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「横浜」の名前の由来

昨年末に、意外な理由でセグウェイと言う最新式な乗り物に乗ってきた。

前から乗りたいと思ってはいたが、日本の交通法上、まだ一般人が車道でセグウェイを乗れる日がすぐに来るとは思えない。

色々規則や罰則が厳しいので、半ば諦めていたのだが、クレジットカード会社のマイルが何年もの溜まってしまい、有効期間が過ぎるとせっかく貯めたポイントが無くなると言うではないか。

今までは、買い物もろもろメインカードとしてマイルを貯めて、溜まったマイルで年に2、3回ほど韓国にいる母に会いに行く時に、国際線の特典優待航空券に引き換えて無料で利用させてもらっていたので大いに助かったのだが、コロナ禍で2年以上海外には行けなくなったので、マイルが溜まってしまったのだった。

しかし、貰えるはずのものが無効になると言われると、それは面白くない。

それで、必死でその分を商品として消費せねばと色々調べたら、提携しているお店やサービスがずらり。

コロナ禍でレストランにも旅行にも使えないから、違う商品を選ぶ必要があったが、偶然目に入ったのがセグウェイツアーの案内だった。

前から乗りたいと思っていたので嬉しくなり、申し込みをした。

場所は横浜の桜木町駅前のみなとみらいにある所だった。

当日、予約をした時間よりもうんと早い時間に家を出発して、車でまずは横浜と言えば中華街!に行って、美味しい中華料理を堪能した。その後、集合場所に行ってみるとツアー客は私一人。

がらんとしたセメントの地面に初めて実物で見るセグウェイが3台止まっていて、ヘルメットを被った男性2人が待っていた。その日は私1人らしい。2人の先生が付き切りで30分の講習をやってくれた。

直線に進む進み方、曲がる練習、止まる練習など少し慣れてくるとポールを立てて間を通る練習など安全運転を叩き込まれた。

と言うのも、実際のセグウェイはタイヤが大きくて、しっかりした作りなので、値段を聞いたら一台100万円だそうだ。車扱いになるので、車のナンバーも付けなくてはならないらしい。手が届けば欲しいなと思っていたけれど、すっかり諦められた。

30分の講習が終わってから、初めて道路に出た。前と後ろに先生たちが私を挟む形で出発していたが結構スピードも出て楽しいけれど、すぐそばを人々が歩いているので、かなり気をつけて安全に進めなければならない。

走る時も先生達とコミュニケーションを取るために、お互いに無線のヘッドフォンとか無線機を身につけての走りだったので、絶えず先生から指示や街の説明などが流れてくる。

なんと、ツアーのインストラクター達は観光ツアーガイドの資格保持者らしいので、行く先々の場所の説明や建物の歴史など詳しく教えてくれた。

町田に住んでいたので、横浜線1本で30分もすれば来られる所だし、横浜が好きで元町でショッピング、中華街で食事、みなとみらい線が出来てからは数えられないくらい横浜に来ているのだけれど、それでもへえ〜と言うくらい詳しい説明が多かった。

その中でも、幕末末期から明治時代の始め頃の、ペリ船長の黒船が入ったと言う場所に連れて行かれた時は感動までしたのだった。

昔の歴史を表せる白黒の写真を見せてくれて、「あなたが立っている所は、この写真の中の犬がいる所です。」だって。

その話の中で、「なぜ横浜という名前が付いたか知ってますか?今は建物や地形がだいぶ変わってしまっているけれど、当時のここは何にもない砂場が続いている所でした。その地形が少し盛り上がったところがあって、そこだけが自然と砂場が輪っかを作るように内側に入って来たんです。ペリ船長の黒船が定着して、その砂場から陸に上がるときに、政府の関係者達がまだ着物を着て立っていたのですが、歴史に残す大事な場面に、歴史的なその場所の名前を付ける必要があって、丁度、砂場が横に入った浜だから横浜と言う名前になったんです」だって。

なるほど〜でしょう?

知ってみると、明日誰かに言ってあげようってなりませんか??


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