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専門家の発言を鵜呑みにしてはいけません

専門家の言う事を私たちは信じます。
しかし、安易に信じてはいけないケースが多くあります。
それは何故でしょうか。

結論から言えば、
どの専門家も「しがらみ」があるからです。
しがらみとは主に「ビジネス」と「保身」です。

そのしがらみが、殆どの場合事実を歪曲する原因になっています。

大学の研究機関のように利益を追求しない様に見える所でも、研究予算を取る為とか、論文の評価を上げたい等の理由で、成果が出たと思わせる事をします。
結局、研究機関も、研究で生計を立てているわけですから、しがらみがあるわけです。

昔事件になったSTAP細胞の発見も、嘘をつくつもりが有る無しに関わらず、成果を出したい意志が働き、結果的に虚偽の報告になってしまったわけです。
STAP細胞という注目度の高いテーマと理化学研究所の論文という事もあり、真偽をめぐって大騒動になりましたが、これがそれほどのテーマでなければそのまま放置されるわけです。 つまり、論文でさえ信用できないものも沢山あるのです。

また、専門家を疑わなければいけない理由を別角度からみれば、
本来の目的と現実の目的が相反している事が挙げられます。

例えば、医者は患者の病気を治して健康にする仕事です。
しかし、もしその目的(目標)を達成して全ての人が健康になったら、医者の仕事はなくなってしまいます。 目標を達成してしまうと自分の首がしまるのです。 

目標は一番大事な事ではありますが、一方でビジネスにならなければ生きていけないと言う現実もあるわけです。つまり、お金を稼ぐ手段ですので、純粋に目標だけを追求するわけにはいかないのです。

この構図は殆どの物事に当てはまります。
壊れにくい製品を作れば、買い替えサイクルが長くなり売り上げが減ります。

つまり
目標に矛盾するもう一つの目標が隠れている事を忘れてはいけないのです。

ビジネスや保身を犠牲にしてまで真実を知らせようとする人は、何かの団体に属していない場合が多いです。 しかし、皮肉な事に、その団体に属していない事が信用されない原因になってしまうのです。

最後に、この意見は専門家を批判するものではありません。
ある程度は仕方がない事です。
私が言いたいのは、必ずこのような背景がある事を認識し、それを考慮して専門家の意見を聞いた方がいいですよ、という事です。





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