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イタリアは旧車天国‼︎ 出会った車6選

イタリアはキケンな国です。

車好きにとっては…

歩いていると、どんどん気になる車が前から後ろからやってきます。一瞬で過ぎ去るので、写真を撮る暇さえありません。それでも、気になったら撮るを繰り返していると、だんだん溜まっていきました。

今回は、写真フォルダで「車」と検索して出てきた旧車を6台並べてみます。


Renault Quatre  ルノー カトレ

1961-1992

世界で800万台を販売した大衆車です。
 
「車のジーンズ」と呼ばれたほど、
 
公私共に使える利便性が人気の秘訣だとか。
 

30代以降なら、ドラマ『ビーチボーイズ』で、
 
反町隆史が乗っていた、よくエンストした車と
 
言えば思い出すかもしれませんね。
 

イタリアに来てから、現役で走る車の多さに驚きました。
 
友だちの旦那さんは、カトレを代々乗り継いでいるとか。
 
ある程度時が経てば次、そしてまた次へと、
 
愛好家は、古くてクーラーが効かずボロボロでも、
 
大切に乗り続けて行くようです。

一つの歴史を継承する人がいることは貴重な存在。

電気自動車やデジタルを駆使した車とは対極的ですが、
 
旧車にしかないデザインや色合いは、
 
時代を感じさせる動く化石です。


シトロエンDS 

1955-1997
 
量産車として開発されました。
 
ですが、1960年代には大統領の公用車として使われていました。
 
宇宙船のようなデザインは今にも飛び立ちそう。 
 
写真のように、駐車時には後輪部の車体が下がる仕組み。
 
エンジンをかけると油圧ポンプにより上がります。
 
このような最新の技術が詰め込まれた車種です。


シトロエン CX

1974-1989
 
当時、未来を描いてデザインされた車。
 
その未来から今、改めて見るといかがでしょうか。
 
先ほどの車同様、後輪のタイヤを隠すあたり、斬新ですね。

屋根からトランクにかかる部分がつながり、
 
ワゴン車のようでセダンなんだとか。
 
横の黒いラインが、車体を長く見えます。



VW ビートル

なんと、イタリアで「ビートル」だなんて通じません。
 
彼らはこの車を、
 
「maggiolino: マッジョリーノ」と呼びます。
 
日本と同じカタツムリという言葉です。
 
これが、本番フランスなら「てんとうむし」になります。
 
国によって、呼び方が違うことを初めてしりました。
 
そう言えば、近代でも地域によって車の呼び名が変わることも。
 
ヴィッツがヤリスになったように、

海外の名前が採用されました。
 
他の商品とかぶらないように違う名前を持っているんです。
 


Mercedes D W123


イタリアでは、誰もベンツだなんて呼びません。
 
何と言うかというと、「メルチェデス」。
 
かっこよさ半減!

さて、この車は、

1976-1985までに生産されました。
 
当時、VW ゴルフを抜く勢いで人気が出たようです。
 
ゴツゴツした車体に、青みがかったガラス、
 
横一直線に走るライン、バックライトのデザイン、
 
ホイール、淡い色、形、ノブどこを見ても
 
時代を感じる懐かしさに溢れています。
 

これは、「VENDESI」と張り紙がしてあります。
 
イタリア語で「販売」を意味します。
 
調べてみると、状態の良いものだと、

100万円以上での取引が一般的でした。
 
一度は、メルチェデスオーナーになってみたいですが、
 
これなら、できそうかも。
 
乗るなら、服装も当時の装いを真似したくなります。

 
FIAT 124 Sport Spider

1966-1985
 
コンバーチブルのスポーツカーです。
 
ピエンファリーナという、イタリアのデザイン会社により
 
細部まで美しい車になりました。
 
曲線や色など、イタリアのロマンが詰まっています。
 
その後、レース用の車種にも変更されました。
 
そして、アメリカへ主に輸出されたようで、
 
90年代以降は、日本でも人気がでたとか。

旧車の集いや展示は、街のイベント情報に載るほど
 
人気の催しです。愛好家は相応しい服装をして、
 
颯爽と乗っているから痺れるほど素敵。

さぁ、これからどんな車が向こうから来るのでしょうか…
 
また写真に撮っていきます。
 
今日はこの辺で ciao.

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