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【イタリア】生活保護の面談が思わぬ展開に…

先日、市からメールが届きました。

そこには、「生活保護に関する面談」とありました。

我が家は、半分ブラックの私の契約と、

夫が職場で契約をもらえていない失業者扱いの家庭でした。

彼もブラックとして働いていたんです。

これが、コロナの時期には、

仕事が止まり、国から給与補助で暮らしていました。


これがしばらく続くと、

私たちは家賃が払えない!と危うい状態に。

市が「生活保護が必要な人」へ門戸を広げた時、

必死に食いつき、必要書類を送りましたが

私たちはなぜか弾き飛ばされました。


あれから2年…

なぜか今、生活保護の面談に来てと連絡が入りました。

夫は他の仕事で契約をもらい、私の仕事も再開。

山場を越えた私たちに救いの手?を差し伸べてきたんです。

私たち夫婦からすれば「いまさら…」という感覚。

あの頃、ゼロになったかというと実はそうではなくて、

なるかもしれないという不安に駆られていました。

でも約束なので、正直に話をするために、

今朝、行ってきました。

音楽学校の一角にある職業案内所。

学校のように小さな部屋がいくつもあり、

興味深く中をキョロキョロしました。


優しそうな男性が私の名前を呼んでいます。

対応してくれるようで安心して座りました。



いくつかの仕事の質問を受けました。


調べてみると、どうも私の収入は低いと。

そりゃそうだ。半分ブラックですから。

だけど、夫が働いているので、

おそらく対象外になるだろうと勝手に予想。



ぃゃ、もっと困っている人にあげてください。

とは言っていませんが、どんどん質問をされました。

大学出たの?専攻は?いつ卒業?

就職歴は?子どもは?介護者は?賃貸?車は?

どんな仕事がしたい?いつから?どの辺りで?

話はどんどん就活に入り込んでいきます。


入り口は面談ですが、この時点で就職斡旋。

市としてはどうにか働いて欲しい。

働き口を見つけてあげたいと思っているのでしょう。

私の経歴や希望をどんどんパソコンに入れていきます。


すると、だんだんと担当の男性が

生き生きとしてきます。そして私に言いました。

君は、価値のある人材だ!


あらそう?

日本語が母国語で、

大学は出ていて(短大ですが)、

英語を学び(短大の専攻なので話せませんが)

イタリア語も仕事に使えるレベル。

「君に合った仕事があるはずた!」と喜んでいます。

そして男性はさらに先を見ていて、

「就職斡旋企業の予約を来月取ったから、

この日時にココへ行ってください」と。

言われるがまま「はい」。


特に探していなかったけれど、このままだと

本当に変わるのでは⁈ と唖然とする私。

その向かいで、良い仕事をしたと喜んでいる男性。

嬉しさが身体中から滲み出ています。

ありがとう!と笑顔でお礼を伝え出ました。


ウェイトレスとして働いて5年が経とうとしています。

ずいぶん揉まれ、私のイタリア語は成長しました。

やっと、ほかの企業で働くレベルに到達したのです。

ここから、半分ブラックではない道があるようです。


まさか、生活保護の話がこんな展開になるだなんて

想像もしていなかったので驚きつつも、

仕事が変わるかもしれないことに高揚もしています。



最近よくみる九星気学の予測では、

来月は変化する時。だから、

「もしかして…」と思っています。

とにかく良い方向に行くらしいです。

この流れに乗って次の目的地に向かいます。

でも一方で、日本の企業に就職したいんですけどー‼︎



39歳だけれども、やりたいことが溢れ、

まるで20代のような選択肢の多さに気分が高まっています。

あの道か、この道か、はたまたこっちの道か か。

今後どうなっていくのか。

またここに綴っていきます!

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