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【CL滋賀】録画卓の思考開示 【カビゴンLO】

◾︎はじめに

Kちゃんです。
今回はCL滋賀(200人規模自主大会)でベスト8に入ることができたカビゴンLOの記事を書かせていただきます。環境の変わり目かつオフシーズンであるため参考になる方は限られるかもしれませんが、拡散やスキを押していただけると今後の励みになります。
また、本記事はデッキ紹介がメインではなくタイトルにもある通り、準々決勝でのサイトウコウセイ選手との録画卓の思考を言語化しようと考えています。こちらが動画URLです。(快く掲載の許可を頂きました。ホドホドさん、ありがとうございます🙏)

以下常態

◾︎使用デッキ

kf5VdF-kXUC2u-FdVVk5

一般的なリストと近いため、採用理由に関しては省略。DMにて連絡があれば追記する可能性あり。

◾︎当日のマッチアップ

1.後 ボムリザ ⭕️
2.後 サフゴヤバソチャ ⭕️
3.後 ボムリザ ⭕️
4.後 ルギア ⭕️
5.後 古代ウィニー ⭕️
6.後 古代ウィニー ⭕️
7.後 ルギア ❌
6-1 予選3位通過

T1.後 レジドラゴ ⭕️
T2.先 ボムリザ(サイトウ選手) ❌

◾︎前提として

トーナメントルールが適用されるため、手馴れているプレイヤーは常識的な範囲でのスロープレイでゲームを進めることが定石であり、こちらはサイドを4枚取られることが敗北条件となる。一方で時間切れ両負けが存在しないため、4枚以上取られなければ相手ターン開始時のドローのみで勝つことができると認識している。
そのため、カビゴンで縛って勝つプランを追いにくく、ミミッキュと闘オーガポンによるダメージ無効で勝つプランを追うことになる。

このプランを通す上で障害となるのが、ヨノワールの存在である。ヨノワール+マキシマムベルトヒトカゲで闘オーガポンが倒され、釣竿からヨノワールを使い回すことでミミッキュが倒されるため、早期から盤面に出すことは望ましくない
また、闘オーガポンに対するダメージソースがヒトカゲしか無くなったタイミングでハンディサーキュレーターを付けることで、相手の技を打てる回数が有限になり勝つことができる。
総じて、ヨノワールの使用回数をどこまで少なくできるかという視点でゲームを進めていくこととなる。

◾︎1ターン目

現環境のカビゴンは後1種切れによって負けるリスクをできるだけ減らす為に基本的には後手を選択するが、今回はお互いに対面を知っていたため先手を選択した。
相手のスタートがヒトカゲであるため、アグロプランでサイドを取りきられる可能性を考えてミミッキュを先置き。こちらがサバイブギプス採用であるため、最初のボムをミミッキュに誘ってロトムを生かせたらラッキーくらいに考えていた。イーユイは使わないので圧縮のために炎エネを付けてターンを返す。

◾︎2ターン目

縛ることで直接勝つプランは追っていないが、それにより得られるターンや相手のリソース消費が大きいため、ペパーから笛を選択。
初手は飴を抱えている可能性が高いためビワがあればそちらを優先して使っていた。(実際に飴ピジョが揃っていたので打ちたかった。)
こだわりベルト+ボスでロトムを取られると面白くないのでギプスを付けてターンを返す。

◾︎3ターン目

マッハサーチによるリザード進化の際にハイパーボールを経由していないため、手札にエリカで呼ばれると困るポケモンが居ないことは分かっていたが、他に打つサポが無く今後も打つタイミングが無さそうなエリカを渋々使用。
相手のハンドを確認し、そろそろ引けるであろうビワを使うタイミングを見極めようと考えていた。このゲームの鍵となる釣竿が見えたので、ビワを警戒して次ターンはナンジャモを打たれることが予想できる。ハンドから消費できる札を探し、神殿を貼ってターンを返す。

この返しでしっかりナンジャモを打たれたので、サイトウ選手もヨノワールを大事に使おうと意識していることが読み取れる。尚更、闘オーガポンを雑に置けない状況に。

◾︎4ターン目

笛で輝くリザードンがヒット、盤面にヨマワルが2面並ぶ前に埋め切ることを目的としているので、当然ヨマワルは山札に流す。

ゴージャスマントのサイド落ちを把握済のため、ハンディサーキュレーターをミミッキュに付けてリザードでのビートプランを抑制。
ナンジャモで山下にビワが帰っていないため、ビワを拾って打つ気満々でポケギアを使用。そのままビワを使用し釣竿1枚目を燃やす。飴か手帳を燃やせたら嬉しいと思っていたので、釣竿ヒットはかなり大きい。これまで一切表情を崩さなかったサイトウ選手も少し嫌そうな顔をしていたことが記憶に残っている。リザードン側であるにも関わらず、釣竿がゲームの鍵となっている事をカビゴン側と同等に理解しているサイトウ選手のレベルの高さに思わず口角が緩む。

