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やっとの思いで。

100年時代を生きる今は60才なんて、高齢者のグループにも入れない若さを持って、けど50代のような、まだ社会の一人としての仕事が残っていて、自分の老いていく身体からの様々なサインを横目にまだ余裕を感じているのとは訳が違う。

65才になって初めて、社会が用意した高齢者の恩恵を受けたり、社会からの認知度も発生するだろうに、中途半端な5、6年を過ごさなくてはならない年齢になってもうた。

オマケにコロナ禍も手伝って、仕事も早めにリタイアする羽目になり、恨めしいかと思うとそうでもなく、返ってどこかほっとしている自分がいる。

自分意思だけで仕事を打ち切る決心をするのは容易なことではないからだ。休みたいと思いつつも、働けばお金になって生活が豊かになる事実は、ガタが来ている身体にムチを打ちながらも、まだ大丈夫だと自分を騙しながら、前だけを見て生きてきたから。

コロナ禍のお陰で、仕事をやめる口実もできたし、緊急宣言で外を這いずり回らなくても良くなった。毎日が日曜日で、ずっと家にいても良いのだ。正直、嬉しい。しかも国から給付金も頂いて、しばらく生活の心配も、贅沢をしなければ少しは持つかな?ゆっくり今後のことについて考えられるタイムリミットも伸びた気がして嬉しい。

重ねていくコロナ禍で飲食店や医療関係者の皆さんには申し訳ないけど、悪いことばかりではないと思うことも大事ではないかな。

広い目線で見ると、世界的に自然環境は人間の侵入が減って、改善されたという。テレビで映されたハワイの海の中では、コロナ禍で自然が回復されて、珊瑚や魚がのびのびと幸せそうに泳いでいるではないか。

勿論コロナ禍で職を失って貧困に喘ぐ人達、命を絶つほど切実な人達も増えているから心が痛い。


幼い時から踊りや新体操、クラシックバレー、短距離走などで活躍をしていた我が脚は、今じゃ変形性関節炎で歩行もままならなくなった。

正座が出来ないし、和式便座にも勿論しゃがめない。遠くまで歩けないし、勿論走れない。ジャンプなんてもってのほか。

太ってしまった身体は、昔の踊り子時代の写真を見せると、必ず誰ですか?と聞かれる。若い時の面影はいずこえ???

トイレは1日何回行っているんだろうと、毎日数を数えてみようと思っているのに、トイレから出るとそれすら忘れる。確かテレビのコマーシャルで、硬くなった膀胱がおしっこを溜められなくなったせいで、すぐにいっぱいになってしまうからだそうな。納得!

脚はガタガタ、オシッコはチビチビ、目もショボショボ、手先は痺れて、オマケに糖尿病と脂肪肝!もう〜まともなところが無い。

それでも生きなきゃならないから、何とか笑いの素材を見つけてはヘラヘラ。今日も楽しかったな!の日々を。

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