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【20200211】手放してみたら、あっけない

 おとといの夜、思いきって古いノートを捨ててみたら、ものすごい心が軽くなって、自分でもその効果に驚いています。

 もとから物への執着はそんなになくて、服も小物も抵抗なく手放してきたので(今は、本だけ別格扱い)、持ってる物の総数は多くないほうだと思うんですが、捨てるべきものを捨ててなかったんだと知りました。いやー、断捨離ってこういうことかー!

 ノートに何を書いてたかって、10年間その時々に自分が経験したり感じたことなんですが、でも根本には「小さい頃のトラウマを解消したい」って気持ちがずっとありました。
 トラウマというと大げさなんですけど。子ども時代の両親への不満とか、ずっとアトピーだったので自分の見た目へのコンプレックスとかですね。

 で、今回ひとつ発見しました。「捨てる」は案外あっさりとした行為です。別に、揺るぎない覚悟とか、大きな決断とか、いらない。ごみ袋に入れて、ごみ収集車に回収してもらうだけ。

 書くことで思考の整理をしてきたのは、つらかった過去を手放していくプロセスだと思ってたんですけど、ノートを捨てた今になってみると、逆だったのかもしれないと思いました。記憶を思い出し続けることで、自分を過去に縛りつけてる。

 葛藤してきた。してきたけれど、それが想像以上の重さだったことが、手放してみたら実感できました。自分の構成要素の中に「恨み」成分もあったのかもしれません。重いとかじゃなく、それはもうホラーだよ。こわー!!

 手放してみたらあっけなくて、とらわれたくない過去を起点にする必要なんて全然なかったのだと思いました。たどり着きたい未来を描いて、身軽にそこに飛んでいけばいい。

 ここに来るまでに時間も手間もかけてるから、そこを否定するつもりはないんですけど。うまく言えないけど、この軽さに驚きすぎたので記録しておきます。

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