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春が来た。

札幌にも、春が来た。

気温、まだ10℃くらいだけど。
昨日、少し雪降ったけど。

それでも、ずっと停まっている隣家の車が半分以上隠れるほどこんもりと積もっていた雪が解けて、雪の下で眠っていた雑草が、まだ枯れ草色ではあるけどお目見えしている。

朝、目が覚めてカーテンを開けたらちゃんと明るくて、夜通し18℃設定でつけているストーブのエコモードが発動して止まっているときもある。


それだけで、春じゃん。
道民わくわくじゃん。


昨年の今頃は、新コロさんが猛威を振るい始めたばかりで、得体の知れないウイルスにただ怯えていた。
家から1歩も出ない日が、半年以上続いた。

もともとちょっと肌の色が濃いめなわたしだけど、あまりにも外に出なかったので、ちょっとだけ色素が薄くなったような気がするような、しないような。しないな。

全然外に出ないことで、安全ではあったけど、気持ちは沈んでいったように思う。
家族とヘルパーさん以外、誰とも会わない、話さない日々。

もともと頻繁にお出かけする生活だったわけではないけど、それは自分が「行かない」と選択してのこと。

「行かない」のと「行けない」のは全っっっ然違う。


そんな、なんとなくもんやりした暮らしの中での楽しみは、時々、親友とLINE通話することだった。
文明の利器に感謝オブ感謝。


やっぱり、おひさまの恩恵は受けたほうがいい。
外の空気は、吸った方がいい。

1年経って、なんとなく、そう思った。


今年も、状況は昨年と変わりない。
むしろ、悪くなっているのかもしれない。
ウイルスに怯える気持ちも、ほとんど変わっていない。


でも、今年は、昨年より外に出ようと思う。
お出かけとか、そんなんじゃなくて。

我が家の庭とか、そういうところでいいんだ。

人工芝が敷かれた、少しぼこぼこした庭に出て、
電動車いすのタイヤやばーい!とか言いながら。

おひさまのあたたかさを受けて。
外の空気を、すーはーして。
そこで、ぼーっとしたり、旦那さんの勉強を手伝ったりして。

それだけでも、きっと気持ちはほかほかするに違いない。


明日からの週間予報によると、札幌はしばらく雨模様らしい。
でも、桜の開花予想日は来週の中頃だ。
そういう話を聞くだけで、わくわくする。

少し予想気温が高いと、無性に衣替えしたくなる。

「家族でいちばん寒がりなのに、やめなさい」

と、旦那さんに窘められる。
子どもか。いや子どもより悪いか。


楽しい春に、なるといいな。


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