2024年に会社はなくなる?『2022-これから10年、活躍できる人の条件』読了

https://www.amazon.co.jp/2022%E2%80%95%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%8910%E5%B9%B4%E3%80%81%E6%B4%BB%E8%BA%8D%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-PHP%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%A5%9E%E7%94%B0-%E6%98%8C%E5%85%B8/dp/4569797601

久々早く続きが読みたいと思える本に出会いました。

自分の実体験にもひもづく話もあり、めちゃくちゃ腹落ち具合が尋常じゃなくて盛り上がった勢いそのままに書き上げてしまいました。

僕が注目したポイント

- 70年周期の法則

- 国の経済成長の法則(40~50歳がもっとも消費を行う)

- 2024年会社はなくなる

「特に2024年に会社はなくなる」について自分の実体験を元に本の内容が入ってきました。

会社がなくなると本著で主張する理由の根拠というかなくなると考えるに至った法則に「製品ライフサイクル」という法則を会社に当てはめてみた結果至った結論

製品ライフサイクルには3つの期が存在する「導入期」「成長期」「成熟期」

これらの長さはおおよそ同じくらいの長さになり、製品モデルのライフサイクルが最長期の1/3になったときは晩年のサイン

ではこれを会社という概念に当てはめる

導入期:立ち上げ期

 起業家的資質を持った少数のゲリラチーム

成長期:事業が周り出す時期

 急速に人員が必要、オペレーションの安定化が急務

成熟期:急速に収益が陰る

 人員過剰気味

会社の寿命が平均どれくらいなのかということを1970年に遡って考えると

1970年には約50年あったものが、2008年には10.5年にまで短くなっているという、これらの情報から導き出される結論として2024年には当時の会社の在り方が限界を迎えるのではないかという仮説を2012に立てている

今の会社の在り方に限界を感じており、その限界の原因を突き止めていくと3つの原因がある

①会社では社員が育たない 

②会社では、無から有を生み出す経験が積めない

③一部の仕事をしている社員が抜けると、会社には何も残らない

これが自分の中で腹落ちしている理由

自身の経験として会社が20人くらいの時にジョインして、100人くらいまで拡大した経験がある

僕がジョインした時は確かに全員がそれぞれのプロフェッショナル領域でお互いの仕事を独立して実行しているという印象があった

そこから落ち着いた頃に成長期を迎え、人員の拡大が始まると導入期の人々が中心となって業務を構築し始める

後から入った社員は、構築された業務を実行する実行部隊となる

元からいた社員は元から有しているか、あるいは身につけた能力や業務知識を適用する、この人たちには新しく組織を作るということができたかもしれない

しかし、実行部隊は無から有を作り出す経験を積めないし、作り出す経験を積めないから成長できない

そして、初期社員だったブレーンの人員が抜けると機能不全に陥る

これらを目の当たりにした経験から実体験として上記が真実だと思えた

その会社には3年ほど所属していて、導入期の終わりと成長期の2年、成熟期の1年を過ごし、機能不全に陥っていく工程をみてきた(あくまで主観的にそう感じるというだけで、本当はそうでもないのかもしれない)

以上の経験から6年という本著に書かれたライフサイクルの数字も腹落ち感が尋常ではなかった

本当に2024年あるいはその前後には今の会社の在り方が大きく変わる時代がくると感じた

この著書からの学び

一部得心の行かない部分があるものの「本当に熱中できる仕事にリスクはない」この言葉が僕を勇気付けてくれたように思う

今検証中のことをもっと早いサイクルで検証して事業化する!決意をしたことがこの著書からのもっとも大きな学びでした。

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