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この本は「私には関係ないなと思ったあなたに必要な本」だと思う #資本主義の中心で資本主義を変える
今まで書いたことがなかったが、そもそも私は証券業の血筋である。株屋の血筋と言ったほうがいいかもしれない。父は大手証券会社で政争に巻き込まれて子会社へ飛ばされた役員だったし(そのおかげでバブル期の大口顧客の損失補てんなど証券不祥事・事件で逮捕されなかった)祖父は友達と証券会社を一緒に起こして経営してた尋常小学校しか出てないヒトだったけど一財を成した成金だった。わたしはそんな2人を見て「株屋ってクソだな」と思って育った。以来お金に関係するものには嫌悪感がある。コレばかりはしかたがない。というわけで社会にでるときは広告の世界に飛び込んだ。
そんな何者でもない僕が資本主義の本を読むには理由がある。それは前回noteにも少々書いたけど、「お金で交換できる経済」と「お金だけで交換しない経済」noteを書いて、それを読んでメッセージが来て→会って→シゴトを一緒にするような「出会い」があったから。そんな背景があって書いています。
このnoteは、まだ出会ってないあなたに向けたメッセージだと思って綴っておこうと思います。
池松潤(いけまつ・じゅん)
コミュニケーションデザイン / noteクリエイター/文筆家
慶應義塾大学卒・大手広告代理店を経てスタートアップの若手との世代間常識を埋める現役57歳。登壇・イベント・ときどき婦人公論にコラムなど⇒ https://lit.link/junikematsu
1:この本は人間ドキュメンタリーの本である
ゴールドマン・サックス(以下GS)は超イケてる会社なんだと思うけど、僕はそんな点にはまったく関心がない。冒頭にGSクビになった下りがあるのだけど、高学歴で人生に失敗の無さそうな(無いとは言ってない)ヒトが、なんでこのような本を書いたのか?そこに興味をもったのである。この本を「私には関係ないと思っているヒト」に伝えたいのは、これは人生を賭して(あながち大げさでもない)オトコの人間ドキュメンタリーであるから。人間に関心のある人なら、読んで損はないと思う。たとえそれが覗き見趣味的なきっかけでもいい。一般ピーポーにはホント無縁の世界なのであるが、この本はまさに資本主義経済の総本山の中で行われてきた死闘の歴史なのだと思う。
2:この本を読むといい人
たぶん金融業界のヒトは読むんだと思う。だけど金融業界・以外の方が読むと学びや気付きが沢山あるのだと思った。例えばだけど、イメージしやすいように書いておきます。
・経済領域のライティングをしたいヒト
・金融業界へ転職活動中のヒト
・新NISAを買おうと思ってるヒト
・日頃まったく資本主義とか考えたことがないヒト
・他人の人生に興味があるヒト
※:前提として文章を読むのがスキなヒト
3:何故?わたしが感動したのか
そもそも本を出すヒトには「知ってほしいヒト」と「問いかけたいヒト」がいると思っています。その2つには大きな違いがあって、「知ってほしいヒト」には「知識の共有」や「役に立ちたい」という意識があります。このタイプの本には「情報を消費される運命」があります。
「問いかけたいヒト」には「宿命」や「人生の演じる役割」から「何かを問いかけることでヒトに動いてもらいたい」という意識があります。その背景や理由を読み解くと、そのひとの哲学や美意識が垣間見えてきます。このタイプの本には「人生におけるモヤモヤを解決してくれるヒント」が備わっているように思います。
この本は、著者の人生ドキュメンタリーを通じて書かれた「人生におけるお金周りのモヤモヤを解決してくれるヒント」が書かれているように感じました。あと文章を書くのが苦手だったのに、ここまでの大作を書くのが凄い。だから今noteに書き残しています。
読了📖Kindle
— 池松潤 / Jun Ikematsu (@jun_ikematsu) November 5, 2023
これは彼の奮戦記📖手短になんて言い表せない💫もの凄く感動しました😭note書くぞい
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それにしても昔から文章を書くのが苦手で原稿用紙1枚分の作文を書くことさえできなかった私がまさか本を書くことになるとは夢にも思わなかった#資本主義の中心で資本主義を変える@shimizudaigo6 pic.twitter.com/p9lQp6pt1Q
4:著者について
清水 大吾(しみず・だいご)
1975年、愛媛県伊方町生まれ。 2001年に京都大学大学院を卒業し、日興ソロモン・スミス・バーニー証券(現シティグループ証券)に入社。 07年にゴールドマン・サックス証券に入社し、16年からグローバル・マーケッツ部門株式営業本部業務推進部長(SDGs/ESG担当)。社会の持続可能性を高めるためには資本主義の流れを変える必要があると考え、社会の価値観そのものを変えるべく啓発活動を推進。 23年6月、同社を退職。 「人生最後の10年」の集大成をかける分野を模索して求職活動中。
![](https://assets.st-note.com/img/1699239499076-t1MJWqG1nO.jpg)
会社の閉塞感に悩んでいる人に送りたい言葉。
— 清水大吾(Daigo Shimizu)「資本主義の中心で、資本主義を変える」を出版! (@shimizudaigo6) November 4, 2023
「偉い人、会社辞めたらただの人」
所詮サラリーマン、気楽に行きましょう!
5: 資本主義の中心で資本主義を変える ニューズピックス (2023/9/4)
目次
1章 資本主義は「限界」か?
1-1. 資本主義の方程式
1-2. 競争原理がすべてを動かす
2章 お金の流れを根本から変える
2-1. 日本の資本市場のボトルネックは「忖度(そんたく)」文化
2-2. 「忖度」を解くカギは「緊張関係」
2-3. 「空気の読めない人」が時代をつくる
3章 ピラニアを放り込め!
3-1. 過去の言葉になった「Asia ex Japan」(日本を除くアジア)
3-2. 「健全な緊張感」のもたらし方
episode. (エピソード)
・「成長を疑うヤツは出て行け」
・自ら「成長至上主義の歯車」を回すとき
・悪夢の長い階段
・「キレイごと」追求のための、1000億円超の案件
もしあなたが、資本主義経済なんて関係ないなと思ったら、あなたにこそ必要な本だと思います。なぜなら、誰もが資本主義経済が行き詰まっていることを感じているから。
ではまたnoteでお会いしましょう。
noteを通じて出会った池松さんの記事。
— 中村 研太 (@KentaN718) October 29, 2023
人は「感情」と「理屈」と「志」で動くと言いますが、「志」の力は強いと感じます。https://t.co/iSJzVjWxRI
「大番」獅子文六
— 池松潤 / Jun Ikematsu (@jun_ikematsu) June 14, 2018
昭和初め愛媛の田舎を飛び出した青年は生き馬の目を抜く兜町で小さな株屋に滑り込む。実在モデル伝説の牛ちゃん。新聞連載からヒット経済小説。男はつらいよ・渥美清がテレビ主演で人気になるきっかけとなった。
※相場師は自分の源流そのものだから。#あの小説 #fmyokohama #今晩 pic.twitter.com/WoQCHGYh8H
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