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今週気になったテックニュース 2023.08.25

個人的に今週目にして気になったニュースやトピックです。テックと言いつつジャンルは雑多です。元々チーム向けに共有していたものですが外に出してみる試みです。ある種のスナップショットとしても後から見返すと自分でも面白かったりします。


今週はゆるっと書いてみる

率直に言って今週は明確にトピックとして取り上げる感じものが自分としては見つけられなかった。そういう時は以前用いて結構良かったフォーマットを引っ張り出してみようと思う。より曖昧になんとなく流れで語っていくと、芋蔓式に出てきたりするものだ。

コンテンツの来歴を記録する「C2PA」って何よ

MIT Technology Reviewのメルマガをとっているので流れてきた記事。

この記事で自分は「C2PA」という単語が初耳だった。「Coalition for Content Provenance and Authenticity:コンテンツの来歴と真正性のための連合」が由来であり意味らしい。つまりプロトコルそのものの名前というよりは、団体の名前。

撮影されたデバイスやアプリケーションなどを記録していくイメージらしい。自分の生活で言うと、食品の産地や流通を知ることができる機能に似て居るなと思った。

食品は特に信頼が重要な分野だし、「私が作りました」みたいなスーパーのポップが売り上げにどのくらい有意に作用して居るのかはわからないが、あくまで個人的には確かにどこかわからない外国産よりは、顔と名前を出していることの覚悟とそこからくる信頼を感じるのは確かに。

加工された可愛い女の子の写真が「iPhoneで撮影して、〜〜というアプリでどう言う編集をした」と言うようなことがわかるようになるのか。

とはいえ、記事を読んでいくと、「C2PA」という単語は自分は知らなかったけれども結構知られているテック用語…というわけでは、まだなさそうな感じである。

「Galaxy Tab S9」は水に沈めながら絵が描けるタブレット

Twitterに流れてきてびっくりしたもの。新しいタブレット製品、Galaxy Tab S9のデモみたい。

普段iPhoneを使っていて、雨で画面が濡れてしまうとタッチがうまく使えなくなることは自分もよく経験している。お風呂に入りながらスマホを触ろうとしてうまくいかなかったり。

それはタッチの仕組みが静電容量だから。静電容量式は現在の多くのタッチインターフェースに使われて居る仕組み。ものすごく簡単に説明すると、電圧が画面にかかっていて指が触れると通電して電圧が変化する。その電圧の変化を検出して、どこがタッチされているのか調べる。なので、濡れると機能しない。

ちなみに他には赤外線センサーで指の位置を取得したりするタッチパネルもある。

静電容量式は水中では機能しないので、Galaxy Tab S9はペンが感圧なんだろうか。製品サイトを見ると特に言及はしていなかったが多分そうなのだろう。

水中で描けるってどういうユースケースよ、と思うものの、IP68の防水性能はすごいし、かつこのペンで濡れていても書けるので、外の現場用に実はいいのかもしれない。雨に打たれながら仕事せずに済むのがベストだが。

CEDECで展示されていたソニーの立体視ディスプレイの大型サイズが観てみたかったな

あとはこれかな。ゲーム系のカンファレンスイベントのCEDEC、数年前に一度行ったことがある。講演も良かったが、こういったデモ展示もいっぱいあって個人的にはそういうの好きなので楽しかった。

で、今年は行けなかったんだけど、ソニーさんの立体視ディスプレイの巨大化版?

もう少し詳しく知ろうと、サイトのスポンサー展示のページを観てみたのだがよくわからなかった。

すでに発売している製品としてはELF-SR2がある。チームのメンバーが持って居るので実際に体験しに行ったが、確かにすごかった。立体だった。

立体ディスプレイではLooking Glassという全く別の方式の先行製品がある。

これは方式が違って、複数人が同時に立体視することができる。一方でソニーの方は、同時に一人しか立体視することができない。ただおそらくソニーの方式の方が構造がシンプルなぶん、コストは落としやすいし、大型化もしやすい。

先日ソニーパークミニで展示されていた、画面を通して向こう側の人とキャッチボールをするこのコンテンツなんか、組み合わせたらより面白いことになったりするのではなかろうか。

Shureのコンパクトなオーディオインターフェースが欲しい

なんか小型のオーディオインターフェースが発売されていた。

音を取り込んで反応するうなインスタレーションを作るときや、ライブ演出やVJなどの音に合わせて反応する仕組みを作る時にはオーディオインターフェースというものをPCに接続して音を受け取るのが通例だ。

例えばステージだとPAさんから音のケーブルを伸ばしてもらい、それを自分のオーディオインターフェースにさして、オーディオインターフェースはPCにUSBで接続するようなイメージ。

自分はこれを使って居るのだが、XLRケーブルやフォーンケーブルを受け取るためだけにしか使わないことも多く、正直限られた大きさの現場の机の上だと邪魔だなと思うことも多かったので、小型でそこそこ使えるなら簡易で良い現場なら使い勝手がすごく良さそう。でも18000円はちょっと迷う金額。

終わりに

僕はfeedlyというRSSリーダーに色々なサイトを登録して情報を見ている。記事の一覧情報をXMLで書き出してくれているデータのファイルだ。

昔はRSSはどのニュースサイトも配信していたのだが、TwitterなどのSNSが流行って、そこで記事を更新しました、と流した方が効果が高いので、そちらが主流になってしまった。主流になってしまい、RSSを見ない人も増えて、そしてRSSを配信しないサイトも増えた。

また、オウンドメディアブームでコンテンツが飽和した時に、今度はそれをどうユーザーに届けるのが課題になり、メディア同士がグループを組んで、その提携したメディア同士であちらの記事をこちらでも配信する、ということも増えた。コンテンツ配信ネットワーク的なものだ。

しかしこれが問題で、RSSを登録していると、同じ記事が両方に出てきてしまうのだ。RSSリーダーで読んでいると、これが非常に多い。本当にびっくりするくらい多いのだ。RSSで読まれることをもう想定していないのだな、と思う。

重複を排除するような機能を持つRSSリーダーを作ったら自分の作業が捗るだろうか。


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