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Apple Pencilを使って、摹書(もしょ)

ICTを活用して授業を作っていますが、私は、元々は書道の人でした。今でも1日に30分は手書きで文字を書いています。 割とおすすめできるICTを活用した書写、書道の練習方法が写真のものです。

1.お好みのお手本をデジカメで写真にする。
2.iPadでその写真を開く。
3.Apple Pencilを使って、摹書(もしょ)と言うなぞり書きをする。

なぞり書きって、簡単に思えますが、実はとても難しいものなのです。一発でお手本と寸分違わない線を出すには、お手本の人が書いた筆の動きと全く同じでないとできないわけです。

それを、お手本から想像して書いていくのです。

Apple Pencilでは限界がありますが、それでもかなりのところまで行けます。

摹書が難しい場合は、お手本の字をApple Pencilで塗り絵すると言うことでもいいかと思います。 これは双鉤塡墨(そうこうてんぼく)と言う立派な練習方法なのです。コピーがなかった時代は、こうやってお手本を写しとっていたわけです。

こうすることで、字をよく見ることができて、筆先の感触のトレーニングにもなります。私も学生時代にかなり課題でやらされました(^^)。

今は、iPadとApple Pencilがあるなら、こんな風に簡単にできますね。 小中学校でもお勧めです。 なお、このお手本は、國學院大学書道研究室編集の『書法初歩』から「蘇孝慈墓誌銘」の文字を使った、楷書基本点画筆法です。 國學院大学の生協で買えます。

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