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好きだなと思った言葉

アイドルの言葉にハッとさせられることが最近多い。SixTONESの松村北斗さんのインタビュー読んでいると思わずメモしたくなる言葉が沢山だった。作業療法士として働いている私が、インタビューを読んで思ったことを記録する。

*アイドルとして必要なこと

人の評価を聞き、自分の足りている部分と足りていない部分を理解した上で、今の自分に自信を持って見せていく。

出典元: anan No.2237/取材•文 重信綾/マガジンハウス

どの職業でも言えると思うし、凄く刺さる。第三者の意見をもらい、自分のできている部分とそうでない部分を把握するのは勿論大事なこと。ポイントは「足りない部分を埋める」という考えよりも、できている部分とそうでない部分を把握した上で、自分のできている部分を活かす/自分に自信を持つということ。自分の強みを作りたいし、伸ばしたいな〜。

*将来の目標

何年後もああいう作品がやりたい、こういうお芝居がしたいって思い続けて、でもうまくできなくて落ち込んだりもしてるような人でいたい。そういう気持ちがなくなったら、多分楽しくなくなっちゃうんだろうなって思うから。

出典元: non-no3月号/取材•文 吉川由希子/集英社

私が仕事上大切にしたいなと思っていることが、見事に分かりやすく言語化されていた。「落ち込んだりもしているような人でいたい」という言葉が全くマイナスな感じがしなくて、それがまた良い。絶望することは悪いことではないし、どう向き合うか次第で成長できる。そしてinteresting を大切にする。いつまでも忘れたくない考え方。

*仕事とプライベート

Q.オンとオフの1番の違いは? A.根本的に全部違う。仕事中の松村北斗は自分のものじゃないっていう感覚があるから。 

出典元: mini 3月号/text MIKA HOSOYA /宝島社

言っていることは極端な気もするけど、目指したい感覚はここかなとも思わせられる。

対象者と関係性を築くために、対象者の性格や価値観に合わせて、療法士のコミュニケーションや態度を変化させることは大切、というような話をよく聞いた。その点に関して気をつけているつもりだが、素の自分よりハイな態度になったり、反対に距離を置いて冷静な態度になったり等、対象者毎に自分の性格変わってない?!と感じる瞬間がある。

それでも〝対象者に合わせにいく感覚=対象者がどんな人かを考えて行動に移している〟ことになるので、完全に主観だが大きな失敗は感じていない。逆に気持ちに余裕がなくて、素の自分99%で介入してしまうと、そっけない態度をとってしまったなぁ、寄り添う姿勢からは程遠いなぁ、と後悔することも多い。オンとオフが根本的に違うというのは、ある意味プロとしての覚悟のようなものなのかなとも感じさせられる。

個別性の高い作業療法を提供する上では、自分変わらなきゃって思う瞬間が来るし、それが一種の責任を果たすことに繋がると思う。〝対象者の価値観に合わせる〟のは自分の課題だとつくづく思うし、自己の治療的利用に関しても勉強したいなと思っている。だからこそオフの時間は無理して変わろうとせず、素の自分を大切にしたい。

*大切な言葉

Q.大事にしている言葉は? A.おさなごごろ
昔から持っている感性を恥ずかしがりたくないなっていう思いがあって。 

出典元: non-no3月号/取材•文 吉川由希子/集英社

はい、この言葉良い。好きなものは好きと、良いものは良いと心から言える自分でいたいと本当に思う。空気の流れや第三者に合わせなきゃという思考で、自分の感性に嘘をついたと感じる瞬間って心地悪い。対象者を目の前にしている時間以外は、特にオフな時間は自分の感性に素直でいたいな、とより一層思った。

*最後に

雑誌、ラジオ、ドラマ等、出演しているメディアがかなり多いのでおうち時間が充実している。色んな媒体に触れる中で考え方や言葉が繊細で素敵だな〜と感じた。そして何よりも自分のグループの作品に、出演しているドラマや映画に誇りを持っているのが、ビシビシ伝わってきて、そういうところがかっこ良いなと感じる最近の趣味のお話でした。


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