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ぐるぐると渦巻きながらの出発/フィリピン留学🇵🇭【0日目】

フィリピンに来て6日目。のすけです。
3/26から日本を離れ、英語を学ぶためにフィリピンのバギオに8週間滞在します。

折角フィリピンに来ているので記録用にnoteに残そうと思って、
ただ、毎日は続けられそうにないから、1週間に一度ぐらいは上げていこうと思います。

まだ1週間しか経っていないのが信じられないほど長い日々を過ごしているので、今感じていることを言葉で残して、応援してくれている家族や友達、お世話になった会社のみんなに届けられたら嬉しいです。

今回はフィリピン0日目の記録。

フィリピン留学0日目


フィリピンに行くことは、楽しみであり不安であり、悲しくもあり喜びでもあった。いろんな感情が渦巻きあっという間に時間は溶けていった。
あまりにも実感が湧かないまま前日にパッキングを終え、現状の生活に目を向けたときに不安や恐怖に襲われた。

フィリピンで生きていけるかが心配だったわけではなく、会社を退職するという、何者でもなくなる自分の選択に対しての自信が一気になくなってしまった。当たり前に帰る場所がある、当たり前に一緒に会える人がいる、離れていてもすぐに会える距離に誰かがいる、毎月何の心配もなくまとまったお金が入ってくる。

当たり前な幸せを当たり前に感じられることこそが本当に幸せかもしれない。

しかし、そう思った瞬間に、その幸せをわざわざ手放すという選択を「してしまった」自分がその幸せを取り戻せるのか、尻拭いをできるのか、不透明すぎて怖くなった。現実という荒波に苛まれて、押しつぶされた。


前日まで不安で心ここに在らずの不安定な感じだった。

そして当日。
何人かの友達に見送られて飛行機に一人で乗り込んだ時には、前を向くしかなくなっていた。少し寂しかったけど、時間は進んで、飛行機も離陸した。いよいよ、これが現実なんだなと腹を括った。

留学やワーホリの経験を大学生の頃にしておけばよかったと思った。
あの頃はあの頃で大事にしていた何かがあった、友達と会えなくなるとか、卒業が遅れるとか、教職がどうとか、色々あったからしょうがないけど。

フィリピンのマニラに到着しつつ、目で追っていたのは同じく留学か何かで来ているだろう日本人の人たちだった。彼らを見ていると少し安心できた。
ああやっぱり自分は日本が好きなんだろうなって思った。

東南アジアの排気ガスの匂い、無駄に鳴り響くクラクションの音、蒸し暑いし、なぜかモップだけ持ってひたすら床を磨いている人とかもいる。

懐かしいと感じつつ、誰かに共有をしたい、一緒に感じたいと思った。だから、Instagramのストーリーにシェアをした。
多分友達と体験を共有するのが好きなんだろうな自分。

そういえば大学生の時に、ベトナムに一人旅をした。
一人でいることが辛くなり、早く帰りたいと思ってた。
でも日本の友達には、楽しかった経験だったり一人で行ってやったぜ感だけを抽出して、寂しさを認めすぎないでいた気がする。
寂しいを受け入れて、もっと友達にありがとうとか最高とか伝えるようになる、みたいになれればよかったな。

空港でピックアップバスの場所を探したけれど、全然わかんない。
焦った。
インフォメーションに聞いても全然見当違いな所案内しているだろうなって思った。(実際全然違った)

汗をかきながらひたすら彷徨って、ピックアップの人にLINEで連絡した。
元々もらっていた資料には、到着の飛行機会社によって3つのピックアップ場所が書いてあって、自分の飛行機の場所だと思ってたけど、違ったらしい。
それはわからんわって思ったけど、場所がわかった安心感の方が大きかった。
よかった〜。

ピックアップの場所には、何人か日本人ぽい人もいたけど、飛行機の疲れと、学校が違ったらもう会わないしな〜っていうめんどくささ、車たちのうるささでコミュニケーションをとることをサボった。

結局ピックアップのバスの出発は1時間半も遅れた。笑
お腹も空いたけど、換金もしていないし何も買えなかった。
バンみたいなバスで拾われて、クラッカーと水がもらえた。
まじで嬉しかった。

ピックアップバスが進み、一人の女性の方が「日本人の方ですか」と声をかけてくれた。学校だったり、滞在期間だったり、たわいもない会話をする中で、マニラからバギオまでは6時間ぐらいかかるって聞いた。
絶望。現在21時前。
4~5時間かかることは聞いていたけど、6時間か。。。

インターネットも繋ぐことができず、場所もボヤッと「バギオ」ってことしかわからないまま、ひたすら真夜中を進む。

バンはめちゃくちゃ飛ばしていた。
多分高速だけど、常に120km/hぐらいは出てたとおもう。
途中ETCっぽいところを通ったけど、変だった。
ETCなのに、窓口で現金を渡す。
この光景を見て、日本すげえって思った。
車に搭載された機器を感知して、車がどこから来たのか判明して、お金が自動的に請求されて、ってめっちゃすごい。
それと同時に、フィリピンの現金社会なところを見た。
話には聞いていたけど、ETCでも現金なのね、ってなったら自分が生活する中でカードを使える機会ってほぼないだろうなって察した。

