発話が苦手な人間の結婚報告・挨拶

結婚をするにあたり,結婚報告・挨拶の仕方についてネットで調べたのですが,当然のごとく,発話に難がある人のことは想定されていなかったため,ネット情報のおすすめに従うことはできませんでした。
発話に難がある私の場合はこんな感じだったというのを書いてみようと思います。

自分の親への結婚報告

結婚することになり,まず,自分の親へ報告しました。

ネット情報によると,両親が一緒にいるときに口頭で報告するのが望ましいそうです。両親が一緒にいるタイミングでの報告が難しい場合は,片方ずつでも構わないけれども,自分の言葉で報告するようにしましょうとのことです。

無理です。なぜなら私は父に話しかけることができません。

仕方がないので,母と2人でいるときに,母に口頭で伝えました。父には母から伝わったようです。
こんな感じでどうにか自分の親への報告を終わらせました。

相手の親へ2人で挨拶

相手の実家へ,夫と2人で挨拶に行きました。
女性の実家に先に行くのが一般的らしいですが,日程調整の結果,夫の実家への挨拶が先になりました。(嫁/婿入りするわけではないので,どちらが先でも良い気がします。)

ネット情報によると,自分の地元のお菓子などを手土産として持っていくのが良いそうです。
地元ではありませんが,今私が住んでいる茨城県で買ったお菓子を用意しました。しかし,当日うっかりして,持っていくのを忘れてしまったので,相手の実家がある東京都内で,行きがけにお菓子を買いました。
発話とか関係なくスタートから失敗しました…

さて,男性の親への挨拶ですが,ネット情報によると,だいたい以下のような流れらしいです。

  1. 玄関先で挨拶・自己紹介(明るくハキハキと)

  2. お部屋に通されてから改めて挨拶・自己紹介(明るくハキハキと)

  3. 手土産を渡す(「地元で人気のお菓子で~~」,「お好きだとうかがいましたので~~」のような一言があると良い)

  4. 歓談(盛り上がる話題で和やかに。もじもじせず,きちんとした態度で誠実な受け答えをする)

  5. 結婚の話をする(男性が話を進めるのが一般的。女性は「~~温かい家庭を築いていきたいと思っています。よろしくお願いいたします」みたいな何かしらを言う)

  6. お礼を伝え,退出

無理です。なぜなら私はそんなに話すことはできません。

まずは,玄関先でごにょごにょと挨拶(??)をしました。後は,頑張って聞かれたことに対して単語で答える程度が限界でした。
夫が色々と話をしてくれていました。手土産も夫から渡してもらいました。
相手の親にどう思われたかはわかりませんが,そんな感じで相手の親への挨拶が終わりました。

自分の親へ2人で挨拶

私の実家へ,夫と2人で挨拶に行きました。
ネット情報によると,一般的に,女性の親への挨拶も男性の親への挨拶と同じような流れだそうです。

無理です。なぜなら私は父がいる場でそんなに話すことはできません。

しかし,それはいつものことなので,あまり気にしませんでした。たぶん両親も気にしていなかったと思います。
挨拶を会釈で済ませ,歓談のときは質問されたら短文で答える程度でした。
夫は,しっかりと挨拶をし,地元のお菓子を手土産として渡し,歓談のときも色々話してくれていました。
無事,自分の親への挨拶を終えました。

おわりに

以上のような感じで,私の結婚報告・挨拶は終わりました。
世間一般からすると望ましい形式ではなかったと思いますが,まあどうにかなりました(?)

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