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Oamaruに溶け合う/NZワーホリ🇳🇿【35週目】

どうもニュージーランドでワーキングホリデーをしているのすけです。2月は上旬と下旬に旅をする予定で、その間の期間はOamaruという街でホームステイをしていました。とっても素敵だったその様子を振り返ります。

楽しませる家庭

気さくで優しいご夫婦と
天真爛漫でよく話しかけてくれる2人の子ども。

その中に自分が入る経験は
一家庭をモニタリングしているような感覚もあって、
子育てって大変だなあとかよく感じていた。

その中で、子どもに対する考え方が素敵だった。
なんでも好きだと思ったこととか、
やりたいって思ったことを、
やらせて楽しんでもらうって方針。

お化粧したいって言ったらしてあげるし、
可愛い髪型にしたいって言ったら結んだり、ウィッグ付けたりするし、
車が好きだったら車のおもちゃで遊んであげるし。

子どもだからとか、
他にもたくさんあるからとか、
きまりがあるから、
とか大人の事情で子どもの好きとか好奇心を制限せず、
解放してそれを許す姿勢がめっちゃ良いなって思った。

だからこそ、
逆も然りで、
相手のことを意地悪しようとしようとする時や、
ダメなことをした時は、
きちんと叱る。
それが、良いことと悪いことを自分で考えるチカラにもなるんじゃないのかなって思った。

そして、それは子どもだけでなく
ご夫婦もそう。

趣味の釣りやゴルフをやる時間を取っているし、
好きな美容師のお仕事の時間も取っている。

親がそうやって好きなことをする時間を取っているのも、子どもにとって良いんだろうなって思っていた。

ホームステイを受け入れる良い点

今回ホームステイをするゲスト側として
お家の中に入っていたが、
ホスト側から見てホームステイを受け入れる良い点を聞いた。

ポイントは大きく3つ。

一つは、
子どもが社交的に育ってきていること。

ゲストが来て、出て行ってを繰り返すが、
家族ではない別の人が一緒の家に住むということで
第三者との関わりが増える。

新しい人と交流をして、
挨拶ができるようになって、
一緒にコミュニケーションを取るようになって、
いち家族のように接してくれるようになる。

割と日本人の核家族家庭って
自分の家族はあるが、あとはよその事。
みたいに明確に家族と家族とを線引きする傾向がある気がしているが、その線がだいぶ曖昧な感覚で育っているような印象を受ける。

まあまだまだ全然子どもだし、
分かんないけど、
自分が小さい時に誰に対しても挨拶をできたか、ハグすることができたか、って言われるとできてなかったんじゃないかと思う。

二つ目は、
子どもがバイリンガルに育っていること。

ニュージーランドで住んでいると、
幼稚園や学校は当たり前だが全て英語。

ニュージーランドで生まれて育っていくと、
日本語に触れる機会の方が少なく、
日本語を上手く扱えないことになりかねない。

しかし、ここの子どもたちは
日本語も英語も扱えていた。

理由は、家の中では日本語の環境にしていて、
会話も全て日本語で行っている。
その中で、奥さんの日本語だけではなく、
ホームステイで来る日本人ともコミュニケーションを取るようにしている。

そうすることで、
日常会話をコミュニケーションから実践的に学ぶし、
色んな人のボキャブラリーに触れられる。

三つ目は、
20代ぐらいの若者世代との関わりができること。

これは日本でも言えることかもしれないが、
自分と同年代との関わりがほとんどになってしまい、
それ以外の人の世代との関わりが随分と少ない気がする。

特におれも30代になったら、
20代・10代の人との関わりもないし、
上の人たちもそう、
自分と同じ年代しか関わりが無くなってたりする。

そこでホームステイとして受け入れることで、
様々な背景を持った若者世代との関わりが増え、
色んな価値観や考え方に触れることができるようになる。


おれも将来、ホームステイの受け入れとか、
そういうのやってみても良いかもな〜って思えた。

NZに溶け合った感覚

今回、
NZに住む家族と一緒に住むことで、
なんかようやく帰る場所みたいな温かさを感じた。

今までもフラットに住んだし、
WWOOFやWorkawayで現地の方のお家に行った。

でもなんか、ずっとゲスト感を感じてたし、
自分もふわふわと、中まで入り込めている感じはなく、
あくまでもひとりで住む、住み込む、
って感じだった気がする。

しかし、
家族とお話しして、子どもたちと遊んで、猫を撫でて、
「おかえり」「ただいま」「いってきます」「いってらっしゃい」を当たり前に言い合える空間に入れたことで、
NZで自分が認められて、一員になったような感覚になった。

それはとても嬉しいことで、
ずっとなんとなくゲスト感を抱えていたのに
NZの中の1人になった気がした。

別にずっとそうなりたかったわけではないが、
ここに居て良い場所を見つけられた感があった。


たった11日間だけの滞在だったが、
とても居心地良く住みよい時間だったなと思う。

また次にいつ会えるのか、
どこかで会える機会があるのか、
わからないが、
わずかな時間かもしれないけど
一緒に過ごせてよかった。

諦めていたNZ南東部の観光も少しできたのもよかった。
この選択をして良かったし、こうやって思える時間を過ごさせてもらったご家族に会えてよかった。


moeraki beach
shag point
たくさんのオットセイ
harbour street
少しレトロな街並み
elephant rocks


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