簡単な運動と言えば?

クーラー病になっている。。
続きは編集後記で。
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100歳まで自分の足で歩くを伝える理学療法士、池上ゆゆです。



あなたが思う簡単な運動は何ですか?


・・

・・・

・・・・


そうです!!

ウオーキングですよねw(合ってましたか?)


誰でもどこでも簡単にできる運動です。

雨だとだめですけど。。。

基本的にはいつでも始めることが出来ます!!


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なぜ歩くことを伝えるのか
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40歳を過ぎると、筋肉の低下が確実におこってきます。

誰にでも、確実にです!


悲しいですが、私も40歳を超えたころから身体の衰えを感じるようになりました。

あなたはどうですか?


どうして、私が自分の足で歩くことを伝えたいのかをお話しします。

少し長くなりますが、お付き合いください。


それは自分の歩けなくなった経験から来ています。


私は、学生の頃から水泳・陸上・テニスをしており、痛みもなく自分の身体に自信を持っていました。

自分でいうのも何ですが運動神経もいい方で、何のスポーツでもそこそこできていました。


しかし、3人目の子供を妊娠した時から動くことを禁止されてしまいました。

妊娠5か月目に出血したため、緊急で産婦人科を受診しました。

そこで絶対安静と言われてしまいました。

その後、大きな病院で検査してもらい前置胎盤という診断を受けました。

前置胎盤とは、赤ちゃんが出てくる産道を胎盤がふさいでいる状態をさします。

前置胎盤とは?原因や症状、確率は?出血が起きるの? - こそだてハック (192abc.com)(子育てハックのページが開きます)

私の場合は、胎盤が産道を全てふさいでいるため、帝王切開しか子どもが助かる道がありませんでした。


出産予定日の6週間前から入院し、ベッド上安静となりました。

身体が健康なのに、1日中ベッドの上で動いてはいけない。

気が滅入(めい)ってきます。。

1日が長くて長くて。。


42日間耐え抜いて、やっと帝王切開の日が来ました。

無事に子どもを出産し、部屋に帰ってきたのは良いですが、

再び出血、看護師さんが輸血を手で鷲掴み(わしずかみ)にしているところで気を失いました。

次に目覚めたら気道確保された状態でICUで横になっていました。

1日に2度目の全身麻酔をかけて、子宮を摘出していました。

後から分かったことですが、妊婦さんの死亡率1位の羊水塞栓症(ようすいそくせんしょう)も発症したようです。

羊水塞栓症(ようすいそくせんしょう)とは、羊水や羊水のなかに存在する赤ちゃんの産毛、髪の毛、皮膚細胞、便などが母体の血管内に入ってしまい、血液の流れを遮ったり、アナフィラキシーショックを起こしたりする疾患です。

ほとんどが破水(はすい)後に発症し、母体の呼吸停止や心停止など重篤(じゅうとく)な症状を引き起こします。

発症頻度は2~5万分娩に1例ほどとごくまれですが、発症した場合の母体死亡率は30~80%と非常に高く、妊産婦死亡原因の1位とされています。


前置胎盤と羊水塞栓症、どちらか一つでも珍しいのに両方なるとは。。

でもどちらか一方でも命の危険があったのに、病院の皆さんに命を助けてもらいました。

足を向けて眠れません!!

本当に生きてるだけでありがたい!!

子どもの成長をこの目で見ることが出来る幸せ!!


しかし、身体のダメージは想像を絶しました。

2度の全身麻酔だけでも相当の負担がかかっているのに、2500ml以上の出血量でした。

私たちのからだを流れている「血液」は、体重の約8%を占めています。 通常、日本人成人の血液量は、性別の違いなどによる個人差はあるものの、平均的には体重1kgにつき約80mLあると言われています(体重60kgの人の場合ですと、5L弱の血液が流れている計算になります)。 「血液」は、赤血球、白血球、血小板の細胞成分(血球ともいう)と、血漿(プラズマ)と呼ばれる液体部分から成り立っており、血液全体のおよそ45%が細胞成分で、残り55%程度が血漿成分です。

血液について 一般社団法人日本血液製剤協会 (ketsukyo.or.jp)

私の体重が55kgだったので、身体を流れる血液量が約4400mlです。

つまり、全血液の半分以上が無くなったのです。

事前に、もしもの時用に自分の血液をストックしていましたが全く足りませんでした。


ICUから出てからが本当につらかった。。

子宮摘出後で、お腹の血が貯まるのを抜くための管が入っていて、動くたびに激痛が走ります。

しかも、麻酔の影響なのか貧血の影響なのか分かりませんが、座っていることがしんどく、テレビもNHK以外は色が激しすぎるのと音がうるさいので見れませんでした。

1日中寝て過ごし、産後なのに子どもの世話をした記憶がありません。


家に帰ってからも、この状態が4か月ほど続きました。

30分座ることが出来ず、2階に上がることも出来ず、歩いて30秒の実家に行くにも車で行く状態でした。

子どもの世話は、私の母親がすべてやってくれました。

4か月経ち、自分の赤血球が再び造られるようになると、少しずつ身体も回復し、2階に洗濯物を持って上がれるほど回復しました。


自分で行きたいところに行ける身体は、当たり前ではありません。

私のように急に動けなくなることもあります。

少しずつ筋肉が弱くなって、いつの間にか歩けなくなることもあります。

自分の足で行きたいところに行けることは、とても幸せなことです。

その幸せを、できるだけ長く保ち続けるために運動することを伝えています。


将来、子どもの世話になりたくないですよね。

自分の行きたところに行くのに、人の手を借りたくないですよね。

あなたの身体は、鍛えることで必ず歩けるようになります。

筋肉は、何歳からでも強くなるのです。


あなたが、今運動していないと感じているなら、ウォーキングから始めましょう。

1日5分でも10分でも、歩くことで筋肉は鍛えられます。

まずは動くことを意識して生活しましょう!



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編集後記
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暑くて暑くて、身体がおかしくなしそうです。。

もともと夏に弱かったのですが、最近は特に夏が嫌いになっています。


しかし去年から近くの川に泳ぎに行くようになり、ぐっと涼しさを感じるようになりました。

それまでは、庭にプールを出して涼んでいたのですが準備がめんどくさい。。

プールを膨らますだけでも大変です。。


川なら、水着を着てそのまま車で10分も走れば川で泳ぐことが出来ます!

今年も涼みに行こうと思っています!



また次回。

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