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BLUE

2021年2~3月期、私の行く先には「青」があった。

この時期の写真は、「どこか陰鬱でモノクロームな冬から、カラフルな春への誘い」を感じさせるものだった。

「光」がよく行き渡り、先が見通せる。
素敵な春の予感である。

この時期の写真は、被写体にきっちりと太陽の「光」を当てた、晴れの日のものが多かった。

このとき「青」は、あくまで被写体を引き立てるための脇役に過ぎない。
一方で、「青」も、青単体では輝くことができない。

緑、赤、黄、白、黒...

彼らもまた、「青」を極立たせる脇役である。

撮影方法は基本に倣い、「光」に対して素直にシャッターを切った。
順光あるいは逆光の被写体を、"サニー16"に則って撮影した。

そう、「青」は「光」があって初めて色づく。

撮影地は、静岡県や島根県などばらばらである。
でも、写真を見るときは、一旦忘れて。

頭を空っぽにして、
「青」の美しさ、ものの美しさ、「光」の美しさを読む。

これら美しさの総体を表す言葉を「BLUE」と名付けた。

(14)(20)(30)(33)(34)
カメラ:Nikon F-801
フィルム:Kodak GOLD200
レンズ:Nikkor 35-70mm F3.3-4.5

それ以外のカット
カメラ:Canon EOSRP
レンズ:RF24-240mm F4-6.3 IS USM

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