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1人より誰かと一緒に

OBP(Occupation Based Practice : 作業に根差した実践)を誰かと目指せる、学べる環境が欲しいし、いつかはそういう組織を目指したい。

就職してから半年間は最低限の業務を遂行するだけで精一杯だった。そこからどうやったら作業に焦点を当てられるか1人で勉強しては、トライアンドエラーの繰り返しだった。

昨年11月に東京で開催されたキャリア研修会では仲間づくりが大事だと感じた。作業療法士として第一線で活躍されている講師の先生方は、自分以外のOTと繋がり、ただ語り合うだけではない、互いに高め合えるwin-winな関係を築くことで様々なことに挑戦していた。

1人だけで頑張ろうとしても限界があるとこの頃から思い始め、医学モデル重視、ボトムアップ中心に慣れている組織でどうしたら作業に根差した実践ができるか、ちょっとずつ考え始めた。

「作業で結ぶマネジメント」を読んで、まずは周囲の人に事例報告をしようと思った。いきなり作業療法についての勉強会では確かにギャップがありすぎて、妙な空気が流れるのは容易に想像がつく。(こんな想像ができちゃう時点でちょっと悔しいけど!笑)

幸いにも周りの先輩、後輩には恵まれており、話を懸命に聞いてくださる優しい方々がいる。先週は、後輩に対して自分の事例報告したら、いっぱい質問してくれて、急性期のOBPではどんな声かけや、対象者を観る視点が大切なのかをディスカッションできた。

そんなこんなでOBP実現のために動き出したADOCアプリ版導入の件も無事に通り、評価として用いることができる日が近づいている。

上司から来月の会議で「ADOC の使い方と作業療法の専門性や理論について話して欲しい」と声をかけていただいた。この瞬間とにかく嬉しくて、胸が滾る感じがした。(ハイキューでいうところのこみ上げてくるグワァってなにか!)

経験年数なんて関係ないと思いたいけど、2年目の私が作業療法とは?を話したところで、他の上司はなるほどね〜とまでもならないかもしれない。不安もあるけど、やってみないことには始まらないので、自分自身で更に学び、伝えるための準備をしていきたい。

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