案の定途中で止まったSAみたいなところにあったセブンイレブン(フィリピンにはめっちゃセブンあるってこと知ってた笑)でも、cash onlyだった。
お腹はクラッカーで満たし、また車に乗り、走り出した。

いつの間にか寝てて、起きたら山を登っていた。
バギオという街は山の上にあるって聞いていたから、もうすぐかもって思ったけど、まだ4時間しか経っていなかった。長すぎ。
まじかって思ったけど、先ほど話していた日本人の方の学校に到着した。
寝ぼけならが車に揺られていると、いつの間にか到着した。
時刻は0:30。
4時間半で到着した。
めっちゃ嬉しかった。

学校に到着すると、電気は全部消えていた。
セキュリティの人から次の日のオリエンテーションの案内を渡されて、部屋に案内される。
とりあえず部屋に入ったものの、みんなすでに寝ている。
電気も付けられず、まじかって思ったし、オリエンテーションの紙にも、次の日は7:20から朝食って書いてあってさらにまじかって思った。

ただ、とりあえず到着した。よかった。
学校のWi-Fiを繋ぎ、見送りにきてくれた同期だったり、家族に「到着したよ」LINEだけ入れておいた。
ふうぅぅぅぅぅ〜〜〜
っと一息ついて自分の机に座っていると、一人のルームメイトを起こしてしまった。

sorryと謝ると、welcomeと迎えてくれて、机の電気を付けてくれた。
さらに、シャワーは浴びたか聞かれて、i wanto do と伝えると、シャワーの使い方を教えてくれた。
彼は台湾の方で、トイレだったりも教えてくれた。
めっちゃ優しい。
よかった。
留学の部屋は4人部屋で申し込んでたから、ルームメイトがどんな人か心配だったけど親切そうな方が一緒で安心した。

とりあえず1時ぐらいだったからシャワーに入ろうとしたら、扉が開かない。
まじか、と思ったけど、また彼が助けてくれた。
まじで、神。
また明日の朝、ちゃんとお礼を言おうと決めた。

海外に来るとシャワーを浴びるのにも、少しめんどくさい。
持ってきたシャンプー・トリートメント・ボディソープ・洗顔を出して、タオルとパジャマとパンツを用意して、シャワーの時のビーサンを出して。
って、とっても大変。
ほんと定住って楽だよね。

シャワーはちゃんとお湯が出て、沁みた。
まじで最高。
ああ、来たんだなあってしみじみ感じる。
これから一人で生きないとなあ。

とりあえず寝た方が良いと思って、充電器だったり、最低限の寝る準備だけしてベッドへ。
ベッド、最高。
そして、この部屋はカーテンがついてて個人スペースっぽくなってるから、なお良い。

iPhoneの灯りを頼って、オリエンテーションの紙を漁る。
明日のスケジュールと必要なものだけ把握。
毎日のルーティーンの日記をつけて、1:30。
明日は6:50には起きようと思って、アラームをセットした。


目を瞑って、改めて来たんだなって思った。
フィリピンの留学に行ってから、ニュージーランドにワーホリに行きますって言い始めてどれぐらい経っただろう。
去年の4月ぐらいから本格的に留学とワーホリを視野に入れて行動しつつ、全然自分ごとにできていなかった。
いつの間にかフィリピンに来てしまっているし、日本からも離れている。
心と行動がちゃんと伴っているか不安は大いにある。
でも、わざわざ強がろうとしていない。
不安もあるし、心配事もたくさんある。
今年に入ってからは特に早かった。
たくさんの人を心配させたし、不安にさせてた。
明確にどうするか確立されていないライフプランの中で、この選択をした。
後悔はゼロではないけど、よかったとも思っている。
この選択をしたことで、見えていなかったことが見えるようになった。
自分が他の人に対して蓋をしていることも、無理によく見せようとすることも、言い訳が多くて目の前のことに対してすらも頑張りきれないことも、わかった。
全然自分は特別な人間なんかじゃなくて、普通の人間だって思おうとしなくても思える。
ネガティブになったわけではなくて、まずは自分自身裸の自分との対話が大事なんじゃないかとわかった。
そのための、選択肢したこの時間。
考えてる風になんなくて良いし、行動している風にもしない。
目先のことに自分の期待や希望なんかがあるわけじゃなく、俺は俺で良いんだと。

でも、相手が大切な場面もある。
今回の日本からの”別れ”で気付いたけど、繋がりが自分の中で泣きそうになる程愛おしいとわかった。
家族に頑張れって伝えられるだけで泣きそうになるし、友達とハグをするだけで泣きそうになる。彼女を残して行ってしまうだけで泣きそうになるし、同期のみんなと焚き火するだけで泣きそうになる。
誰かと繋がって自分が存在できていたことに本当に感謝だし、自分にとっての誰かがいることがありがたいことなんだろうな。
発信もみんなが知りたいとか、聞きたいとか言ってくれるからできるし、
発信の反応をしてくれるから安心できる。
改めて、一人では生きていけないな自分って本当に思った。
日本に帰ってきた時には、全員に対して、いつもありがとうと伝えたいな。


ここまで読んでくれた方も
本当にいつもありがとうございます。
とりあえず8週間のフィリピン留学頑張ります。






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