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【夫婦喧嘩を乗り越える秘訣】〜良好な人間関係の築き方〜


こんにちは♪元教員で、今は群馬で自立と共生の村創りをやっている池ちゃんです。

【自己紹介】

池田豊教(いけだとよのり)

1984年生まれ。元公立小中学校教員。コーチングセミナー講師。イベント主宰。コミュニティ運営。
教員10年目の2020年、中学三年生の担任だったが、コロナ禍で休校中に「自身の人生で何を成し遂げたいのか」を本気で考え直し退職。教員時代の経験を生かしたコーチングセミナーを開催。オンラインサロンを主宰し世界中の受講生を繋げる学びの場を創っている。
また、誰もが安心して、心から楽しみながら生き抜いていく世界を創ることをミッションとして活動中。自立と共生のコミュニティー「村」を創るべく、2022年7月から『村創りFES』というイベントを年6回ペースで開催している。教育、田植え、アート、内観など毎回テーマを変えて継続開催(現在8回)し、これまでに全国からのべ600人以上が参加し感動体験を共有している。250回(80歳まで)開催することを決めており、家族や世代を超えた繋がりの空間を創り続けている。

この記事に出会ってくれて有難うございます。

これを読むあなたは、パートナーシップうまくいってますか?

うまくいっているとしたら、それはどうしてですか?

一方で、

うまくいっていないとしたら、それはどうしてですか?何のためにそれが起こっていると思いますか?

僕には同い年の妻がいます。
教員をしている時にとても精神的に不安定になった時も、安定した収入がいただける教員を辞める時も、妻はいつも1番近くで支えてくれました。

血は繋がってないけど、奇跡的な出会いを果たして生涯を共に歩むと決めた妻。そんな1番近い存在である妻との共同生活の中で、ぶつかることも時にはあります。

未熟者な僕ですが、その妻との生活の中で学ぶことがとても多くあり、今回の記事ではそのことについて書きたいと思います。

ただ、大前提にあるのが、2つ。
パートナーシップに絶対の『正解』はないということ。
そして、僕もまだまだ学びの途中だということです。

ですが、この記事を読む人が少しでもご自身のパートナーシップについて考えるきっかけや、一助になればと思い記します。そしてこれは、夫婦関係だけではなく、身近な人との人間関係全てに言えることなんだと思っています。


●届けたい人
パートナーシップなどの人間関係を良好にしたい人

●メッセージ
大きな視点でものを捉え、1番近い人が1番学びをくれていることに気づくと、人生は学びだらけ


1.運命の出会いはあるのか?

僕は30歳の夏に妻と出会いました。
その時はまだ教員で、出会った時に教師という仕事について初めて出会ったのちの妻になる女性に、クラスの子どもとのエピソードや、何が楽しくて教師をやっているのかをひたすら話していた記憶があります。

その時妻は、とにかく「うんうん。」と目を見て話を聞いてくれたことを覚えていますし、後に妻は「あぁこんな先生もいるんだなぁ。先生の価値観が変わったなぁ。」と話してくれました。

僕は、かすかにですが、この時すでに未来の映像が朧げながら見えていました。それは、友達を家に招待した時に、「いらっしゃーい」と笑顔で迎えてくれる妻の姿でした。

実はこの朧げながらイメージというのがとても大切だと思っています。その日はただ楽しくお話しして、そのまま解散だったのですが、結果的に1年後に結婚式を挙げ、子どもを授かり、家を購入し、友達を家に招待した時に、妻は笑顔で迎えてもてなしてくれています。

それは結果的にそうなってるんでしょ?

と思った方、確かに「今」の積み重ねが、未来を創ることは間違いないことです。

が、闇雲に「今」だけを感じながら生きるのではなく、「未来」を意識してそちらの方向へいくんだ〜と「今」を生きていくことは少し、いや大きく違うことがあると生きていて感じます。

よく運命の出会いとか、ビビビ!と感じた!

とかいう話を聞いたことがあると思いますが、生きていく中でそのような出会いや現象に遭遇したことはありませんか?

僕は、あると思っています。

『運命』とは、待っていれば得られるものなのではありません。

『運命』とは、自分の『命』を生きたい方向へ『運ぶ』ことなのです。

2.なぜ人は出会い、別れるのか?

