敵を味方に（リフレーミング）

こんばんは、デジタルアート第7弾です。

今回はレタリング（文字）に挑戦。もともと字があまり上手でない私でもデジタルだと面白い表現ができます！

漢字のテキストの固い表現に、手書きのアルファベットの少し柔らかいイメージが合わさって良い雰囲気が出せていると思います。

アートテーマについて

「敵を味方に」という言葉をテーマにしてみました。

「この人はやりにくいな」とか「この人と一緒に組むのは嫌だな」と感じることは、少なからず誰にでもあると思います。

もしかしたら、「この人は私のことが嫌いなんじゃないか？」とすら思うこともあるかもしれません。

明らかに「敵」に見える相手や、なんとなく「敵側」っぽいなと感じる相手と一緒に過ごしたり仕事をしなければならない場合、気持ちが常にモヤッとしたり、物事に集中し辛くなったりして、自身の中で悪循環が生まれてしまうことがあります。

こんな状況からなかなか抜け出せないと、本当に辛いですよね。

そんな時、どうすると良いか。

私が実践している方法は「プレイロール」というテクニックです。

例えば、苦手な相手を目の前にしたとき、「こんな時に理想的な対応が取れる人ってどんな人だろう」と考えてみます。

思い浮かべるのは、仕事の先輩でも、とても信頼している友人でも、ドラマに登場する熱血な学校の先生でも、アニメの主人公でも、歴史上の人物や、プロスポーツ選手でも大丈夫です。

それで「もしその人だったらそんな時どんな対応をするだろう」とシーンを思い浮かべてみます。

そして、実際に自分がその状況に置かれたときには、自分がイメージしたその人を演じるかのように対応してみます。

最初は勇気が要るかもしれませんが、自分の理想としている人と同じ対応がとれたとき、きっとそんな自分自身のことを「イイな」と感じることができるはずです。

そして、そもそも、私自身そうでしたが、嫌な相手を目の前にした時に理想の対応ができる人というのは、きっと「相手の嫌な発言や行動をいちいち気にしない、私は私。」という感覚をもって感情振り回されずに対応できる人をイメージするのではないでしょうか。

そうやってニュートラルに相手に対応していくと、不思議と相手もこちらに自然な対応をするように変わっていきます。（嫌な意識が薄れていきます。）

まさに鏡のようなものですね。自分がなんとなく苦手だなとか、嫌だなと感じているなら、きっと相手も少なからず同じような感情をこちらに対して抱いているものなんだと思います。ですので、こちらが変わることで相手も自然と変わっていきます。

自分の苦手な相手に対してこれを続けていくと、次第に自分の周りから「敵」がいなくなっていきます。そして次第に「味方」が増えていきます。まさにそうなれたら「無敵」ですよね。

描き方について

今回もiPad ProとApple PencilでProcreateのアプリで描いています。

漢字の「敵を味方に」の間を縫うように「Change My Mindset」の文字を入れてみました。このアルファベットの部分はあえて手書きにし、レイヤーやマスク機能を使ってマーブルカラーを出しています。

レタリングのテクニックはいつもお世話になっているamity_senseiの動画を参考にしています。マスクを使ったテクニックに慣れると、もっと様々なシーンでデジタルならではの表現ができるようになります。

絵のポイントまとめ

今回の絵を描く際に使用した機能・ブラシなどをまとめています。「私も描いてみたい！」という方はぜひご参考にどうぞ！

マスク機能を使う部分がありますが、ぜひ使い慣れていろんなシーンで応用してみてください。

◆漢字

テキストとして入れています。
フォントは滑らかなアルファベットとコントラストが出るように太めのキチッとしたものを選んでいます。

「敵を味方に」の文字にはオレンジ色の文字の上に「ノイズブラシ」で濃いオレンジの色を載せています。

一文字おきにレイヤーを切り取り「敵　味　に」と「　を　方　」の2つに分けて、その間にアルファベットのレイヤーを入れいています。

◆アルファベット（マーブルカラー）

「ソフトブラシ」で様々な色を塗ったレイヤーに「ぼかし」の設定でマーブルカラーを作ります。このレイヤーに「マスク」をかけて、その上に文字を書いていきます。（「マスク」では黒で塗った部分は非表示、白で塗った部分は表示になるので、一旦すべて黒で塗り、その上から白で書いていきます。）

最後に

最後まで読んでくれてありがとうございます！

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