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オーセンティック・リーダーシップを読んで思うこと

オーセンティック・リーダーシップ
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

「良いリーダーになるテンプレートは存在せず、自分らしいリーダーを目指そう」という万人が救われそうで、救われなさそうなリーダーシップ論「オーセンティック・リーダーシップ」というものを知り、読んでみることにしました。

本の表紙

どういう本か?

「オーセンティック・リーダーシップ」=「自分らしいリーダーシップ」について、ハーバード・ビジネススクール教授、ロンドン・ビジネス教授などがメリットやデメリットを記載しています。そのため本書内で内容の補完や相違などもあったりします。ラグビー監督で有名な中竹竜二さんの解説が載ってます。その解説だけでも十分伝わります。

何が書いてあるか?

もちろん「オーセンティック・リーダーシップ」について書かれています。前時代的な権力体制ではリーダーはトップダウン型でした。現在はグローバル化が進み、ローカルでもICTによりパワー構造が変化しているため、組織が多様化し、リーダーシップのスタイルも多様化しています。そのため、より良いリーダーのテンプレートは存在しなくなったので、「自分らしい」リーダーとなることを薦める内容がまとめて書かれています。

読んでみてのまとめスケッチ

まとめスケッチ

読んで自分らしいリーダーになる時の注意点は?

自分らしいリーダーになるには、自分らしくいればいいので、誰でもリーダーになれるはずですが、(本書にも書かれていますが)そうはうまくいかないはずです。やるべきことは個人ごとで変わるのでなかなか参考にしづらいですが、やってはいけないこと(失敗すること)は共通していると考えてまとめてみました。

・部下の仕事以外を気にしないのはダメ
・でも近すぎてもダメ、
・その結果の言い訳に自分自身を使ってはダメ、
・そんなダメな時にちゃんと謝らない人
がやってはいけないことでした。NGをまとめた結果、オーセンティックでなくても注意した方がよさそうな内容となりました。

オーセンティック・リーダーシップを発揮できている人はどういう人かは、自分のキャラを言い訳にせず、キャラ通りに行動し、その結果が周りにとってプラスとなる人、だと思います。
 周りにとってプラスになっているかという判断が難しいところですが、自分で人の役に立ってるよなぁとなんとなく判断するのではなく、自分の周りで応援してくれる人がどれくらいいるのかで判断した方が正確かなぁと思いました。改めて人に「自分の応援団ですか?」と聞くことは、相当難易度が高いので、結局想像するしかなさそうですが。


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