静かで落ち着いていて、肌がツルツルという印象を抱いているように見えます。
そんなことから、清らかさや洗練され品質の良さなどを表す手法として、「日本」が使われることがあります。
今日買いに行ったら、手洗い用の食器洗剤の棚で日本語を見つけました。
日本語でしっかり「つばき」と書かれています。ひらがなで書いてあるので、中国や韓国の文字でないことは、知っている人には判別がつきます。
イタリアでは、「Camelia Giappobese」と呼びます。
この洗剤の何が「つばき」かというと、裏面の説明を見てみましょう。
使って見たところ、確かに、爽やかな香り漂う!泡立ちも良い!少しの量でよかったんだ。といろんな気づきがありました。
でも、椿の香りは今まで意識したことがなかったので、それに近いものかどうかは分かりませんが、研究されてできた商品であることは間違いない。他のもシリーズでいろんな香りがある中、つばきは選ばれるのだろうか…
つばきは、日本原産と言われていますが、それを知っている人はどのくらいいるかは分かりません。おそらく、アジアの花という印象を持つ人はいるでしょう。
園芸店で、苗木は少しあるくらいで、一般的なものではありません。ですので、日本みたいに、公園に植えられていたり、公共施設の垣根に使われたりというようなものではなく、植物好きな人が愛でるものとして親しまれている印象があります。
つばき愛好家のイベント
イタリアの椿界に、その道のプロは存在しているようです。
かつて、トスカーナの小さな村へ、椿の催しに行きました。
山間部の小さな村の至る所に、椿が植えられています。満開のこの時期に花を愛でる催しが行われていました。
展示場の入り口には、椿の花を水に浮かべ、枯山水のような演出をして盛り上げています。
中に入ると、日本の着物や椿の種類について説明がありました。
これらの種類を集めて並べるるのは、さそがし大変だっただろうと想像します。
木々の一つ一つが丁寧に手入れされているからこそ、このような満開を迎えていることが伺えました。
椿のトンネルをくぐると、広場があります。
子どもたちは椿の周りで追いかけっこしています。
大人たちは、テニスコートで開かれた植木の販売で、木々を前に真剣に選んでいます。午後に行ったので明日かなり売れて少なくなっていました。
見て満足するだけではありません。
フィレンツェから、野点を行う日本人のグループが来ていました。イタリアで抹茶を点てることを「お茶のセレモニー」と表現します。一つ一つの動きがゆっくりで、しなやかな所作にみんなうっとり。
この時ばかりは、よく喋るイタリア人も息を潜めて見ていました。
もちろん私も抹茶とお菓子を堪能いたしました。 花を見て、日本を感じ、味わうという、イタリアの田舎の村でまさかこんな幸せに包まれるとは思ってもいませんでした。
もしかすると椿は、桜や蓮の葉の次に知られている日本のお花かもしれません。
今度、イタリアのお花屋レポートもしたいと思います!
今日は、イタリアで見つけた「つばき」と名の入った食器洗剤についてお届けしました。
それでは、また明日!
Ciao Ciao a tutti!!
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