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木を見て森を見ず



【木を見て森を見ず】


自分はイギリスでのレッスンの日々で

「インプット」ばかりしていました。

全て吸収しようと。


これが大きな間違い。


技術は1~2割程度で充分。
練習という「アウトプット」が足りていませんでした。

壁を突破する事で得られたのは『自分を客観視する』こと。

練習では得られない事です。

簡単に言えば、本番と練習は全く違うという事。
練習は言われた事を体に覚えさせます。

本番はそれら全てを忘れて臨機応変に
対応すること。

「木を見て森を見ず」この森を観れる感覚が分かると「客観視」が出来るようになる。

木にとらわれる方が9割以上で、会得するには難関です。

「木を見て森を見ず」

技術を習っていると木に集中して行く。
どんどん細かい所が気になりだして
迷路に迷いこむ。

例えば風景画を書くのと同じで考えます。
絵を書く時に木を一本一本書くことはありません。
全体のバランス等を書いて少しずつ細部を書いていきます。
技術は大切なのですが自己満足となる恐れがありますね。 

例えば足の使い方でフットワークを
綺麗にするレッスンで

「ヒール.ボール.トウ(踵、土踏まず、つま先)」

の使い方をダメ出しをされながら習ってました。一日中やってた事もあります。
その時は必死に会得しようと。
後で分かったことですが、普通に歩けばヒール.ボール.トウになるのです。

これは木を綺麗に書こうとするのと同じで、
普通に考えればどうでもいい事。

しかしこれがレッスンの呪縛なのです。

今だから言えるが、全体の流れ(森)を見る事が出来ていれば、何年も悩む時間を省けたのに!

同じ様な事は多々ありました。
森を見る事ができれば

〜のやり方を如何にも分かった様に教える先生に引っかからない。

日本人の大好きな習い方ですね。

資格取得〜のやり方。

そんな人だらけ。

とても大切な事をつぶやいてます。


答えは初心にあると思います。

資格?
やり方?

自分に聞いてみて?

違うはず。

それが分からないと時間を無駄に過ごすだけ。


そして何も残らずに「途方に暮れる」そしてまた探す。






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