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【イタリア】喉が痛くて、不安で検査しました


先週、夫がぎっくり腰になりました。

くの字に曲がったまま、たまに悲鳴が聴こえます。

それでも、新しい職場で認めてもらいたいために、

だましだまし出勤。

どうにかバレずに過ごしているようです。

毎日クタクタなのに、海好きは夕方に浜辺へ行きます。

夕方電話がかかって来て、

「海の中を歩くと、腰の負担がなくて楽!」と

呑気に話しています。

数日後、腰の次に喉が痛いと。

ゴホンゴホン、ゴロンゴロンという音がします。

これはヒドい!

今までに聞いたことのない咳。

体温を測ると微熱!

友だちと夕飯を食べる約束をしていたのに、

ドタキャン。理解ある友人は私たちを気にかけてくれました。

すぐさま薬を飲んで寝床へ。

時間が遅かったのでコロナの検査できず

自分でできるキットを買いに行きました。

落ち着いたところで、いざ挑戦。



じっくり説明書を読んで、

流れを練習して、ついに本番!

夫に座ってもらい、

鼻に綿棒を。痛そうな不快な顔がおもしろい。

もうしばらく見ていたいほどでした。

そして、専用の液体へ。

ついに、最後の工程。液体をポチャン‼︎


10分待ちました…


この数日、寝ている夫の肺の音を聞いたり

(聞いたところで何も知らないけれど 雰囲気)

この咳は、普通じゃない。義母と距離を取ろう。

などと話していました。もし感染したら…

洗濯物を畳んでいて忘れていたので、

気づいたら30分過ぎていました。

結果



陰性

なんや、風邪か!

ここから、妻の冷たい態度。

なんで風邪ひいたんやと思う?

夫曰く、エアコンの効いた車と暑い外を繰り返した。

なるほど、私も経験ある。

後はね、この前海で少し寒かった。

それやろ‼︎

ぎっくり腰で弱った体なのに過信し過ぎていた。

食べて寝てを繰り返してもらいました。


その翌日…

私も喉が痛い。


風邪が移ったとしか、心当たりがない。

仕事に行こうも、先週末同僚がコロナにかかったので、

もしかしたら…という不安もよぎりました。

とりあえず、半日仕事を休み、

夕方、薬局へ検査しに行きました。

薬局 Farmacia ファルマチアと言います。


16時の予約に、お医者さんは7分も遅れて到着。

何もなかったかのように、「検査受けるの?」と。

「どうぞ〜」と自宅に招かれるくらいの笑顔で

テントの中に入れてくれました。

保険証を渡し、携帯番号を伝えて、

「座って待ってて〜」と笑顔を絶やさない。

私が感染していようがいまいが、気にならない陽気さ。


ティッシュをもらって、舌の裏と鼻に綿棒を…
  
顔をクシャッとする私に先生は、

「痛くはないけど、不快だよねぇ〜。くしゃみしたいような、

鼻をかみたいような」と笑顔で語りかけます。


「では、10分待ってねぇ〜」と言って、

薬局店内へ手続きをしに行きました。

テントの内側。

検査は、この前買った簡易キットと同じじゃない?

でも綿棒の長さと、使い方がさすがプロでした。

もし感染していたら、この後の流れを考えて、

買い物はオンラインで済ませよう。

郵便局への支払いはまた今度でいっか…

義母には私たちに近寄らないように…

やった、"仕事休める" という期待もありましま。

アレコレ妄想しました。
 


  
すると先生が出てきて。

笑顔が半分、優しい目つきで、

「あなた、陰性ょ」と。

彼女の優しさは本物で、今どのような症状があるのか、

何の薬を飲んでいるのか、夫の状況、これから飲むべき薬など、

詳しく教えてくれました。

感謝の気持ちを込め、咳用の薬を買いました。


それから夫に連絡。

「やっぱり風邪だったヮ」

「僕はそう思ってたょー!」って。

どこまでも陽気な人に囲まれて、

幸せだなぁ〜と、ぼちぼち歩いて帰りました。

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