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マジで震えた怖い漫画

ガタガタと、読む手が震える漫画に初めて出会ってしまった。
あまりの怖さに出会いたくなかった…と思ったのだけど
もう時すでに遅し。
貪るように読んでしまいました。
怖いもの見たさ、という欲望ってすごいですね。


この漫画は、
『「毒親」を描いた話題作』
などと宣伝されてます。web漫画によくある虐待系のやつな…と思ってたんですけど、そんな分かりやすい話ではないです。とっても不気味です。

主人公は、何かおかしいと気づいていながらも母に洗脳されてしまう。というか、自ら洗脳されにいく感じ。
子供なら誰しもが思う「親を傷つけたくない気持ち」を巧妙に描いてます。

日本映画のような構成で
文字数はとても少なく、あっという間に読み終わってしまいます。
表情や背景で語られることが多いのです。

読んでて一番恐ろしいのが
見開きで見せるシーン。
ここぞという時に使われる手法ですが
この漫画はそれがめちゃくちゃ多い。
恐怖のあまりスマホ落とすことも(LINEマンガで読みました)

あと素晴らしかった(怖かった)のがお母さんの描写。
冒頭、分かりやすい虐待シーンはなく
ただただ不穏な空気がずーーーっと続きます。
美人なお母さんのほほえみ、超怖い。
夜中に読んで眠れなくなりました。

読み進めていくうちに、この漫画家さんタダモノじゃないな……と思い、
調べてみたら「惡の華」の漫画家さんでした。

気持ち悪いと話題になってたのを知ってるだけで、読んだことはなかったけど。
これを機に読んでみるかな。
ただ、一度読むと精神状態が地に落ちるので、浮上に時間がかかるのが難点…泣

「惡の華」も映画化されたけど、これも必ず映画化されるだろうな、と思います。

お母さん役は誰がいいかな~と考えてますが、こんなに浮かばないキャラクターも珍しい。松たか子さんかな…でも雰囲気が全然違うんだなー。
この漫画特有の不穏な感じちゃんと出してほしいな。やるなら監督は、白石和彌監督にやってほしいです。

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