応用情報技術者試験に受かりました

はじめに

ドーモ,IKEMENと申します.
応用情報技術者試験に受かりましたので,勉強した備忘録として記録します.
後述の結果を見ればわかりますが,かなりギリギリで正直運で受かりました.
参考になるかわかりませんが,アウトプットの練習も兼ねているのでご了承ください...

結果

合格した時の試験結果を載せます.


午前:76.25点
- ストラテジ系:18.75点(75.0%)
- マネジメント系:7.5点(60.0%)
- テクノロジ系:50.00点(80.0%)
午後:60.00点
選択科目:情報セキュリティ,プログラミング,ネットワーク,サービスマネジメント,システム監査


ご覧の通り,午後は合格点ピッタシという偉業(?)を成し遂げました!
受けたあとは落ちただろうなと考えていましたが,なんとかなって良かったです.

勉強内容

結果も報告し終えたのでどのように勉強したのかをご紹介させていただきます.

勉強スタート時の状況

勉強した当初のワタシを取り巻く状況はざっくり下記の通りです.

  • 日系SIerで新卒1年目

  • 業務内容はAD等を活用したインフラ系システムの運用管理

  • 応用情報技術者試験(10月)まで2ヶ月半

  • 基本情報技術者は合格済み(同年4月)

当時を振り返ると3ヶ月ほどあった研修が終わり,ようやく現場に配属されモチベーションはMAXでした.
4月に基本情報を受けた勢いで受験してしまえと思い受験を決意しました.

計画と方針

2ヶ月半しかなかったため効率よく勉強する必要がありました.
ですので,勉強内容と期間を簡単に決めました.

1ヶ月:テキスト1周→2週間:午前問題取り掛かる→1ヶ月:午前問題で苦手克服,午後問題着手

基本情報を取っていないもしくは取得したが自信がない方はこのテキスト1周を1ヶ月半~2ヶ月ほど取ることをおすすめします.
私自身は知識は読むよりも何度も解くほうが身につくと考えていますが,何もわからずに問題を解いてもただの丸暗記になってしまいます.
最終的に知識があるかどうかで合否は決まりますが,すべてを丸暗記せずに分野について体系的に理解するようにしてください.
それぞれの分野を体系的に理解するため,かつ問題演習のフェーズになってもテキストで復習できるように最初にテキスト一周をおすすめします.

勉強方針は以下を掲げました.

・とにかく問題を解き,苦手を見つける
問題を解く意味ですが,私は苦手を見つけることだと思います.
午前問題では非常に広く出題されます.テキストを一周したところで全問は回答を思いつくことはできないです.
ここは問題演習を通して苦手を見つけて虱潰ししていくことが肝心です.

・見つけた苦手を最低限の点数は取得できるようにする
見つけた苦手を克服することも難しいので,最低限の点数を取得できるようにしましょう.
応用情報技術者試験では満点を取る必要はありません.6割取れば良いのです.また,過去問にある問題が一定数出題されます.ですので,過去問を解いて苦手を見つけて覚える,この一連の流れが大事だと思います.
苦手分野までその分野の専門家になる必要はありません.

・得意科目を設定し,満点を目指す
得意科目は絶対に設定すべきです.
応用情報技術者試験は合格点6割とあまり高い数字ではないです.
しかし,本番には様々なことがあります.いざ試験で緊張した,コンビニが混んでて昼飯を買えなかった,午前問題で自分が苦手なところしか出題されていない,などなど思ってたように解けないのが試験です.
この本番特有の雰囲気に飲まれないように得意科目を設定し満点を目指してください.
1分野の得点が2割だとしても,他の分野で10割が取得すれば合わせて6割となり合格に近づきます.
得意科目により本番でミスをしてもカバーすることができて,うまく解けた問題が多ければ多いほど安心し,メンタルも安定します.

得意科目の設定ですが,私はネットワークにしました.
選定理由は,午前と午後それぞれ出題されることとネットワークは私の業務内容に直結するからです.試験を通して業務に活用できる可能性があるためこの分野にしました.

勉強リソース

利用した勉強リソースは3つです.

1.ニュースペックテキスト応用情報技術者

最初にこちらのテキストを一周しました.選定理由は一冊ですべての内容を網羅していることです.
内容に関しては可もなく不可もなくという感じでした.

基本情報のときも思いましたが,この手のテキストではアジャイル等の最近の話題は深く説明してくれないので午前問題の演習や別途自分の方で調べて勉強しなければならない点は注意です.

2.応用情報技術者試験ドットコム

応用情報技術者試験の午前問題対策では必須だと考えています.
とにかく問題量がとてつもない,手軽にできることが良いかと思います.
私は通勤時間にずっとポチポチしていました.

注意事項としてITIL V3等の現在出題されることはない問題も出てくる点です.
ITIL V3の考え方はサービスマネジメントの分野では重要な考え方になるので覚えていても損はないですが,ITIL4とは単語が異なる点は要注意です.

3.2023 応用情報技術者 午後問題の重点対策

午後対策で大変お世話になりました.上述の応用情報技術者試験ドットコムでも午後問題はありますが,具体的に回答をどう書くか,どのように回答を導くかは少々物足りません.こちらの本では全分野の午後問題の解説があるので,自分が解く分野だけを選んで解いてください.

午前対策

午前問題の対策の基本はとにかく問題量をこなすことです.
テクノロジ系は出題量も多いためしっかり勉強してください.
わからないところがあったらテキストを振り返ってください.

わからないところの復習として,ChatGPTの活用も有効だと思います.
テキスト読んでもわからないという場合は思い切ってChatGPTに聞いてみてください.あなた専用の家庭教師となりとことん質問に答えてくれます.
私は他の試験を受ける際にどうしてもわからず活用してみたところ理解が進みとても有意義な体験となりました.

ちなみに,内容が正しいかはちゃんと自分で調べてくださいね

午後対策

勉強した内容は緑本(午後問題の重点対策)を選択する科目のみ選んで解きました.

午後問題は下記を選択しました.

  • プログラミング

  • ネットワーク

  • サービスマネジメント

  • システム監査

選択理由を説明します.
ネットワーク,サービスマネジメントは業務に直結していてイメージし易いからです.
システム監査は文章を読んで指摘するだけで特段知識は不要であるためです.プログラミングは余った科目で解きやすそうな分野を選びました.

もし時間があるならば+1科目ほど勉強したほうが良いと思います.
プログラミングは自己採点の結果2割ほどで,同じ年を受けた友人には組み込みシステム開発が楽だったと聞いたのでどちらも勉強していればシフトできたので後悔しているからです.
午後は色々な科目が出題される中から自分で選択できます.それぞれの分野が全く同じ難易度とは限りません.年度によってどうしても多少のブレはあります.
選択科目+1勉強しておくと気持ちに余裕がある状態で受験できると思います.

さいごに

勉強したこととその時に思ったことを簡単にまとめました.
試験に対しての私の考えですが,傾向と対策を知り計画を立てて実行することが一番の近道です.

今回の内容が勉強計画を作成するに当たり御役に立ててれば幸いです.

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