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帰りたいが、帰りたくない/NZワーホリ🇳🇿

2023年6月に来たNZでの生活も、残り1ヶ月。
いまの思いを、書いていく。


やり切ったんだ、でも

2024年5月12日、Auckland発の飛行機で日本に帰る。
一時帰国じゃなくて、完全にNZからの旅立ち。

現在、4月12日。
ちょうど残り1ヶ月。

あと1ヶ月かー。
めっちゃ早いだろうな。
1ヶ月前は、AucklandからTaurangaまで引越してきた時か。
あれからもう1ヶ月も経ったのか。はや。

そしてその1ヶ月前は、南島を旅して、ホームステイしていて、
その前は、Blenheimの会社で働いていて、、、

思い返すと、本当に色々あって、
全然後悔もなく、やり切ったな〜と思っている。
やりたいと思った事もやれた気がしてるし、
毎月毎月違う毎日を生きていた気がする。

間違いなく初体験をたくさんした生活を続けていたんだ。
その実感はある。

でも、だからと言って
「よし挑戦終わりっ」「日本に帰ろっ」
とは思っていない。

本当に日本に帰国するのか?

挑戦をたくさんして、
チャレンジだからこそ、
前向きに、前のめりに日々を生きてこれた。

少し無茶して生きれたし、
そのおかげでお金は全く貯まっていない。
むしろマイナス。

経験をする1年にしたから、後先考えずに今に集中していた。
このNZ生活はずっとNZの中で完結していて、
急に日本に帰るとなると、全然イメージが湧かない。

たかが1年かもしれないが、
今まで生きていきた日本での暮らし・生活を断絶して、
全く違う環境で生きる経験をした。

さあ、また日本での暮らしを再開しようって
そんなすぐに追いつかない。

何者でもなかったワーホリできている自分が、
また日本人として生きなければならない。
住民税も払うし、健康保険も払うし、年金も。
日本に戻ることでそれらの責任が降りかかってくる。

そんな憂鬱もある。

NZから離れたくないな

思い返すと、たくさんの人に出会った。

最初にNZでの仕事を紹介してくれたタキさん、
フラットで一緒に住んでたフィリピーナたち、
初めてWorkawayでステイしたシンディのお家、
車中泊仲間や、ホリデーパークのみんな、
文化の違いを肌で感じたWWOOF体験のお家、
Blenheimのジンバブエのフラットメイトたち、
ワインの会社で一緒に働いたみんな、
南島でホームステイしたカールのお家、
北島のフラットのダイキさんのお家、
キウイピッキングのチームのみんな。

日本に住んでいたら絶対に出会わなかった人たちがいて
その方々がいたからNZで生活することができたと思う。

少しの期間だけの出会いだったかもしれないけど、
間違いなく彼らとの出会いが
おれをNZから帰りたくないと思わせてくれている要因だと思う。

もちろん自然もそう。
家一つなくだだっ広い牧草地、
ミルキーブルーな湖、
仕事終わりに見える夕焼け、
山と湖とのコントラスト。

ひとりの時、
新しい環境に飛び込む時、
お金のない時、
仕事がない時。

どこを切り取っても壮大な自然はずっとそこにあって
そんな自然にもずっと救われてきた。

NZから離れると決まっているからこそ、
思い出が美化されて愛おしく感じるのかもしれないけど、
確実にNZのことがさらに好きになったのは間違いない。

もちろん帰りたさもあるんだ

でも、帰るのは決まっている。

決まっているというか、決めている。
自分で決めた。

なぜなら、帰りたいからだ。

帰って、日本食をたくさん食べたい。
なんでもない定食が食べたい。刺身定食とか良いね。
コンビニに行きたい。安くて美味しい、手軽になんでも買えるって神。

あと、日本でたくさんの人に会いたい。
家族、友達、仲間。みんなに。

おれもおれで変化して、話したいことたくさんあるし、
みんなのこの1年とか聞きたいし。

改めて1年間はあっっというまに時間が過ぎると思って、
自分のために使う時間も限られているのも自覚したんだけど、
自分が生きていることができているのって
当たり前に周りに人がいてくれるからで、
そういう人たちにちゃんと感謝をしているかな?って疑問に思った。

普通にいてくれる友達。
友達がいたからこそ、挑戦できたろうし、
面白がってくれるから、先に進み続けられた。

当たり前な繋がりにある家族。
家族がいてくれる事実が、
自分は孤独じゃないという基盤をめっっちゃ強固に作ってくれている。
それは、とても幸せなことなんだよね。
今まで気づいていなかったけど。

進み続ける仲間。
このNZでのワーホリで経験をインプットし続けるのも良いけど、
おれは何をアウトプットしていくんだ?って考えさせてくれるのが、
仲間の存在。
彼らがいてくれるからこそ、次のステージにどんどん進みたくなる。

人。
日本で帰国を楽しみにしてくれている人がたくさんいる。
彼らに会うのは楽しみすぎる。
会った時にはちゃんと感謝を伝えよう。
「ありがとう」を伝えよう。

最後の30日

ここまで291日過ごしてきた。
残りは30日。

最後となるとすごく感慨深くなる。
感情も思考も、全て濃密なものになるんだろうな。

あっという間に過ぎるだろうこの期間。
最後まで楽しみたい。


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