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猫野サラさんのこと #金曜トワイライト が出来るまで

昨晩、猫野サラさんのnoteを読んで、急遽これを書いてます。ただ無心で書きますので、お付き合いください。恋愛脳のことを考察脳で書くからどうなるかわからないけど。


※こんなハッピーを分かち合いたい。金曜トワイライトを書くときはいつも何かを聞いて没入して書いてます。今はコレを聞いて書いてます。


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金曜トワイライトを書こう!となったのは、教養のエチュード賞主催の嶋津さんが背中を押してくれた6月のことでした。

それまでnoteで恋愛小説を挑戦するなど考えた事もなかった。もちろんSNSに挑戦は鉄板のスタイルです。でもそんな領域があるとは思えなかった。五十を超えて挑戦なんてすき間が残っているのか?と。

3年前は、noteもTwitterもフォロワー数はゼロでした。もちろん何者でもなく、Buzzった事もなく、インフルエンサーでもない自分の書ける事といえば、考察系・マーケティング系の文章だと思っていました。だから考察脳を使った客観的な文章ばかり書いていました。短文にまとめるのも苦手なので、5千字~8千字の長文ばかり書いてきました。

エモい文章とか、何度やっても書けません。エモいの書こうと思ったら、重くなった。書き直したら蒼くなった。なかなかエモくなりません。そりゃ当たりまえです。見てる景色が違うから。僕の青春は日本がキラキラと輝いている時代だったのですから。等身大の日常。何気ない景色。全てが違うわけですよ。

でも、嶋津さんは「恋愛文章を書くべきじゃないですか。書きましょうよ」と背中を押してくれました。最初は「えー?マジか」冗談でしょ。誰が読むんだよ。って思ったんですけど、嶋津さんは言うんですよ。「カッコいい恋とか、池松さんにしか書けないでしょ」(違うかもしれないけど、そう聞こえた)

そうか。。エモいのは書けないけど、昔のコカコーラのCMみたいなやつなら書けるかもしれない。それなら年寄りの冷や水と言われてもいいか。と思って、構想に入りました。

そうなんです。昔の職業病で、まずはコンセプトや、構想をガッチリ重工業並みに、耳から血が出るほど考えないと納得できないタイプなんです。誰よりも深く考える。企画1000本考えてこい!としごかれた世代です。仕方ありません。生き残るために身についた習性です。どんな苦しい事があっても、楽しくワクワクする。そういう感じなんです。

主観で暗くてシリアスなのなら書けるけど、主観でカッコいいのなんて書いたことありません。だから、走りだすまで試行錯誤しました。まぁ。書いてる今でも試行錯誤してるんですけどね。

そこで、アイコン的に絵を入れようと思って、サラさんに相談しました。サラさんは、「えー!?」って感じだったんですけど、「じゃあ書きますか」と書いてくれることになりました。度胸があるヒト大好きです。挑戦するって度胸がないとできないでしょ。挑戦するチカラはアーティストに大事な要素だと思います。僕は猫耳の画でも出てきたら笑うなぁと思って、勝手に考えた「恋の5大テーマ」を軸線として送って待ちました。

猫野サラさんは、画だけじゃないんですよ。文章を書いても凄いんですよ。だから、なんで主婦やってるのかなぁって思ってました。余計なんだけど。そのくらい凄いってこと。

サラさんは最初「こんな感じですかねぇ」ってラフ案を送ってきてくれました。

僕は「自分のコレだ!って最高のやつ書いてくれればそれでOKです。ビビッと来るか来ないか。それだけです。ドン!と書いてください。信じてるから大丈夫。完成品を待ってます!」って返信しました。

だってイケてるか、ダメかなんて、理屈じゃないでしょう。マーケティングでもない。作品とは、文章も画も一緒で、ビビって来るか、ダメかです。だって美しいとか、イケてるとか、言語化出来る方が、評論家っぽくておかしな話だと思うからです。

文筆家も、画家も、書いて説明なんていりません。文筆家は文章でキャッチボールをする訳だし、画家は画でコミュニケーションするものだと思っています。イチイチ解説するなんてカッコ悪すぎる。そういうスタンスで生きてます。


でーん!ビビッと来たっていうか、クラクラしました。眼を見てくださいよ(拡大ね)、そして唇に吸い寄せられました。惚れるわぁw

1作目に送ってくれた「ネクタイの女性。」

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2作目「振り向く女性。」

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3作目「水滴と女性。」

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4作目「両手を顔に添える女性。」

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文筆家に筆力と呼ばれる、「筆の勢い。筆勢。文章を表現する力」があるように、画を書く人には「画のみずみずしさ、画の勢い、画の表現する力」があると思います。それは感じるもので、言語化とか、再現性とかじゃない。そんなのじゃない。人間力だと思います。

だから、画に負けないように書こうと思ったんですけど、これが難しい。画を見てから、画の15分くらい上空を飛ぶ文章を書きたいんですけど、画の引力に引っ張られちゃって、画に被さった文章になっちゃうんですよ。クソ!ちくちょう(汚くてごめん)

だから画と15度くらいずらした文章を書こうと思いました。これが難しい。色々な工夫をしていると金曜日は過ぎてしまいます。だって通常の仕事とか、やってると金曜の早朝に一発勝負で90分くらいで書かないとならないのですから。

でも、上手く書けない。そういう時は文章は全部捨てちゃいます。後生大事に持っているとダメだからです(僕の場合は)。文章が走るか、走らないかは、降りて来るか、降りてこないか。でも待ってる時間がありません。だから気合一発勝負です。

それが上手くいくとは限らない。ダメなときは、ダメなんです。邪心があって狙って書いたり、いいね付きそうな文章を書いてブレたり。なんか書けないときもある。僕は文学賞も獲ったことのない凡人です。才能の無い人間は、ただ努力するだけです。階段をダッシュして脳を酸欠にする。裏山を歩いて気分を変える。無心になる努力をいつもしています。

そんな時に、いつも見守ってくれていたのが、サラさんの画でした。だから、書き終わって、文中に貼るときには「おつかれさまでした。今日もなんとか書けました」って言って貼るんです。そうやって平日の終わりを迎える。平日と休日の狭間の時間。僕にとっては、特別な時間なのです。



僕は、これからも挑戦し続けます。あまく、まるく、やわらかい。カッコいい恋の話を書いて行きます。9月末までは続けるつもりです。どうなるかなんて、僕にもわかりません。

Barで「読んでます」花屋さんで「楽しみにしてます」と言われて、いい気になって書いてます。勘違いも才能ですから。


サラさんのnoteに、“女性”と技術を総動員して描いたのが、金曜トワイライトシリーズのイラスト。と書かれた文章を読んで、涙が出てきました。ええ。泣いたりしないですよ。昭和は泣いたりしない。全米も泣かない。

でもね。最高です。理屈じゃないです。恋だって理屈じゃないでしょw

猫野サラさん。絶賛応援中です! 乾杯!


猫野サラさん:イラストレーター。マンガや小説も/岡山在住。関西人。夜よっぱらい。あめちゃんを配る大阪のおばちゃん。。。らしい。

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