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『愚痴』の上手な聞き方!『上司、部下、友達』の愚痴ってどうすればいいの!?

職場の飲み会の席で部下が愚痴を言っていたり、友達が相談をはじめたと思ったらほとんどが人間関係の愚痴であったり、そんなときってどうしていますか?

自分も一緒になって職場の愚痴を言ったり、その人の言い分が間違っているから正してあげようと思って意見を伝えたり、とにかく黙って延々と愚痴を聞き続けたり。

正直、どうするのが正解か悩んだりすることってありますよね?

今日は心理学コミュニケーションを使って、こんなときにどう対応するのが一番良いのか、その方法をお伝えしようと思います。

3分で読めます♪

<愚痴は『認める』をしてあげよう!>

こんにちは、心理学コミュニケーション講師の『いからず』です。

心理学的に、相手の愚痴への最もおすすめな対応は『認める』をしてあげることです。

「え!?相手の愚痴に賛同するのが一番いいの?」と思われる方もいるかもしれませんが、賛同や同調とは違います

どういうことかというと、例えば部下のAさんが

「同僚のBさんがこの前こんなミスをしてさ、Bさんはいつも本当に仕事がいいかげんで、こっちまで迷惑かけられるから、本当に嫌になっちゃうよ。」

と話していたとします。そこで、

「本当にそうだよね、Bさんは仕事がいいかげんだから本当に迷惑だよね。」

と言葉を返してしまうのが賛同や同調です。

でも、これをしてしまうと、Aさんからは自分と同じように思ってくれているんだという安心感にはなるかもしれませんが、一方でBさんへの非難を一緒にしてしまうことになり、気持ち的にも心苦しかったり、Aさんや他の方を通してBさんを非難していることがBさんや周囲に伝わってしまった場合に自分自身の信頼を下げてしまいます。もっと言えば、Aさんにしてみても、「もしかしたらこの人は、私のいないところでは私のことを悪く行っているかもしれない」と思わせてしまうかもしれません。

<賛同・同調でなく『認める』>

ですので、賛同・同調ではなく、このように伝えます。

「Aさんは、Bさんの仕事の影響で嫌な思いをしているんだね。」

この伝え方が『認める』です。

賛同・同調とは異なり、この言い方だと、自分がBさんを非難していることにはなりません。あくまで、Aさんが嫌な思いをしているという事実を口にしているに過ぎません。そして、Aさんからしてみても、このような伝え方をしてくれると、「ちゃんと気持ちを聞いてもらえている」という安心感につながります。つまり、私にとってもAさんにとってもWin-Winの会話になります。

もちろん、延々と愚痴を聴き続けるのは大変ですし、明らかにAさんが捉え違いをしている部分があれば指摘してあげる必要があったりする場合もあるかもしれません。

そのような時も、基本的にはこの『認める』をしながら、いったん相手の話を受け入れてあげた上でアドバイスをしてあげると、相手にとってそのアドバイスも受け入れやすくなります

そしてこのような『認める』の会話を続けていくと、その分相手は心を許しやすくなり、それはそのまま信頼関係につながります。

ぜひ職場の上司、部下、友達の愚痴を聞く場合には、この『認める』をしてみてあげてください。間違いなくあなたへの信頼が高まり、信頼関係の築けたあなたからのアドバイスはきっと相手にとっても大きなプラスになります!

<今日のおまけ>

YouTubeの『いからずチャンネル』から、「気持ちの『モヤモヤ』『ザワザワ』をプラスにとらえる方法」をご紹介します♪

日常で誰にでも使える心理学・脳科学テクニックをお伝えしておりますので、モチベーションコントロールに興味のある方はこちらもご視聴ください♪


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