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研究するお仕事の面白さ/NZワーホリ🇳🇿【30週目】

 どうもニュージーランドでワーキングホリデーをしているのすけです。今回は、今働いている職場での気づきを振り返っていきたいと思います。

仕事振り返り

現在、Blenheimでは、
ワイン用のブドウの研究だったり、開発を主にしている会社で働いている。

その中で業務としては、
様々な場所にあるヴィンヤード(ブドウ畑)で作業をしたり、
作業したものを元にオフィスで処理をしている。

具体的に挙げるとこんな業務

・サンプルの木の、新芽の数を数える
・サンプルの木の、実が付く花の数を数える
・木から、サンプルとなる実の選定をし、メッシュバッグで保護する
・サンプルの木の写真を撮り、写真を加工する
・ワインテイスト結果の数値データをまとめる
・ワイナリーで使う機械の掃除
・サンプルとした実を採取する
・データ採取するための環境を整える
・サンプルとした実をつけていた枝を採取する
・サンプルについているブドウの実の数を数える
・メッシュバッグ内にある、花の数を数える
・枝についている葉っぱの数と面積を調べる
・データをまとめる

基本的には、
カジュアルとして働いているおれと、
研究施設で研究のお手伝いをしている大学生1,2人と一緒に作業をしたり、
実際にこの会社で働く社員の方と一緒に作業をした。

もちろん指示は英語であるし、文字もアルファベット。
毎日業務内容を聞いて、
今日することを確認し、自分で動くことがほとんど。

農業の仕事は特にだけど、
時期や気候で作業を臨機応変に行わなければならなかったりする。
来週は雨が降りそうだから、
できる限り今週にやれるだけやっておこうとか、
今週の今の段階でのデータが欲しいとか、
日毎にやることが変わったり、
週ごとで忙しさが変わった。

12月の段階では、
サンプル元を選定したり、
そもそもサンプルの情報をデータ収集したりすることが多く、
ほとんどヴィンヤードに直接行って作業することが多かった。
12月はぼちぼち暑くなってきていたし、
暑い中での畑作業はきつかった。

1月からは、
サンプルしたものを採取して、
研究成果となるデータ収集がメインだったため、
畑仕事よりも研究施設のような場所での作業や
集めたデータをPCでまとめるような中での作業が多かった。

研究するお仕事の面白さ

元々研究職で働いていた訳でもないし、
大学でも研究室に入っていた訳でもないから、
研究をする現場に初めて入った。

ワインについての知識もないし、
英語についての自信もなかった。

でもその中でも働かせてもらって有り難かったし、
やってみたからこその気づきもあった。

正直まだまだ表面上な所でしか捉えられていないことは、
自明であるが、研究することって面白そうだなと思った。

理由は、組み合わせをたくさん考えて、
組み合わせ別に色んな考察ができると思ったから。

・ヴィンヤードの場所
・木の種類
・枝の伸ばし方
・除草剤の種類
・除草剤の量
・水の量
・新芽の量
・サンプルの選定場所
・時期

それぞれがぞれぞれに対して、
組み合わせを作れるから、
項目を増やせば増やすほど、
多くのパターンで実験することができる。

また、これはブドウ畑に限った話であるが、
ここからワインにしていくことも考えると、
本当に無数の組み合わせを元に
研究をすることができるんだと思った。

そこから新しい商品が開発されるし、
新しい方法もまた増やせる。

各組み合わせの、
結果の差異が分かった時は面白そうだなあと思った。

まあただ、
それだけ大規模な実験をするためには
大きな土地がいるし、管理コストもかかる。
当たり前だけど研究をすることって、
研究ができる余裕がないとできないよなって思った。

だし、
やっぱり実験をするということは
そもそもの元になる条件をちゃんと一致させないと
意味がなかったりする。

様々なやり方でやるというより、
自分で決めた基準ややり方で判断して仕事を進める方が大事だって、仕事でも言われたけど、
まさにそう。

ただでさえ、天候というコントロールできないものの影響をもろに受ける農業では、そこが一番難しいんじゃないかな。

今回この会社で、
研究をする仕事の面白さは
組み合わせかなと思ったけど、
それは人でも言えると思った。

人と人との関係性、
チーム活動、
グループ編成とか、
そういうことも面白かったし、
考えるのが好きだった。

思いもよらぬ発言が出たりすることもあるし、
思った通りに波長があったりする。

そういうのを考えるの好きだったなって思い出した。

あと1週間、
この会社で働くのもあと少しだけど、
最後まで働き抜きたい。



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