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「裏Logic」の方が大事

ロジックには表と裏が存在します。表のロジックとは、一般的な考え方であり、誰もが知っています。一方で、裏のロジックは、一般的な考え方とは異なる、人の心を深掘りした考え方です。一般論や正論だけで作った表ロジックに対抗するものです。そこを重視する事が重要な気がします。

例えば、ある製品の売上を上げるためには、品質を良くしたり、価格を下げたりするなどの一般的な考え方があります。しかし、裏のロジックとしては、高くても売れる商品もある、という考え方があります。これは、世の中には、高級品を求める人が一定数いるからです。

つまり、「正論・常識・あるべき姿」などという表のロジックだけで進むのではなく、その裏のロジックこそ考える余地があり、深掘りのきっかけを与えてくれるものなのです。裏のロジックを考えるためには、逆説を挙げることや、格言を参考にすることが効果的です。

例えば、「損して得とれ」「負けるが勝ち」「急がば回れ」
これらは、一般論と逆説ですが、結果的に上手くいくことを表しています。

「北風と太陽」これはイソップ寓話ですが、外力(風)で上着を脱がすのではなく、(日差しの熱で)自主的に脱ぐ様に導く話です。これは目的をストレートに考えるだけでなく、発想の転換が必要だという教訓を与えてくれます。

星の王子さまで有名な名言「大切なことは、目に見えない」も裏Logicの重要性に通ずるものです。見える化して、ロジックも完璧にしたつもりでも、大事な事を忘れているために上手くいかない事もあるのです。
手法やツールに踊らされているだけ、という事に気づくのも必要です。

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