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スーパーの出入り口にて

毎週休みの日になると、空き缶を近所のスーパーへ出しにいく。自動ドアが開き涼しい風に癒されると、その先に二人組が立っていて

「お兄さんインターネットはやりますか」だの「アンケートだけ協力してくださぁい」だの、横にピッタリつく形で声をかけてくる。

あっさり退いてくれたらそこまで不快にならないが、いかにも強面な脳筋ぽいアニキだとしばらく後ろについてきて、パーティーに戦士が加わったような形になる。とても不快だ。

今日も休日。今日はどんな仲間が加わるだろうか。「戦士」だけは勘弁してほしいなあ、なんて思いながら自動ドアが開き、その先に二人組が立っていた。

若い20代くらいの男女。なにかの資料を片手に持ち立っていた。私に声を掛けるわけでもなく、少し渡すような挙動をみせそう……でみせない(笑)

おやおや、初めてのアルバイトで緊張しているのかい?それとも私が怖いのかな?と興味をそそられ空き缶を出した後に、少し離れた場所で様子を見ていた。

おじいさん、おばあさん。おじさん、おばさん。あと、子ども。沢山の人が入り口から出入りするが、5分経っても、紙を渡さず声も掛けず。

しまいには二人で談笑し始めちゃったりして。すこし羨ましかっ(略)いやいや、ちゃんと働けよ給料泥棒と、雇用する側の気持ちに徐々になり、不快になった辺りで観察することをやめた。

今日はどうやら「遊び人」の日だったらしい。

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