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初のシャネルバッグ
先日、思わぬ所から人生初のシャネルのバッグを手に入れた。
元々ブランドの物が好きという事はあるけれども、見栄だったり虚勢の為ではなくて、品質やクオリティが好きなだけだけれども、かなり値段が張るものだから、小物ならまたしも大きいバッグなど手が出ない。
ブランド物の中古品をよく手に入れて使っているのを息子は知っていて、偶然にも職業柄ブランド鑑定士の資格を持っているので、結婚後安定して来た時に、ずっと欲しかっていたロレックスのダイヤが嵌めている腕時計をプレゼントしてくれたり、ブランド品の中古のバッグをプレゼントしてくれる。
私は成人に色んな事、例えば語学の教室、お料理教室、ボイストレーニング教室を22年間も教えて来たので、何百人もの生徒さん達と出会っている。
1000人を超えるかも知れない数かも知れない。
その中には、不思議と凄いお金持ちのマダム達が居て、最初の入会の時は分からないけれども、何年ものレッスンが続いて信頼関係が出来ると、彼女達自ら実は少々資産を持っていると告げられるのだった。
だからって関係性に変化があるわけでは無いけれども、当時離婚して幼い息子2人を抱えて大変さを知っている彼女達は、ホテルのオーナーはホテルの無料宿泊券を毎年何枚もくれて、息子達の学校の休みの度に有り難く利用させて頂いたり、また別の資産家のマダムは、当時生活やら子供の教育費にお金を費やして、自分の服もままならない私を気遣ってか伊太利亜と言うブランドの服を毎週のように買ってきて、「これ、買ったけどサイズが合わないから先生にあげる」などと言って、4、5万円もする高価な服を何着ももらったり。
数多いそれらの恩恵を受けて来たのだった。
何故だか先生の教室にはお金持ちが集まると言う噂もあったのだが、とあるカルチャーセンターに教室を持っていて、そのクラスの1人がお金持ちのマダム。
ご主人を亡くされて、少し落ち着いたところで教室に戻られた。
お喋りの中、自炊をした事がない彼女が一番困っている事が食事だと言うことを聞いて、私に出来ることなら、作り置きのおかずくらい作って差し上げますよと申し出たら、契約成立!で今週一のお素材おばさんになっている。
先日、初めて彼女の家に打ち合わせのために招かれて行ったら、家ではなくて宮殿じゃねか。
他のお金持ちのマダム達の家にも招かれてお邪魔した事があるのだが、皆さん、庶民がイメージする一軒家とかマンションでは無いんですよ。
ボタン一つで家のカーテンの上げ下げが出来たり、高価なカーテンに傷をつけるからと飼っている猫達の爪を手術で抜いてしまったりするんですよ。
もう〜その高そうな猫の爪を見た時、可哀想で涙が出そうになったなもう。
そんで、家に上がらせて頂き、高価な茶セットでお紅茶とケーキを頂きながら、食品アレルギや好き嫌いを訪ねていると、「先生、失礼じゃなければ、使わないシャネルのバッグがあるんですが入りませんか?」と仰るのではありませんか!!
失礼だなんて、どんでもございましえん〜
買って2回しか使ってませんが、私には似合わないようなので。
似合おうが似合わないが私には関係ありましえん〜
丁寧に箱に入ったままの綺麗なバッグを頂いて来たわけであります。
ありがたや〜
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