これは、パートナーに限ったことではありませんし、仲良くずーっと過ごすことに限ったことでもありません。

人の出会いは、どこまでいっても一期一会です。

その一つ一つの「出会い」と「別れ」は意味をもちます。逆に言うと、意味のない出会いも別れもないということです。

僕は、今の妻と結婚する前に、一度結婚し、一年経たず離婚しました。今も未熟な僕ですが、あの時はもっともっと未熟で、お相手の気持ちを推しはかることも、包みこむことも、自分の学びとして捉えることもできず、ただ否定していました。

要するに、相手のせいにしていたんですね。

「自分は悪くない。相手が悪い。」
「自分は運が悪かった。不幸だ。」
「こんなにしてやってるのに。」

当時の僕は、そんなセリフばかり吐いていたように思います。ですが、他責の人生は、人生の幸福度を大きく下げることに直結します。

確かに、
大変なことが起こった時、
自分が思い描いていないことが起こった時は

やるせ無い気持ちをぶつける矛先を見つけ、自分を肯定するために相手を否定したくなる

その気持ちはとてもよく分かります。

ですが、あの時の自分に今の僕がメッセージを伝えるなら、こんな言葉をかけます。

『辛いね。許せないね。よく頑張ったよ。でもね、誰かを否定している時に、1番傷ついてるのは僕自身だったね。この出会いと別れは、僕の人生をとーってもブラッシュアップしてくれる大きな出来事になるよ。もう一度、自分が人生で大切にしていることを見直すチャンスだよ。』

運命の相手というのは、出会いばかりでなく、別れの際にも大きな学びをくれる存在です。

感情面で大きく揺らぐこともあるでしょう。ですが、もっと大きな捉えでこの出来事と向き合うことは、あなたのこれからの人生の大きな飛躍に必ず役立つ別れとなるでしょう。

実際に、この別れがあったから、僕は今の妻と出会うことができましたし、一緒に暮らす中で起こる摩擦や仲違いの時の「在り方」を見直す大きなきっかけとして、今も胸に深く刻み込まれています。

だから、どんなに辛いことが起きても
他責にすることなく、そして、自責の念に駆られるわけでもなく、「何のために起きたのだろう?」という視点で捉えることが大切なのではないでしょうか。

3.家系という視点から

ちなみに、僕は自分の5代先までの家系を調べたことがあります。目的は、自分のルーツを知ることだったのですが、調べてみるとそれはそれは驚きの発見に満ちていました。

たくさんあるのですが、今回はパートナーシップという視点からの発見に限っていうと、明らかに僕の家系は、父方も母方も“離婚”の数が多かったのです。

実際に10歳までの両親のパートナーシップを見ていても、決して仲良しこよしの関係ではありませんでした。幼い頃のパートナーシップのモデルケースは、良くも悪くも両親の在り方が多大なる影響を与えます。

知らず知らずのうちに、父と同じことをしていたり、母の言っていた愚痴を妻も言っているのではないか?という疑いをもってしまっていました。

それ故、最初の結婚の時は特に、“離婚”という言葉に怯え、絶対にそんな状況になりたくない!という気持ちばかり先立ち、いつしか目の前の相手の思いに寄り添うことなく、自分自身の保身しか考えなくなってしまっていたのです。

これは、僕の家系の課題だといえます。
言い方を変えると、課題とは、学ぶべきもの
つまり、これを学ぶためにこの家系に生まれてきたと言っても過言ではないことだと思っています。

ですから、逆に言うと、
僕がパートナーシップについて真摯に向き合い、目の前の妻のことを大切にしたり、喧嘩するたびに自分の学びへと昇華させていく姿を、ご先祖様たちはよ〜く観察しているのだと思っています。

「よくぞ大変な課題に取り組んでくれた!」
「みんなお前のことを応援しているぞ!」

10代で約1000人
20代で約100万人


誰一人欠けることなく、命のバトンを受け継いできた家系の最先端を生きる存在。

そんな僕の一挙手一投足を、穏やかに、そして手に汗握りながら応援してくれていると思うと、俄然やる気が湧いてきます。

4.夫婦喧嘩の時の在り方

こんな風に大きな捉えをもちながらも、日々人間として生きているわけで、僕と妻はちゃーんと喧嘩しますw繰り返すようですが、僕はまだまだ未熟ですので、仙人のように悟りを開き、何事も穏やかに聴き流し、立ち所に解決するようなことはできません。

ですが、ここ数年で、少しばかり対応の仕方が変わったように思います。喧嘩の内容がなんであれ、僕が妻とそのような場面になった時に気をつけている在り方についてお話しします。

①傾聴(受容)

本当に当たり前のことなのですが、まずは聴くに徹します。それがどんなに理不尽だろうが、どんなに自分の否を覆したくなっても、です。

実は、これが1番難しいかもしれません。僕も何度も失敗していますが、ここを踏み外すと先に進めないのです。心はザワザワするし、頭に血が昇ることもあるかもしれません。ですが、ここを斜に構えたり、するりと身をかわすようなことを続けていると、あなたの大切な人はあなたに対して思ったことを口にも出さないような関係になりかねません。

