amazonレビューランキングの謎と投票傾向

 以前、「読書レビュー投稿先の比較①」という記事で、amazonレビューランキングは投票やamazonでの購入実績と連動しているのではないかと述べたのだが、その直後に私自身のランキングに大きな変化が見られた。

amazonレビュー

 積極的に投稿を始めた今年の5月以降までを遡ると、現在のランキングの前が40万位超、その前が600万位以上、さらにその前は記憶が不確かだが概ね100万位くらい。かなりの乱高下ぶりである。今回、4桁の順位になって変わったのは、上の画像のとおりランキングの箇所がリンクになったこと。そしてリンクを開くと周辺の10名分の順位が表示される。

amazonレビュー2

 上から三番目が私のアカウントだが、「参考になった投票」数は表示されている10名中で最低の354件である。その次に多いレビュアーでも854件と私より500件以上は多く、その他は全員4桁で最多は5000件を超えている。

 他の投稿者と比べて相対的に「参考になった投票」数も相対的に少なく、投稿レビュー内でのamazon購入品もわずかにも関わらず、この位置にランキングされているということになる。というわけで、以前の記事に書いたamazonでの購買履歴や投票数がランキングに密接に関係しているのではないかという、憶測は間違いのようだ。そして、amazonレビューランキングが、どのような基準で評価を行っているかについては一層わからなくなった。ポジティブに内容を評価してもらえると捉えたいが、ここまでの経緯から考えれば、次回の更新で再びあっさりと数百万位台に転落していてもおかしくない。もし大きな変化があれば、また記事にするかも。

 ここまでがタイトルの「amazonレビューランキングの謎」について。これだけでは物足りないということで、ついでに取り上げるのが、レビューへの投票から、投票されやすい対象書籍の傾向を確認する「投票傾向」について。集計した「参考になった投票」の上位一覧はこちら。

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 網掛けがフィクションで、その他が非フィクション作品である。そして、ここに挙がった書籍から見られる傾向は何かという点に着目して追加したのが表の一番右の項目である。ご覧の通り、最も古い書籍であっても、発売からこの記事を投票するまでで1年半も経過していない。私のレビュー投稿は古典的な作品もそれなりに扱っているにも関わらず、投票の対象は明らかに新刊に偏っている。この傾向はTwitter投稿や読書記録サイト・ブクログでは、小説を中心に古典的な作品でも「いいね」数が少なくないことと比較すると、amazonでとくに顕著な傾向となっている。ここから、amazonレビューへの評価には、ECサイトという性格を反映した、購入の参考という動機が明確に表れる結果になっている。

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