リモート収録、予想以上に捗るぞ
2月下旬頃からリモートワークで働いているが、東京に緊急事態宣言が出てからは、リモートで収録する機会が増えてきた。
週1レギュラーで出演している ABEMA Prime も、最近始まったラジオの収録も家から行っている。
どちらもソフトウェアは Zoom を利用している。セキュリティのため、Zoom は必ず最新版にアップデートして使おう。
リモート収録めっちゃいいじゃん
通勤時間・待ち時間の圧縮
ABEMA Prime の収録で、六本木にあるEXけやき坂スタジオまで収録に行っていたときは、19時前には到着して、メイクと打ち合わせ、衣装チェンジを行って、21時〜23時で生放送というタイムスケジュール。収録終わって速攻で撤収しても、寝るのが1時回ってしまうことが多かった。
お家スタジオの場合、20時に一度マイクテスト、20時45分に再度集合して軽い番組内容の説明があって、21時から23時で収録。収録終わったら速攻風呂入って即寝れる、最高。
控えめに言っても最高オブ最高。
フィルターをかけられる
PC で Zoom を繋ぐ場合、Snap Camera で映像にフィルターをかけることができる。猫を召喚したり、芋になったりできるのはもちろんのこと、メイクフィルターをかけると、ノーメイクでも視聴に耐えうる顔面になる。リップの色味だけ足した。
バーチャル背景をスタジオにすれば、完全にそこはスタジオ。
フィルター遊びも楽しい。
リモート収録は業界のスタンダードになっていくのか?
今のままでは微妙。まだまだ解決していかないといけない課題がありそう。
議論がむずかしい
ABEMA Prime は討論番組に近い性質の番組だったので、人が話し終わりそうな空気感を感知して、うまく会話を差し込むというテクニックが求められていた。リアルワールドでは、これがうまく機能することが多かった。
リモートだとそういった微妙な空気感を共有するのは難しい。そのため、MCから指名されて、ひとりひとりが少し長めに話すようなことが多くなる。
それでもなにか言いたいことがあるときは、最近は手をあげてから話すようになった。
特に『朝まで生テレビ』のように、人がどんどん割り込んで話すような番組は難しそう。成り立つのかな。見てみたい気もする。
ラジオの収録は、映像は Zoom 、音声は電話回線を使って行ったが、インターネットよりも電話回線の方が音はすごく良いように感じたので、討論番組は電話回線を使ったほうが良いかも?説。
回線が悪い人がいると死ぬ
死ぬ。
イヤホンマイク使わないやつがいると死ぬ
死ぬ。収録は会議よりもシビア。
リモート収録に必要な環境
コタツから収録できる未来が来ると思わなかった、2020。
でも、リモート収録をスタンダードにするなら、全出演者良好な環境整備必須だろうなあ。
良好なインターネット回線
必須。弊家は、NURO 光 + Google Wi-Fi でメッシュネットワークしていて、回線速度はダウンロードが120Mbps、アップロードが80Mbpsくらいだった。こちら都合の回線落ちはしたことない気がする。
無線LANルーターと収録場所が離れている場合は、メッシュネットワーク化するだけで改善することもありそうだけど、それでも改善の見込みがない場合は、世は大リモート時代なので、 NURO 光 契約安定。
照明
一般的な家だと、上に照明があるダウンライトの環境 + 暖色系の照明で画面が黄色っぽくなってしまうので、女優ライトとかカメラ用ライトとか買ったほうが良さそう。
わたしは家にLEDとか配線とかがあったので自作した。
白色LEDだけつかったら顔が青白くなりすぎた。応急処置として、一部のLEDに黄色セロファン貼った。試行錯誤中。
マイク
イヤホンマイクつけずに内蔵マイク&スピーカーに頼るのは危険。ハウリングで全出演者死ぬ。絶対イヤホンマイクつけてほしい。
フルHD外付けカメラ
PCのインカメはイマイチなことが多いので、買ったほうがいい。Macbook Proのカメラだと画質にちょっと難あり。画質が悪いと、フィルターのメイクがなじまない……。
(画質悪いカメラだとメイクちょっと浮いてる)
起こりがちなハプニング集
配達で死ぬ
夜の番組しか知らないけど、昼の生放送はたぶんこういった危険がある。
同居人で死ぬ
乱入を事前に防ごう。事前説明。
シャープ家電で死ぬ
最近のシャープ家電はしゃべる。勝手にしゃべる機能切る or 電源切る or ネットワーク切る。
「おふろが湧きました!」の音で死ぬ
お風呂を沸かしてから収録する。
わたしも、まだまだ試行錯誤中なので、知見をお持ちの方はぜひシェアいただけるとうれしーです!ではでは、みなさん、快適な収録ライフを!
追記
ミュートは正義。基本ムーブすぎて忘れてた。
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