◾︎5ターン目

ハンド状況的に次ターンのヨノワール進化が確定したので2ターン分のドロー次第ではゲームが動く可能性があり、時間を稼ぐために輝くリザードンを釣り出す。ドローの要求値が高いためここはシマボシで笛を戻す択もあったが、クセロシキがハンドにあったのでターンを先延ばしにする価値が高いと判断。

◾︎6ターン目

笛でヒトカゲ。盤面にヒトカゲがいる状況は弱くないため一瞬迷ったが、2体目のヨマワルを出させない方が勝つと考え盤面へ。
その直後にサイトウ選手からトラッシュの笛の枚数を確認され、ヨマワルを封じようとするこちらの考えが透けていることを確信。バレている以上隠す必要も無いので堂々とシマボシで笛を戻す。(ここはマッハサーチでヨマワルを出すことができるため、相手を信じるなら笛1で圧をかけてビワ1を戻すのが正解である。ムズすぎ。)

◾︎7ターン目

手帳→ギアでビワorシマボシを探しに行ったがどちらもヒットせず。
クセロシキを打つ前に公開情報からハンドを推測する。4ターン目のビワによりポッポ、ヨノワール、ナンジャモ、輝くリザードンが透けていて、そこから3ターン分のマッハサーチとドローが合わさった状況である。また、4ターン目のマッハサーチがサマヨールであること、6ターン目のトップがネストボールであり、マッハサーチがフトゥーであることは手札に加えてからの動きで確認している。手札が整っていないのにも関わらずフトゥーを使うとは考えにくいので、4.5ターン目のトップが強い可能性が高い(カウンターキャッチャーとリザードンex、ロストスイーパーのうち2枚が揃っている)と推測した。その場合、ナンジャモとヨノワールを含めて強い札を計4枚以上抱えていることになるので、打つ価値があると判断しクセロシキを宣言した。
(このタイミングでヨノワールが捨てられたため、次ターンはナンジャモを打ちながらロトムを倒す動きが予想できる。そのためこのタイミングで闘オーガポンをネストボールから出す択が存在した。)

ナンジャモを打たれてから闘オーガポンを出す択が存在していたことに気づき、ハンドを流す前にネストボールを持っていたかどうか思わず確認している。哀れである。
(ナンジャモの返しでボタンが当たり札になることを考えると出した方が良い。※もしその場合に相手がロトムを倒すプランを取るかどうかは定かではないが。)

◾︎8ターン目

ミスを認めてペパーで闘オーガポンを出すことも頭を過ぎったが、ボムをミミッキュに当てられると返しにボタンでカビゴンを回収出来なかった場合にボスから4枚目のサイドを取られてしまう。ハンドにボタンが無かった以上、次のドローでボタンを引くより相手の2枚目の釣竿を落とす方が期待値が高いと判断しビワを宣言。飴ハイボを落とせたのでなんとかゲームは続くと思ったが、ネオラント封印石が揃っているため飴のサイド落ちがなければヨノワールが完成することが分かる。
(仮に前のターンにオーガポンを置いていた場合、ペパーからカウンターキャッチャーでピジョットexを縛る動きになったが、結果的にどのプランでもトップボタン要求であるため勝敗には影響せず。)
ここで2体目のカビゴンを出せばゲーム自体は続くが、冒頭でも述べた通り相手の勝利条件はサイドを4枚取ることなのでサイド落ちに掛けるしかない状況である。次が相手のリーサルターンであることがバレないように祈りながらターンを返す。

流石にバレた。

◾︎おわりに

以上となります。今回は録画卓の思考開示ということで、普段何を考えながらプレイしているかを言語化して振り返る記事でした。
カビゴンLOというデッキはその性質上からとにかく裏を縛るだけに思われがちですが、相手のプレイ順や表情などから適切なカードを使う難しい一面もあります。ビワや野盗で重要なカードを抜かれただけと感じた際も、それが本当に運の要素であったのか、どこかでその確率が高くなる要素が含まれていなかったかを再考することで勝率は高くなると考えます。

繰り返しにはなりますが、記事執筆のモチベーションになるためnote内機能のスキや、TwitterでのいいねRT、引用RTによる意見もお待ちしております!もし何か質問や感想があれば@K720_ までお願いします。
ここまで読んで頂きありがとうございました!



現代ポケカ、難しすぎる〜〜


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