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【イタリア】ユーロじゃない小銭で会計しちゃった

今朝は、中央市場へ行きました。新鮮な魚や肉、野菜・果物などを手に入れることができます。

ふらっと立ち寄り、何かいいものはないかなぁと物色していたら、どのお店にもフルーツが満載。見ていると、どうしても食べたくなり購入したのが


チェリー。丸々と太り、はち切れそう。その場で味見をしてもいいけれど、したところで当たり外れもあるので、家に帰ってからのお楽しみにしました。

500gを袋に詰めてもらい、いざお会計。

「€6.60です。」とのことで、
10ユーロと70セントを渡したところ、店員さんが

これユーロじゃないから受け取れないわ」と。



やられた!



偽札が巡ってくることは稀にあります。過去にクタクタになった5ユーロ札を使おうとした時に、偽札だと言われたことがありました。この時、このお金しかポケットに入れていかなかったので、出直したのを覚えています。結局は本物だったんですが、店員さんは確信がなかったので、防御として受け取らなかったのかもしれません。その気持ちもわかる。

残念ながら、イタリアにも偽札ユーロは出回っていて、知らずに利用している人がいます。勤めているレストランでも、これまでに数えるほど起こりました。会計を担当するオーナー奥さんは、いつも触っているので感覚が研ぎ澄まされているのでわかりますが、私はまだまだ。顔はお客さんを見ながら、手ではしっかり触って確認をしています。



今回はというと、

ユーロじゃなかった!


その写真がこちら


1 DOLLAR  10 CENTAVOS 


エリザベス女王の横顔が見えます。もう一つはBRASILとの刻印が。

確かに持った時に重いし、少し厚いなとは思いました。


実はこの小銭、我が家の棚にあったんです。夫があちこちに小銭を置くので、いつものそれだと思って取ってしまいました。そうとは知らず、市場で使ってみんなの前で恥を恥をかくことに。
店員さんは、さぞかし「外国人だし、こんなところで使おうとして、私を騙したな」と思ったに違いない。私ならそう思う。

会計を済ませ、さくらんぼを買った嬉しさはなく、少し落ち込みました。夫に伝えるも、「えっ、そうなの?どこで受け取ったかなぁ」なんて呑気なことを言っている。

とは言え、お金なので捨てることはないけれど、少し損した気分になる。こうなりゃ、イギリス旅行でも行くか!ブラジルのお金は知り合いのブラジル人に渡す?いらないか。記念に取っておくというか、外国硬貨の箱の中に投入。チップだと思うことにして落ち着かせました。

偽物のお金じゃないからいいけれど、外国人が増えている中、彼らは間違えてか、わざとか知らないけれど、このように人の手から手と渡って行き、私の手元にやってきた… こう考えると浪漫があります。

イタリアはキャッシュレス決済はまだ一般的ではありません。市場は特に、現金でのやり取りが主流。もし、海外で買い物をすることがあるのならば、このようなことが起こることを知っておくのも、危険回避の一つになるでしょう。


どこでどんな罠?があるか分からない。でも暮らしているといろんなハプニングがあるから飽きません。

そして、あのさくらんぼ、見た目以上に甘かったので、買ってよかったです。

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