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京都と誕生日が同じだった。

おはよう、こんにちばんは。京都と東京の2拠点生活になりました黒田です。

何言ってるんだこいつ?というタイトルかつ、こんなことを言っていたら京都人の方に怒られそうだな......と思いつつも、note読者にそんなイケズな人はいない!というプラットフォームへの信頼を元に書いてます。

「10月22日」

字面も好きだし、なんだか愛着のある自分の誕生日。
地元も近い世界的スターのイチロー選手と同じ誕生日。

デジタル時計で「10:22」を指している瞬間を目にすると、少しだけ嬉しくなることもある。
ただそうは言ってもどうしても、年を経るにつれ子どもの頃と比べると誕生日への特別感が薄れていてしまってる自分も隠せない。昔は「誕生日パーティ」なるものを企画してお互いにお祝いしあったりしてたけれど、そんなことも学生時代が終わると少なくなってくる。

今回はひょんなきっかけでちょっぴり自分の誕生日に対しての特別感が増したので、備忘録も兼ねて。


京都に引っ越して間もないある日、お店にも行けないおこもり生活の中、ちょっとした気晴らしで散歩をしていたときのこと。
目に飛び込んできたポスターの「10月22日」の文字。
何かと思って見てみると「時代祭」というお祭りがあるらしい。
今年はド平日なので、これは何かの日なのかな?と思い調べてみたら、「泣くよウグイス平安京」と合言葉のように覚えた、あの平安京をつくった日とのこと。
(正確に言うと長岡京から都を移したのが10月22日で、命名は11月8日。)さらに時代祭は、祇園祭と並ぶ京都三大祭ひとつ。

公式ページによると『時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年紀念祭を奉祝する行事として、明治28年に始まりました。明治維新によって著しい衰退を見せた京都の町おこし事業の集大成として平安神宮が創建され、そこに寄せられた人々の熱意の象徴として、まったく同じ意志のもとに創始されたのが時代祭です。その意志は、京都の誕生日10月22日に「一目で京都の歴史と文化が理解できるものを」「京都をおいて他にはまねのできないものを」というもので、京都人の心意気と誇りがふんだんに織り込まれています。』とある。


今年は残念ながら行列は中止みたいだけれど、来年は開催できると信じて。

なんだか縁もゆかりもほとんどない土地だった京都だけれど、これからは誕生日を迎えるたびに、思いを馳ちゃうなきっと。

京都に住んでいなかったら、この先もこのことは知っていなかったかもしれないと思うと、これも何かのご縁かな。
"今"の京都をたのしみつつ、京都の歴史・文化・慣習も学びつつ、寺町である大田区・池上のまちを見返すとまた新しい見え方がするんだろうなと今からワクワクしてる。

京都へ来てから庭のことを少し学んでいて、池上本門寺の裏にひっそりとあるお庭、松濤園の作庭は桂離宮や二条城、南禅寺など数多くの名庭を手がけたことで有名な小堀遠州の作庭だと知ったときは、本当に震えた。。

松濤園は、年に3,4日間だけ一般公開していて、私も1度しか入れていないのだけどタイミングが合えばぜひご高覧を。

いくつになっても、誕生日はやっぱりちょっぴり特別な日だな。
なんだかすっかり数字にしてみるとだいぶん大人な28歳。
健やかに朗らかに生きよう。

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