聞き流すことは一見楽なようですが、本当に良好な人間関係を築きたいと考えているのなら、それは有効な解決策とは言えません。

1番近くにいる人の感情のバロメーターに振り回されるのではなく、フラットな気持ちでまずは受け止めることで、少しずつ信頼が高まっていくのです。

誰だって不安や怒りを出したい時はあります。普段誰にも言えていないのならなおさらです。むしろ、頼りたい人だからそんな姿を見せてくれているのです。

相手がどんなに感情的になっていたとしても、こちらも感情的に思っていることをぶつけてしまっては、元も子もありません。「人に伝わる話し方」を説いている多くの本が、一様に言っている一つの事実があります。

それは、まずは聴くこと。これ一択なのです。

②共感

共感とは、共に感じること。
だからと言って、
「あーわかるー!僕も○○と思ったよー」
と、主語を自分に置き換えるような相槌は禁物です。

あくまで、思いの丈を吐き出している相手を主語にして、共感します。
「なるほど〜。あなたは〇〇と思ったんだね。」

これを繰り返していくことで、話をしている相手からすると、このような心の動きになります。

・私ってこう思ってたんだ。
・客観的に聞いてくれてる。
・少しスッキリしてきたな。

③感謝、整理、意見

ここまでくると、だいぶ感情的に昂っていた状態が解けていきます。「よしよし。よく受け止めたぞ自分。素晴らしい。」と自分を労ってあげつつ、お相手にも「そんな風に思っていたんだね。話してくれて有難う。」と伝えてあげてください。

ここまできたら全体の8割は終わっています。

そして、この後は2人で今後のことを考えていくための材料を整理していきます。

具体的に、
・どんなことが嫌だったのか
・その原因はなんだったのか
・どうなったら良いのか

ここで大事なのは、
決して相手を論破しようとしないことです。

せっかくここまでフラットに丁寧に聴いてきたのに、全てをぶち壊すことになってしまうからです。

そういう気持ちがまだ芽生えている時に、気をつけることが一つあります。

それは、この話し合いの先にどんな人間関係を思い描いているのか?

という未来像をもつことです。

⓪未来像を思い描く

未来を思い浮かべること、それは目的意識をもつことになります。

例えば、自分の否を主張することが目的になるのであれば、
「俺は悪くない!」
「あなたのここが悪い!」
と主張すれば良いでしょう。

でも、そうではなくて、
相手と関係を深めたい。
この話し合いの先に良好な人間関係を育みたい。

そういう目的を持ち、仲睦まじく関係をさらに深めた未来像を思い浮かべながら話し合いをしたならば、自ずとあなたの“在り方”が変わってくるはずです。

まさに、これが『運命を変える』こと。
つまり、思い描いた未来に命を運んでいくことになりますね。

だから、実はこのプロセスが1番初めに来ることになります。

「この話し合いの先にどんな未来を創るのか?」

この未来創造のプロセスができるようになると、何か問題が起きた時も、対応の仕方が全く変わってきます。

5.日常の心がけ

2013年に甲子園で優勝を果たした前橋育英高校の硬式野球部監督 荒井 直樹氏は選手たちに「凡事徹底」を説いていたそうです。

「凡事徹底」とは、
特別なことではなく、ごく平凡なことを徹底してやり抜くという意味です。 つまり、物事を成し遂げるには、当たり前のことを当たり前にできるか、徹底してできるかにかかっているということです。

僕は、中学校で軟式野球部の顧問をしていた経験があるのですが、ノックの時に日常的にこんな光景がありました。それは、エラーをした選手に対して、「ヘイヘーイ!しっかりやれよー!」と周りが声をかけることです。

これ、良かれと思ってやっているのですが、これが原因で選手たちは焦ったり、またエラーするのでは?とネガティブな気持ちになったりしてしまうのです。

大事な試合の局面でこんなことしてしまったら、もうトラウマが大暴走。精神的にどん底になってしまい、本当は勝てる未来に運ぶことができなくなってしまいます。

ですが、前橋育英高校の練習の時のノックは、誰もヤジを飛ばさないそうです。むしろ、「次、次〜!気持ち切り替えていこー!笑顔笑顔!」という前向きな声かけが止まらないそうです。

やってしまったことは、後には戻せません。
でも、そこからどうするのか?に全集中するという習慣を普段から身につけているため、どんな状況でも能力を最大限発揮するチームになっているのだと推察します。

6.まとめ

いかがだったでしょうか?

パートナーシップや、大切な人間関係を育んでいく際に大切なマインドセットとして、僕の思うところを書き記しました。

とはいえ、こういうことに気づかせてくれるのも、ひとえに一番近くで摩擦を起こしてくれる相手がいることの有り難さあってこそです。

あなたは理想の生き方ができていますか?
もしできていないとすれば、それはどんなことが課題ですか?それはどうして、今、目の前に起きているのだと思いますか?

もし、困難や苦難があることに感謝して受け取ることができたなら、それはただの難ではなくて有難きことになりますね。

さてさて、僕も妻の話を心から聴いていくことを忘れずに生きていきたいと思います。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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