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車中泊生活のはじまり/NZワーホリ🇳🇿【16週目】

 どうもニュージーランドでワーキングホリデーをしているのすけです。先日まで友達と北島を旅していて、その後新しい仕事が始まったのでその様子を振り返っていきたいなと思います。


3週間の季節労働

Rotoruaから6時間。
Kerikeriという、Aucklandよりも更に北の地域にある街に移動した。

backpackerbordという求人情報掲示板で見つけた仕事には、Rotoruaから出発する前日に申し込みをして、次の日の朝に返事があり、働くことが決まった。

申し込みをしてから、返事をくれたメールの文面も丁寧で、
仕事内容や宿泊施設の案内、給料の支払われ方に関してまで記載して連絡をくれた。
更に、わざわざSMSチャットへもメールをチェックして下さいと連絡をくれたこともあって、信頼することができた。

実は、その仕事の申し込みをする前に、Facebookを通じて別の仕事は決まっていた。
ではなぜ別の求人に応募したかというと、
決まっていた仕事には宿の用意はないにも関わらず、その地域で住める家がとても少なそうだってことが判明し、暮らす家がない問題に直面していたためだった。

加えて、信頼できる仕事先なのか疑問があった。
Facebookを通じて申し込みをし、messenger上で働けることは確定していたものの、パスポートやVISAなど働くために必要なこちらからの情報を一切求められなかった。また、Rotoruaを出る前日が仕事開始の2日前にも関わらず、詳細についての連絡も全くなかった。
開始日時だけはこちらから聞いていたものの、集合する場所や必要なものなどはわからず、ちゃんとした職場か疑問に思い、あまり行く気が起きていなかった。

実際、仕事開始日になっても特に連絡はなく、ああここで働かなくてよかったなと一安心していた。悪徳のファームとかはこういう感じなのかな。

新しい仕事の話に戻る。
仕事内容は、キウイフルーツの花の芽引き、Flower Thinningという仕事。夏に花を咲かせてその後実をつけるキウイの芽引き作業である。
期間は3週間前後と限定的で、限定的であるが故にお給料もそれなりに良い。時給24NZ$に8%のホリデーペイが加算され、ほぼ26NZ$(2280円ほど)が時給である。

丁度冬の仕事のお給料を使って北島旅をして、
少しお金を使ってしまっていたので、お金を貯めるには丁度よかった。
1日8h・週6で働き、宿も用意してくれる。

12日に仕事の説明会があるので行ったが、
Seekaというキウイフルーツを扱う超大手企業のファームだった。
だから色々と手厚くサポートしてくれていたんかなと少し納得した。

車中泊の経緯

仕事の説明会後、用意してくれた宿に行く。
宿はモーテルの部屋をドイツ人の若者2人とシェアする形だった。

宿に着いたものの寂れた古いモーテルで
受付も古く、建物も所々ガタが来ているような感じだった。

受付で鍵をもらい、部屋に行く。
部屋を開けると、湿気でカビが生えているような籠った匂い。
日陰に位置しているこの部屋には陽が差し込まなさそう。
3人暮らすには狭すぎる各設備。
キッチンもコンロが汚れていて、鍋やフライパンの用意もほぼない。
もちろん皿やコップなどもない。
トイレやシャワー室はあるものの、トイレットペーパーも用意されていない。

おいおい、と思い、とりあえずWi-Fiを繋ごうとするものの、パスワードが部屋にないことに気づき受付でパスワードの紙をもらう。
繋ごうとするものの、パスワードが違うと表示され、繋げられない。
他の回線でも試すものの、繋がらない。
それもそのはずで、その紙に書かれていたのがただのWi-Fiの名前でしかなかったからである。
そんなことある?って思って、呆れて笑った。

あ〜無理だなと思ってから、即効動いた。
まず近くのホリデーパークを探し、とりあえず行ってみた。
キャビンタイプの部屋がないか受付で聞いたものの、やはり他の利用者で埋まってしまっているから、長期で泊まることは出来ないと。
やべえどうするか〜って困っていたら、
受付の方がキャンプサイトなら週175NZ$で泊まれるよと言ってくれた。
キャンプサイトは名前の通りで、家はなく、テントを建ててそこで寝泊まりするか、自分の車の中で泊まるかできる。
ちなみに、会社が用意してくれたモーテルは一人当たり週165NZ$で、そんなに変わんない。

車中泊かー、どうするか〜って悩んでたら、
「あなたはSeekaの労働者?」って聞いてくれて、そうだと言ったら、
Seekaに直接電話してくれた。
キャビンに他のSeekaの労働者も泊まる予定らしく、そこをズラせないか聞いてくれていた。
めっちゃ優しい。
しかし、Seeka側もたくさんの季節労働者を、一気に色んなファームで雇うため移動することは難しいらしく、やはりキャビンに泊まることは難しそうだった。

一度説明会を受けたSeekaに行き、宿の契約は破棄をして、自分で探して自分で払いますとマネージャーと話をした。
その時点で、モーテルからは出て、車中泊をしようと決めた。

理由は、車中泊という経験をしてみようと思ったから。
3週間という決められた期間であるからこそ、終わりが見えてチャレンジしやすいなということも後押しした。
元々NZにいる間にどこかで車中泊をするだろうなというイメージがあったから、後部座席を全て倒せる車を購入したし、ネガティブな決断ではなかった。

無事にホリデーパークへ再び戻り、ひとまず1週間の料金を支払って、車中泊することが決まった。
いや〜一安心。

ホリデーパークでは、基本的な設備が全て共用となっている。
シャワーやトイレ、キッチンやランドリーも整っているところがほとんどだと思う。
ちなみに、おれの泊まっている「Bay of Island Holiday Park」でも全て整っている。もちろんWi-Fiも完備されている。

しかも、それらの共用設備はとても綺麗に使われていて、調理器具も十分整っている。
シャワー室には、棚もフックもあるし、文句なし。
実は、今まで色んなホリデーパークに泊まってきたが、
設備の完備や綺麗さは、ホリデーパークによって様々。
ここは比較的綺麗で、整っているし、人も少なくて、Wi-Fiも通っている。
暮らすにはあまりストレスなく過ごせそうで安心した。

そんなホリデーパークで、これから3週間は車中泊して過ごすことになりそう。初日は、自分の持っている布団セットでなんとか寝たものの、マットレスっぽいものがなく、床の硬さがネックだった。
そこで、キャンプ用のマットレスを購入し、受付でブランケットを貸してもらい、なんとかなるレベルまで寝具を整えることができた。

今後は寒さ・暑さ対策や覗き見防止の観点から、カーテン的なものを整備していきたいなと思っている。利用者も少なくて、凍えるほどの寒さもないので、まだ大丈夫だと勝手に思ってるから、後回しになりそうだけど。

ただ、やっぱり車で寝ることは身体にはあんまり良くないかなって思っているから、もし本当に体調が悪くなったりとか、不調が改善しないとかなったら、移動して宿に泊まろうかなと思っている。

とりあえず3週間、一旦やり切ることを目標に生きていこうと思う。


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